認定情報技術者(個人認証)の運用開始
認定情報技術者(個人認証)の運用開始
2014年6月30日
一般社団法人情報処理学会
CITPは経済産業省の「ITスキル標準」が定義する情報技術者の7段階レベルに基づき、レベル4以上の上級技術者を対象としています。今回運用を開始するのは、レベル4の上級技術者の認証で、概要は以下のとおりです。
■申請者の条件
レベル4では、知識、技能、業務遂行能力を評価します。本制度では、情報処理技術者試験の高度試験によって、レベル4で必要とされる知識や技能を評価するため、高度試験の合格が申請の必要条件になります。
■対象職種・専門分野
経済産業省の「共通キャリア・スキルフレームワーク」では、IT人材を、基本戦略系人材、ソリューション系人材、およびクリエーション系人材の3つの類型に分けています。CITPは、システムの設計・開発や、信頼性・生産性の高い運用の総括を行い、高信頼システムの実現や生産性の向上を担うソリューション系人材に焦点を当ててスタートします。その中で、対応する情報処理技術者試験の高度試験が実施されており、かつ、ITスキル標準においてレベル4が定義されている職種・専門分野(別紙参照)を対象とします。
■日程
詳細日程、申請要領、申請様式の公表:2014年7月末
申請期間:2014年12月上旬~中旬
面接:2015年3月上旬
合格発表:2015年3月末
情報処理学会のCITP制度のWebページに掲載します。
申請期間:2014年12月上旬~中旬
面接:2015年3月上旬
書類審査が基本ですが、申請者のうち一部を抽出し面接を実施します。
合格発表:2015年3月末
■料金
審査料(申請時):20,000円(税抜)
登録料(合格時):10,000円(税抜)
登録料(合格時):10,000円(税抜)
■申請方法の概要
Webページから申請要領、申請様式をダウンロードし、以下の事項を記入します。
ITスキル標準レベル4の情報技術者として活動している職種と専門分野
最近5年間の業務経歴、研修や資格取得、および、プロフェッショナル貢献の概要
プロフェッショナル貢献は、著作・論文、講演・講師、特許出願、学会・コミュニティ活動、後進の育成など
業務経歴のうち、2件についての詳細
申請する職種・専門分野におけるITスキル標準の達成度指標とスキル熟達度に関連する次の内容を記述。
- プロジェクト等の要件、期間、体制
- 参画した期間と役割、担当業務の概要
- システム構成/ソフトウェア構成等
- 業務の課題と対応、適用した新たな手法/工夫
- コミュニケーションマネジメント、リスクマネジメント
- プロジェクト等の結果の評価、顧客による評価
- 後進育成への貢献
- 活かした専門性
業務に於けるスキルの具体的な発揮内容
申請内容を確認した推薦者の推薦書
申請期間にWebページで申請者として登録し、審査料納入後、申請書、推薦書、および関連エビデンスをアップロードします。
ITスキル標準レベル4の情報技術者として活動している職種と専門分野
最近5年間の業務経歴、研修や資格取得、および、プロフェッショナル貢献の概要
プロフェッショナル貢献は、著作・論文、講演・講師、特許出願、学会・コミュニティ活動、後進の育成など
業務経歴のうち、2件についての詳細
申請する職種・専門分野におけるITスキル標準の達成度指標とスキル熟達度に関連する次の内容を記述。
- プロジェクト等の要件、期間、体制
- 参画した期間と役割、担当業務の概要
- システム構成/ソフトウェア構成等
- 業務の課題と対応、適用した新たな手法/工夫
- コミュニケーションマネジメント、リスクマネジメント
- プロジェクト等の結果の評価、顧客による評価
- 後進育成への貢献
- 活かした専門性
業務に於けるスキルの具体的な発揮内容
申請内容を確認した推薦者の推薦書
申請期間にWebページで申請者として登録し、審査料納入後、申請書、推薦書、および関連エビデンスをアップロードします。
■資格の更新とCPD(Continuing Professional Development; 継続研鑽)
CITP資格の有効期限は3年間です。
CITP資格を更新するには、次の2つが必要になります。
ITスキル標準、組込みスキル標準、または、情報システムユーザースキル標準のいずれかの職種で、レベル4以上の業務を継続していること
以下の活動において、CPDを行っていること。
- 講習会、研修会、講演会、シンポジウム等への参加(受講)
- 論文・報告文などの発表・査読
- 企業内研修(受講)
- 研修会・講習会などの講師
