スポーツ情報学(SI)研究会新設のお知らせ
スポーツ情報学(SI)研究会新設のお知らせ
設立の趣旨
文部科学省はスポーツ振興基本計画において以下のように書いている。
「スポーツは、人生をより豊かにし、充実したものとするとともに、人間の身体的・精神的な欲求にこたえる世界共通の人類の文化の一つである。心身の両面に影響を与える文化としてのスポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や個々人の心身の健全な発達に必要不可欠なものであり、人々が生涯にわたってスポーツに親しむことは、極めて大きな意義を有している。
すなわち、スポーツは、体を動かすという人間の本源的な欲求にこたえるとともに、爽快感、達成感、他者との連帯感等の精神的充足や楽しさ、喜びをもたらし、さらには、体力の向上や、精神的なストレスの発散、生活習慣病の予防など、心身の両面にわたる健康の保持増進に資するものである。特に、高齢化の急激な進展や、生活が便利になること等による体を動かす機会の減少が予想される21世紀の社会において、生涯にわたりスポーツに親しむことができる豊かな「スポーツライフ」を送ることは大きな意義がある。
また、スポーツは、人間の可能性の極限を追求する営みという意義を有しており、競技スポーツに打ち込む競技者のひたむきな姿は、国民のスポーツへの関心を高め、国民に夢や感動を与えるなど、活力ある健全な社会の形成にも貢献するものである。」
ここに書かれているように、スポーツは現代社会に生きるわれわれにとってとても重要なものであり、その重要性は年々高くなっていると言える。その重要なスポーツを対象とする研究会を情報処理学会に設立することは意義があると考える。
最近スポーツに情報処理技術を適用する試みが多くなっている。野球、サッカー、バレーボール、アメリカンフットボール、バスケットボール、ラグビー、器械体操、競泳、テニス、卓球、アルペンスキー、バドミントン、カーリング、空手などのさまざまなスポーツを対象として、データ分析、画像解析、審判、戦略分析などさまざまな試みがなされている。発表の場としては、データ分析はデータサイエンス関係、画像解析は画像関係というように利用している要素技術に関係する学会が中心になっていた。もちろん要素技術という切り口も有効ではあるものの、スポーツという対象を中心に据える場を設けることによって、異なるスポーツ情報処理の研究者が集まることができ、さまざまな要素技術の間の関係が議論できるようになるとともに、あるスポーツでの研究成果を他のスポーツに適用できるなどの効果も期待できる。情報処理学会でもデジタルプラクティスで2020年に「スポーツテック」特集が組まれてスポーツ情報処理に関わる多くの研究が紹介されている。スポーツ情報処理は産がビジネスとして積極的に進めていることもあり、スポーツ庁を中心とした官を加えて本研究会が産官学の連携のベースになることを目指している。スポーツに関する学会としては「スポーツ学会」、「日本運動・スポーツ科学学会」、「スポーツ史学会」など多数存在するが、スポーツを情報処理という観点からとらえる学会は存在しない。情報処理の観点からスポーツの発展に貢献し、ひいては活力ある健全な社会の形成に貢献することはとても意義深いことを考える。情報処理学会の活動の範囲を広げることにも貢献できる。以上のことからスポーツ情報学研究会の設立を提案するものである。
スポーツ情報学研究会Webページ : 準備中
「スポーツは、人生をより豊かにし、充実したものとするとともに、人間の身体的・精神的な欲求にこたえる世界共通の人類の文化の一つである。心身の両面に影響を与える文化としてのスポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や個々人の心身の健全な発達に必要不可欠なものであり、人々が生涯にわたってスポーツに親しむことは、極めて大きな意義を有している。
すなわち、スポーツは、体を動かすという人間の本源的な欲求にこたえるとともに、爽快感、達成感、他者との連帯感等の精神的充足や楽しさ、喜びをもたらし、さらには、体力の向上や、精神的なストレスの発散、生活習慣病の予防など、心身の両面にわたる健康の保持増進に資するものである。特に、高齢化の急激な進展や、生活が便利になること等による体を動かす機会の減少が予想される21世紀の社会において、生涯にわたりスポーツに親しむことができる豊かな「スポーツライフ」を送ることは大きな意義がある。
また、スポーツは、人間の可能性の極限を追求する営みという意義を有しており、競技スポーツに打ち込む競技者のひたむきな姿は、国民のスポーツへの関心を高め、国民に夢や感動を与えるなど、活力ある健全な社会の形成にも貢献するものである。」
ここに書かれているように、スポーツは現代社会に生きるわれわれにとってとても重要なものであり、その重要性は年々高くなっていると言える。その重要なスポーツを対象とする研究会を情報処理学会に設立することは意義があると考える。
