アクセシビリティ(AAC)研究グループ新設のお知らせ
アクセシビリティ(AAC)研究グループ新設
目的
成熟した社会は,人々が障害の有無に関わらず等しく社会に参加できるものであるはずです.アクセシビリティ研究グループは障害者や高齢者を支援する情報処理技術の研究開発を通して,だれもが積極的に参加できる社会の実現を目指し,
- 日本の持つ最先端の情報処理技術を活用した研究開発の促進
- 障害者の教育・就労・生活環境向上を目指した研究の促進
- 障害当事者が研究の主体として参加できる環境の整備
- 国内外のアクセシビリティ研究コミュニティに対する積極的な情報発信
を志向します.
このために,
- 情報処理技術を活かし,教育,就労,日常生活,協調活動・コミュニケーション,訓練・ケアなど幅広い分野に係る支援技術の研究開発を促進すること
- 障害当事者による研究発表の聴講および情報交換を通し,今後ますます拡大していくアクセシビリティ研究へのニーズを理解し,また当該分野に貢献の意欲を持つ若手研究者を育てること
- 多様性のある対象を多様性のある研究者グループで研究し議論し,これまでにないアクセシビリティ技術の可能性を開拓すること
- 「日本発」と言われるアクセシビリティ研究を世界に広め,また研究活動を通してアクセシビリティの意義を広く周知すること
に取り組みます.
本研究グループでは,以下の障害を持つ人,その家族,医療・介護の専門家といった広範な人々を利用対象者とする,様々な機器や空間アクセシビリティ向上のためのデザイン,実用的なガイドや機器の開発,物理的な障害を補う機器のみならず,対象者の気持ちや要求を推定できる新しいメディア,多様性の大きい対象に対応できる新たな技術の創出について,などをはじめとする関連研究を知ることで,研究の一層の活性化を図ります.
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 認知障害
- 高齢に伴う障害
- 身体障害
- 精神障害
- 重複障害
- 疾病,事故による障害
- 上記に含まれない障害
また,障害者の雇用促進のための取り組みや,研究者が対象とする障害にとらわれない障害を俯瞰することによる問題指摘と解決への模索のように,個々の研究発表に基づき,互いの研究対象を知ることでさらに大きい枠組みに対する研究活動も行います.このような活動のためにも,障害を持つ当事者が積極的に本研究グループに参加できるよう,研究グループが主催する発表会などにおいて,情報補償をはじめとする支援を行います.
このような研究は,実際の場面での使用により価値が生まれるものであり,以下のような人々が参加し,お互いが必要とすることを正しく認め合うことを目指します.
- 情報処理研究者
- 障害を持つ当事者
- 医療・介護の専門家
- 研究成果を生かす企業
- 研究成果を社会に還元する仕組みに関する専門家
本研究グループで発表される研究は関連研究者や対象者のみが知るものではなく,より多くの人々に様々な意味で係ってもらうことが持続可能な活動のために必要になります.そのために,研究グループの発表会を行う以外にも,他分野の情報処理研究を行う人が大勢集まる大会や,企業との連携を図ります.
本研究グループでの研究成果が広く社会に還元され,研究成果を使用する機会が増えたり,2020年東京パラリンピックにおいて世界中から迎える障害者アスリートに満足してもらえたりすることが実現すれば,研究者にとって大きなやり甲斐となることは勿論,より多くの人たちの関心を本研究グループの研究対象に導くことが可能となります.このことが,研究に対する必要性の認識を高め,超高齢化社会を迎える日本の社会問題の解決の一助となることが期待できます.
障害を持つ人や高齢者が便利で快適な生活を送れるよう,多くの研究者が取り組む研究となることを願い,本研究グループを立ち上げます.
2015年度より2年間は研究グループとして,情報処理学会会員をはじめとする多くの人に本研究グループの存在を知ってもらい,2017年度より研究会として継続していく予定です.
アクセシビリティ研究グループWebページ : http://ipsj-aac.org/
- 日本の持つ最先端の情報処理技術を活用した研究開発の促進
- 障害者の教育・就労・生活環境向上を目指した研究の促進
- 障害当事者が研究の主体として参加できる環境の整備
- 国内外のアクセシビリティ研究コミュニティに対する積極的な情報発信
を志向します.