- 産業界における業務経験(表彰、特許)
- その他(公的な技術資格の取得、公的な機関での委員就任、大学、研究機関における研究開発・技術業務への参加、国際機関などへの協力、技術図書の執筆、自己学習)
- 資格審査活動
詳細は、後日、情報処理学会のCITP制度のWebページで公開します。
CITP資格を更新するには、次の2つが必要になります。
ITスキル標準、組込みスキル標準、または、情報システムユーザースキル標準のいずれかの職種で、レベル4以上の業務を継続していること
以下の活動において、CPDを行っていること。
- 講習会、研修会、講演会、シンポジウム等への参加(受講)
- 論文・報告文などの発表・査読
- 企業内研修(受講)
- 研修会・講習会などの講師
- 産業界における業務経験(表彰、特許)
- その他(公的な技術資格の取得、公的な機関での委員就任、大学、研究機関における研究開発・技術業務への参加、国際機関などへの協力、技術図書の執筆、自己学習)
- 資格審査活動
詳細は、後日、情報処理学会のCITP制度のWebページで公開します。
■CITP制度のWebページ
CITP制度の詳細については、情報処理学会の下記のURLを参照してください。
後日、申請に関する情報も掲載します。
http://www.ipsj.or.jp/annai/committee/education/it_shikaku.html
後日、申請に関する情報も掲載します。
http://www.ipsj.or.jp/annai/committee/education/it_shikaku.html
本件に関するお問い合わせ
ご質問やご意見は下記までお知らせください。
一般社団法人情報処理学会 研究部門
TEL:03-3518-8372 Email:sig<AT>ipsj.or.jp
一般社団法人情報処理学会 研究部門
TEL:03-3518-8372 Email:sig<AT>ipsj.or.jp
(別紙)個人認証の対象職種・専門分野
職種
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専門分野
|
対象
|
設定
レベル
|
情報処理技術者試験
高度試験
|
ITアーキテクト
|
アプリケーションアーキテクチャ
|
○
|
4-7
|
システムアーキテクト試験、または、
ITストラテジスト試験
|
インテグレーションアーキテクチャ
|
○
|
4-7
|
||
インフラストラクチャアーキテクチャ
|
○
|
4-7
|
||
プロジェクト
マネジメント |
システム開発
|
○
|
3-7
|
プロジェクトマネージャ試験
|
ITアウトソーシング
|
×
|
6-7
|
||
ネットワークサービス
|
○
|
4-6
|
||
ソフトウェア製品開発
|
○
|
3-7
|
||
ITスペシャリスト
|
プラットフォーム
|
×
|
3-6
|
(対応試験なし)
|
ネットワーク
|
○
|
3-6
|
ネットワーク
スペシャリスト試験 |
|
データベース
|
○
|
3-6
|
データベース
スペシャリスト試験 |
|
アプリケーション共通基盤
|
×
|
3-6
|
(対応試験なし)
|
|
システム管理
|
×
|
3-6
|
(対応試験なし)
|
|
セキュリティ
|
○
|
3-6
|
情報セキュリティ
スペシャリスト試験 |
|
アプリケーション
スペシャリスト |
業務システム
|
○
|
3-6
|
システムアーキテクト試験
|
業務パッケージ
|
○
|
3-6
|
||
ソフトウェア
デベロップメント |
基本ソフト
|
×
|
3-6
|
(対応試験なし)
|
ミドルソフト
|
×
|
3-6
|
(対応試験なし)
|
|
応用ソフト
|
○
|
3-6
|
システムアーキテクト試験
|
|
カスタマサービス
|
ハードウェア
|
○
|
3-5
|
ITサービスマネージャ試験
|
ソフトウェア
|
○
|
3-5
|
||
ファシリティマネジメント
|
○
|
3-6
|
||
ITサービス
マネジメント |
運用管理
|
○
|
3-7
|
ITサービスマネージャ試験
|
システム管理
|
○
|
3-6
|
||
オペレーション
|
○
|
3-4
|
||
サービスデスク
|
○
|
3-4
|
(注)「対象」欄に○印のある職種・専門分野が今回の個人認証の対象範囲である。「設定レベル」欄は、ITスキル標準において設定されているレベルを示す。「情報処理技術者試験・高度試験」欄は、当該職種・専門分野に対応する試験の区分を示す。