最近スポーツに情報処理技術を適用する試みが多くなっている。野球、サッカー、バレーボール、アメリカンフットボール、バスケットボール、ラグビー、器械体操、競泳、テニス、卓球、アルペンスキー、バドミントン、カーリング、空手などのさまざまなスポーツを対象として、データ分析、画像解析、審判、戦略分析などさまざまな試みがなされている。発表の場としては、データ分析はデータサイエンス関係、画像解析は画像関係というように利用している要素技術に関係する学会が中心になっていた。もちろん要素技術という切り口も有効ではあるものの、スポーツという対象を中心に据える場を設けることによって、異なるスポーツ情報処理の研究者が集まることができ、さまざまな要素技術の間の関係が議論できるようになるとともに、あるスポーツでの研究成果を他のスポーツに適用できるなどの効果も期待できる。情報処理学会でもデジタルプラクティスで2020年に「スポーツテック」特集が組まれてスポーツ情報処理に関わる多くの研究が紹介されている。スポーツ情報処理は産がビジネスとして積極的に進めていることもあり、スポーツ庁を中心とした官を加えて本研究会が産官学の連携のベースになることを目指している。スポーツに関する学会としては「スポーツ学会」、「日本運動・スポーツ科学学会」、「スポーツ史学会」など多数存在するが、スポーツを情報処理という観点からとらえる学会は存在しない。情報処理の観点からスポーツの発展に貢献し、ひいては活力ある健全な社会の形成に貢献することはとても意義深いことを考える。情報処理学会の活動の範囲を広げることにも貢献できる。以上のことからスポーツ情報学研究会の設立を提案するものである。
スポーツ情報学研究会Webページ : 準備中
主な研究分野
スポーツを対象とした情報処理の研究および関連するスポーツ学、人工知能、認知科学、心理学、社会学、脳科学などを扱う。
提案者(五十音順)
相原 伸平 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
赤木 亮太 (芝浦工業大学)
秋月 拓磨 (豊橋技術科学大学)
生田 泰志 (大阪教育大学)
石毛 勇介 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
伊藤 毅志 (電気通信大学)
稲毛 正也 (株式会社ミズノ)
稲見 昌彦 (東京大学)
仰木 裕嗣 (慶応義塾大学)
大澤 清 (東洋大学)
大場みち子 (京都橘大学)
大前 佑斗 (日本大学)
小川 貴弘 (北海道大学)
尾崎 宏樹 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
加瀬 悠人 (ミズノ株式会社)
赤木 亮太 (芝浦工業大学)
秋月 拓磨 (豊橋技術科学大学)
生田 泰志 (大阪教育大学)
石毛 勇介 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
伊藤 毅志 (電気通信大学)
稲毛 正也 (株式会社ミズノ)
稲見 昌彦 (東京大学)
仰木 裕嗣 (慶応義塾大学)
大澤 清 (東洋大学)
大場みち子 (京都橘大学)
大前 佑斗 (日本大学)
小川 貴弘 (北海道大学)
尾崎 宏樹 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
加瀬 悠人 (ミズノ株式会社)
河村 隆 (信州大学)
神鳥 明彦 (株式会社 日立製作所)
木村 聡貴 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
北原 格 (筑波大学)
小池 英樹 (東京工業大学)
兒玉 拓巳 (北海道大学)
酒井 一樹 (長岡工業高等専門学校)
佐々木 和雄(富士通)
佐藤 満弘 (北見工業大学)
塩野谷 明 (長岡技術科学大学)
柴田 翔平 (ミズノ株式会社)
神鳥 明彦 (株式会社 日立製作所)
木村 聡貴 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
北原 格 (筑波大学)
小池 英樹 (東京工業大学)
兒玉 拓巳 (北海道大学)
酒井 一樹 (長岡工業高等専門学校)
佐々木 和雄(富士通)
佐藤 満弘 (北見工業大学)
塩野谷 明 (長岡技術科学大学)
柴田 翔平 (ミズノ株式会社)
清水 潤 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
諏訪 正樹 (慶応義塾大学)
高橋 弘毅 (東京都市大学)
竹井 裕介 (産業技術総合研究所)
竹川 佳成 (公立はこだて未来大)
田中 毅 (株式会社 日立製作所)
寺田 努 (神戸大学)
中里 浩介 (北見工業大学)
長野 明紀 (立命館大学)
野田 五十樹(北海道大学)
東野 輝夫 (京都橘大学)
廣津 信義 (順天堂大学)
藤井 慶輔 (名古屋大学)
桝井 昇一 (富士通)
桝井 文人 (北見工業大学)
馬込 卓弥 (追手門学院大学)
松原 仁 (東京大学)
柳 等 (北見工業大学)
矢吹 彰彦 (富士通)
山下 大地 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
山本 雅人 (北海道大学)
吉田 和人 (順天堂大学)
和田 智仁 (鹿屋体育大学)
諏訪 正樹 (慶応義塾大学)
高橋 弘毅 (東京都市大学)
竹井 裕介 (産業技術総合研究所)
竹川 佳成 (公立はこだて未来大)
田中 毅 (株式会社 日立製作所)
寺田 努 (神戸大学)
中里 浩介 (北見工業大学)
長野 明紀 (立命館大学)
野田 五十樹(北海道大学)
東野 輝夫 (京都橘大学)
廣津 信義 (順天堂大学)
藤井 慶輔 (名古屋大学)
桝井 昇一 (富士通)
桝井 文人 (北見工業大学)
馬込 卓弥 (追手門学院大学)
松原 仁 (東京大学)
柳 等 (北見工業大学)
矢吹 彰彦 (富士通)
山下 大地 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
山本 雅人 (北海道大学)
吉田 和人 (順天堂大学)
和田 智仁 (鹿屋体育大学)