デジタルプラクティスコーナー原稿執筆案内
最終更新日:2024年6月18日
デジタルプラクティスコーナー原稿執筆案内
2020年6月作成
2024年6月18日改訂
1. 会誌「デジタルプラクティスコーナ」の目的
会誌「情報処理」の目的に掲げられている、「会員の知識の向上に資すること」を目的とする。特に、情報技術を実世界に適用した実践を通して得られた知見を共有することを目的とする。そのため、会誌記事編集方針である、(a) | 会誌としての客観性を保ちながら、情報処理の広汎な分野の会員にとって読みやすく分かりやすい記述を追求する。 |
(b) | 先進的分野、または特定分野の横断的な解説記事を企画し、対象となる読者層を明らかにして編集を行う。 |
(c) | 会員に興味のある時宜にあったテーマをよりタイムリーに掲載する。 |
に加え、下記のデジタルプラクティス論文マニフェストの条件を満たす論文を掲載する。 | |
①自らの経験に基づく(based on own experience ) ②新規性よりも有用性を重視した(focus on usefulness rather than novelty ) ③再利用可能な(reusable ) ④論理性を持つ(logical ) |
2.論文・解説記事種目
会誌「デジタルプラクティスコーナ」には前項の目的を達成するため、以下に定める論文種目を設けている。2.1 特集号招待論文・解説記事
依頼ページ数はそのとき指定する。(1) | 会誌編集委員会デジタルプラクティス専門委員会(DPWG)が企画する特集トピックスに関し、DPWGが執筆者、標題などを決定し執筆を依頼する。依頼文字数はそのとき指定する。 |
(2) | 執筆構想(執筆内容案)ができた段階で著者と協議することがある。 |
(3) | 依頼原稿の体裁と書き方は、3.項を参考とした書き方とする。 |
(4) | 依頼原稿はDPWGで閲読し、著者に照会、修正を依頼する場合がある。 掲載の採否についてはDPWGが判断する。 |
(5) | デジタルプラクティスマニフェストの①を満たさなくても,当該特集トピックスの理解の助けとなる論文を解説論文・解説記事として掲載することがある。 |
2.2 推薦記事
連携する団体等、あるいは編集委員から優れたデジタルプラクティスを含む論文を推薦頂き「デジタルプラクティスコーナ」に掲載する。(1) | 投稿する原稿の体裁と書き方は、 3項を参考とした書き方とする。 |
(2) | 投稿原稿は会誌編集委員会で閲読し、著者に照会、修正を依頼する場合がある。 |
(3) | 投稿、提案内容の採否についてはDPWGが判断する。 |
3.原稿執筆の留意点
できるだけ多くの会員の関心をかきたて、理解を促すために、構成、表現の両面から読者が分かりやすくなるようお願いする。特に、次の3点に留意する。(1) | 読者の視点から執筆 |
内容の取捨選択、説明の展開にあたって、読者の観点を重視すること。読者にとって有益な内容は何か。強調すべき本質は何か。実用化への指針は何か、今後、重要となる技術や動向は何か、などの点を考慮する。 | |
(2) | 分かりやすく執筆 |
多くの読者は当該分野の専門家ではない点を留意する。限られた誌面で執筆内容を読者が理解できるように構成、論旨の展開、言葉づかい、図表の書き方などを工夫する。構成の面では、当該分野への導入と説明の展開に留意する。 表現および内容について、DPWGで修正する場合がある。また、文字フォントや図表、レイアウトなどのアートワークは著者原稿を元に学会の編集担当が行う。 | |
(3) | デジタルプラクティスマニフェストを意識し、論文で伝えたい実践から得られた知見は何かが明確になるような構成、表現に留意する。 |
4.原稿の体裁
原稿は、次の(1)〜(11)の順に整える((1)〜(11)でオリジナル原稿一式とする)。特集号招待論文は「編集にあたって」と概要のみが冊子版に、本文は電子版に掲載される。推薦論文は、概要のみが冊子版に、本文は電子版に掲載される。仕上がりは冊子版は、2段組、電子版は、1段組となる。別刷は、2段組となる。(1) | 標 題:できるだけ簡潔に、かつ内容がよく分かるように決め、日英両文で書く。原稿の種別を標題の左肩に明記すること。 | |
(2) | 著者名・所属:氏名、所属を日英両文で書く。所属は、大学・学部・学科のように3項目で表記する。また、会員・非会員の別、著者連絡先(住所、電話番号、Fax、E-mail等。複数著者の場合は連絡担当者に*印を付すこと)を用紙の下部に明記する。 | |
(3) | 概要とねらい:アブストラクト200字程度。冊子版と電子版に掲載。 | |
(4) | 本 文:読者は情報をすばやく理解し、活用できることを期待している。平易な言葉で、簡潔で直接的、具体的な表現で書くことが望ましい。結果を示す数式には文章による解釈を付記した方が読者には理解しやすい。読者の理解を促進するよう、適切な図表を活用することが望ましい。平均して1ページに図あるいは表を少なくとも1つ配置することが望ましい。 以下に注意事項を記す。 |
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1) | 1ページは、1700字を原則とする。 | |
2) | 見出しは2行どりとする。 | |
3) | 数字、ローマ字、ギリシャ文字、記号などは特に明瞭に記載する。大文字・小文字、上つき・下つきの別、×(かける)とX(エックス)の別など。 | |
4) | 句読点は“.”および“,”を用い、それぞれ1画(1字分)を用いる。 | |
5) |
数式は印刷に便利なよう注意する。文中に式を挿入する場合にはa/b, exp(t/r)のような記法を用いる。 |
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6) | 本文中、または図・表中の変数は斜体で記載する。 | |
