「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム~AI×データ活用の実践~(案)」への意見

「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム~AI×データ活用の実践~(案)」への意見

2021年3月12日
一般社団法人 情報処理学会
会 長  江村克己

以下のとおり,表記意見要請(掲載URL http://www.mi.u-tokyo.ac.jp/consortium/mc_ouyoukiso.html)に対し,2021年3月12日付で意見書を提出しましたのでご報告いたします.
(協力:情報処理教育委員会、データサイエンス教育委員会、データサイエンティスト戦略委員会)

2021年3月12日
数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム 御中
一般社団法人情報処理学会

  該当箇所 意 見
P6 基本的考え方 なるべく日本語を使用することが望ましいため,「ブリッジ教育」は「橋渡し教育」とすべきでしょう.
2 P12 活用イメージ 「25万人/年」という数字に引きずられたのかもしれませんが,基本的考え方で示された学修内容と教育方法に対して,4単位程度の学修量では不足します.ここで示された学修内容を教えるには,8~16単位程度のカリキュラムが必要になるでしょう.
2月26日付の大学設置基準の改正に伴って盛り込まれた連携開設科目や,新型コロナ禍に伴って普及したオンライン教育を積極的に活用して,このモデルカリキュラムに基づいた教育を推進されることを期待しています.
3 P24 教育方法 PBLが強く推されていますが、PBLを実施するには教員の技量と労力が高いレベルで必要になるため、人材不足から応用基礎教育を断念する大学が多数出てくるように思われます.25万人レベルの達成を目指すならば,PBLは努力目標程度にすべきでしょう.

以上