このために,
- 情報処理技術を活かし,教育,就労,日常生活,協調活動・コミュニケーション,訓練・ケアなど幅広い分野に係る支援技術の研究開発を促進すること
- 障害当事者による研究発表の聴講および情報交換を通し,今後ますます拡大していくアクセシビリティ研究へのニーズを理解し,また当該分野に貢献の意欲を持つ若手研究者を育てること
- 多様性のある対象を多様性のある研究者グループで研究し議論し,これまでにないアクセシビリティ技術の可能性を開拓すること
- 「日本発」と言われるアクセシビリティ研究を世界に広め,また研究活動を通してアクセシビリティの意義を広く周知すること
に取り組みます.
本研究グループでは,以下の障害を持つ人,その家族,医療・介護の専門家といった広範な人々を利用対象者とする,様々な機器や空間アクセシビリティ向上のためのデザイン,実用的なガイドや機器の開発,物理的な障害を補う機器のみならず,対象者の気持ちや要求を推定できる新しいメディア,多様性の大きい対象に対応できる新たな技術の創出について,などをはじめとする関連研究を知ることで,研究の一層の活性化を図ります.
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 認知障害
- 高齢に伴う障害
- 身体障害
- 精神障害
- 重複障害
- 疾病,事故による障害
- 上記に含まれない障害
また,障害者の雇用促進のための取り組みや,研究者が対象とする障害にとらわれない障害を俯瞰することによる問題指摘と解決への模索のように,個々の研究発表に基づき,互いの研究対象を知ることでさらに大きい枠組みに対する研究活動も行います.このような活動のためにも,障害を持つ当事者が積極的に本研究グループに参加できるよう,研究グループが主催する発表会などにおいて,情報補償をはじめとする支援を行います.
このような研究は,実際の場面での使用により価値が生まれるものであり,以下のような人々が参加し,お互いが必要とすることを正しく認め合うことを目指します.
- 情報処理研究者
- 障害を持つ当事者
- 医療・介護の専門家
- 研究成果を生かす企業
- 研究成果を社会に還元する仕組みに関する専門家
本研究グループで発表される研究は関連研究者や対象者のみが知るものではなく,より多くの人々に様々な意味で係ってもらうことが持続可能な活動のために必要になります.そのために,研究グループの発表会を行う以外にも,他分野の情報処理研究を行う人が大勢集まる大会や,企業との連携を図ります.
本研究グループでの研究成果が広く社会に還元され,研究成果を使用する機会が増えたり,2020年東京パラリンピックにおいて世界中から迎える障害者アスリートに満足してもらえたりすることが実現すれば,研究者にとって大きなやり甲斐となることは勿論,より多くの人たちの関心を本研究グループの研究対象に導くことが可能となります.このことが,研究に対する必要性の認識を高め,超高齢化社会を迎える日本の社会問題の解決の一助となることが期待できます.
障害を持つ人や高齢者が便利で快適な生活を送れるよう,多くの研究者が取り組む研究となることを願い,本研究グループを立ち上げます.
2015年度より2年間は研究グループとして,情報処理学会会員をはじめとする多くの人に本研究グループの存在を知ってもらい,2017年度より研究会として継続していく予定です.
アクセシビリティ研究グループWebページ : http://ipsj-aac.org/
主な研究分野
以下の障害を持つ人を対象とする機器のデザイン・開発,新しいメディア,新技術の創出を目的とします.さらに,当事者研究支援,就労支援,高等教育環境の支援のような,障害者の日常のみならず,より生産性の高い活動支援のための研究を行います.
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 認知障害
- 高齢に伴う障害
- 身体障害
- 精神障害
- 重複障害
- 疾病,事故による障害
- 上記に含まれない障害
提案者(五十音順)
浅川智恵子(日本IBM),伊福部達(東京大学),大島千佳(佐賀大学),大武美保子(千葉大),柏野牧夫(NTT/東京工業大学),河原達也(京都大学),喜連川優(東京大学/国立情報学研究所),串山久美子(首都大学東京),齋藤まゆみ(筑波大),坂本真樹(電通大),澤田秀之(香川大学),鈴木健嗣(筑波大学),硯川(潤(国立障害者リハビリテーションセンター),中邑賢龍(東京大学),原田悦子(筑波大学),平賀瑠美(筑波技術大学),堀内靖雄(千葉大学),坊農真弓(国立情報学研究所),堀雅洋(関西大学),矢入郁子(上智大学),安田清(千葉労災病院/京都工芸繊維大学),山岸順一(国立情報学研究所)