7) | 印刷すべき本文以外の指定や注意書きなどはすべて朱書する。 | |
8) | 脚注は、該当個所に<脚注1><脚注2>のように< >で囲み、本文の最後にまとめて記述する。 | |
9) | 文中の記号で太字を使用する場合は、その記号の下に~(波線)を朱書し、イタリック(斜体)を使用する場合はその文字の下に朱書で-(アンダーライン)と指定する。 | |
10) | 専門用語については、簡単な用語説明を添付することが望ましい。また本文中に使用する記号には必ず説明をつける。 | |
11) | 外国人名は原綴の併記を推奨します。 人名以外はなるべく日本語(カタカナ表記)を使用してください。 |
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12) | 章のタイトルは「はじめに」「おわりに」「まとめ」は避け、その章の本質を言い表したものにする。 | |
(5) | 謝 辞:特定事項についての援助への謝辞を入れる場合は本文中または脚注で記載した方がよい。 | |
(6) | 参考文献:該当テーマに直接関係のある重要な文献で一般に入手できるものを挙げられる。以下に選択のためのガイドラインを示す。1)から順に選択することとし、必要なものに止めること。 | |
1) | 本文を執筆する上で直接に参照および引用した文献 | |
2) | 本文内で直接に参照した事項に関する文献 | |
3) | 読者が直接的に、あるいは執筆者などを通して間接的に入手できる文献 | |
4) | 内容の信頼性を保ち、それがその分野などで公知である文献 | |
5) | 読者が本文の内容をより理解するために手助けとなる文献 | |
これら文献に関連のある本文中の引用箇所には、[1][2]のように[ ]で参考文献番号を挾み、末尾にその文献を参照順にまとめて記述する。 また、参考文献は原則として、雑誌の場合には、著者、標題、雑誌名、巻、号、ページ、発行年をこの順に記す。 |
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[例] | ||
1) | 山田太郎:偏微分方程式の数値解法、情報処理、Vol.50, No.1, pp.6-10(Jan. 2009). | |
2) | Feldman, J. and Gries, D.: Translater Writing System, Comm. ACM, Vol.11, No.2, pp.77-113(1968). | |
単行本の場合には、著者、書名、(必要ならば)ページ、発行所、発行年を、この順に記す。 | ||
[例] | ||
3) | 大山一夫:電子計算機、情報出版、東京(1991). | |
4) | Wilkes, M. V.: Time Sharing Computer Systems, McDonald, NewYork(1990). | |
(7) | 付 録:長い数式の誘導の過程や、実験装置、計算機についての説明などの詳細が必要な場合、これを本文中に挿入すると論旨が不明瞭になるので、付録にする方がよい。また、論文の内容を理解する助けとなる音声データ、動画データなどマルチメディアデータを付録とすることができる。 | |
(8) | 図表(モノクロ写真およびカラー写真を含む):図1、表1のように図表それぞれに通し番号と名称を和文または英文でつける。図表はそのまま使用するため高画質なデータで、文字、記号などは印刷時に縮小されることを考慮して大きめに書くこと。なお、図・表の参照箇所はすべて本文中に赤字で指示すること。 | |
(9) | 著者紹介:著者紹介は、著者1名につき100文字以内の紹介文を以下の順で記述する。現職、略歴、現在の主たる研究テーマ、著訳書、所属する他学会、E-mail、URLアドレス。 |
5.原稿の提出
5.1 原稿の提出方法
本文(プレーンテキスト、LaTeX、MS Word、RTFファイルなど)および図・写真データをE-mailにて提出する。
ただし、
1)図・写真はEPS、TIFF、JPEG、GIF、PICT、BMP、 PowerPoint、Photoshop、Illustratorのいずれかの形式とする。
2)LaTeXの場合は整形済みのPDFファイルも添付のこと。
5.2 原稿の送付先
原稿、提案の送付先、および問合せ先は次のとおりである。ただし、事務局より別途指示がある場合はそのとおりとする。
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
一般社団法人情報処理学会 会誌編集部門
Tel(03)3518-8371 Fax(03)3518-8375
E-mail:editj@ipsj.or.jp (@を半角にしてください)
6.著 作 権
別に定める「情報処理学会著作権規程」に準ずる。特別な事情によりこれに添えない場合は、投稿時に必ず文書で申し出ること。
(1)図・写真などを引用する場合は、その所有者に必ず了解を得た上で、その出典を明記する。
(2)商標もしくは登録商標を使用する場合は該当個所(初出のみ)にその旨を明記する。
(3)記事中に挿入されるサンプルコード等は誰でも自由に利用できるものとする。
(4)別途事務局から送付する「著作権譲渡契約書」に署名し提出すること。
7.個人情報の取り扱い
会誌に掲載された氏名・電子メールアドレス・略歴等は、以下でも公表される。不都合がある場合は、原稿送付時に必ず申し出ること。
- 情報処理学会電子図書館、情報処理学会が発行するCD-ROM等のメディア、情報処理学会が許諾した外部サイト
8.そ の 他
(1)コピー:郵送中の紛失事故対策や照会の便宜などのため、原稿のコピーは必ず手元にとっておく。
(2)正誤:著者から正誤の申し出があった場合、正誤表を最近号に掲載する。
(3)別刷:依頼原稿の著者は原稿校正時に別刷を注文することができる。
(4)原稿料:依頼原稿の原稿料は別途定める。
以上