論文誌ジャーナル(IPSJ Journal)原稿執筆案内
論文誌ジャーナル(IPSJ Journal)原稿執筆案内
2004年4月改訂
2005年5月改訂
2006年4月改訂
2007年3月改訂
2007年12月改訂
2008年9月改訂
2012年9月改訂
2014年4月改訂
2015年10月改訂
2016年3月改訂
2017年4月改訂
2018年11月改訂
2023年9月改訂
2.1. 発行の目的
情報処理学会論文誌は会員の研究成果の発表およびこれに関連する討論の場を提供するために発行される。
2.2. 掲載記事
(1)掲載記事は会員が自発的に執筆し投稿するもので、論文、テクニカルノートおよび誌上討論の3種類がある。
・論文
学術、技術上の研究あるいは開発成果の記述であり、新規性、有用性などの点から、会員にとって価値のあるもの。
・テクニカルノート
新しい研究開発成果の速報または技術上の新しい提案。
・誌上討論
掲載された論文またはテクニカルノートに対する質問および回答。
(2)投稿者は原則として本学会会員に限る。寄稿者が連名の場合は、少なくとも1名は本学会会員でなければならない。
(3)掲載記事の内容についての最終責任は著者が負うものとする。
2.3. 投稿手続
(1)投稿原稿は日本語で、表-1に示す刷上標準ページ数に収まるように記述することが望ましい。
(2)投稿原稿の形式は、2.8記載の「原稿形式」に従わなければならない。ただし、誌上討論に関しては、形式は自由とし、投稿する際はあらかじめeditt@ipsj.or.jpに申し出ること。
(3)投稿原稿に対し学会は、受付日と受付番号を付した原稿受領書を発行する。投稿原稿の問合せなどは、以後、この受付番号で行うものとする。
2.4. 投稿原稿の取扱い
(1)論文とテクニカルノートは、査読者によるブラインド査読を行う。論文の場合、著者に照会し回答を求めた上で、改めて審査を行い、採否を決定することがある。
(2)採録が決定した論文、テクニカルノートは、委員会開催後にWeb上でその旨を発表する。また、論文誌に掲載する際には、冒頭に、原稿受付日および採録決定日を付記する。
(3)条件付採録の場合は、部分的に論旨が不明な点、あるいは錯誤と思われる個所について、照会を行う。照会は原則として1回とする。採録の条件に関連して原稿に手を加えることができる。この場合、変更個所と変更理由を明示しなければならない。回答期限は8週間以内で、これを経過した場合は、原則不採録とする。
(4)不採録と決定した原稿は、不採録理由を著者に返却する。
(5)投稿論文およびテクニカルノートは、次の場合に不採録とする。
a. 本学会で扱う分野と大きくかけ離れている。
b. 本質的な点で誤りがある。
c. 本質的な点が公知・既発表のものに含まれており、新規性が不明確であり、かつ本学会関連の学術や技術の発展のための有効性が不明確である。
d. 内容に信頼できる根拠が示されていない。
e. 書き方、議論の進め方などに不明確な点が多く、内容の把握が困難である。
f. 条件付採録で示した条件が満たされていない(再投稿論文のみ適用)。
g. その他編集委員会が不適当と判定したもの。
(6)編集委員会において、二重投稿あるいは剽窃・盗用と判断された投稿原稿は不採録となると共に当該投稿原稿の著者に対して罰則が適用される。二重投稿については、「付録 二重投稿及び剽窃・盗用について」を参照のこと。
(7)原則、投稿原稿に対する著者の変更はできない。ただし、条件付採録時の修正過程において、著者の増減や順序変更が必要になった場合、編集委員会に対して変更を申し出ることができる。変更を申し出る場合、修正原稿提出時に理由書を添付すると共に、条件付採録に対する回答文中にもその旨を明記しなければならない。編集委員会は、理由書の内容が妥当であるかどうかに基づき判断し、その可否を著者に通知する。
(8)不採録判定に対する異議申し立ては、1回に限り、不採録決定日から30日以内に限り行うことができる。この場合、論文誌編集委員会に書面で提出しなければならない。
(9)著者は投稿原稿を取り下げることができる。この場合、書面で論文誌編集委員会に申し出て、承認を得なければならない。ただし、編集委員会において、二重投稿あるいは剽窃・盗用として調査中もしくは判断された投稿原稿は取り下げることができない。
(10) 上記(8)の提出先は、2.5(2)で示される学会事務局、上記(9)の申し出先は、投稿原稿の送付先(JIP及び論文誌ジャーナルの場合は2.5(2)の学会事務局)である。
2.5. 掲載決定通知、別刷等
(1)投稿原稿の採録が決まると、採録決定通知を投稿者に送付する。
(2)採録原稿の掲載号が決まると、掲載決定通知を投稿者に送付する。同時に電子入稿のための案内を送付するので、その指示に従い、最終原稿を提出すること。原稿の送付先および問合せ先は下記の学会事務局とする。
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
一般社団法人 情報処理学会 論文誌担当
電子メール editt@ipsj.or.jp
Tel (03)3518-8372 Fax (03)3518-8375
(3)誤植防止のために著者に校正刷りを送る。校正の際の原稿および図面の変更は認めない。
(4)著者から誤謬訂正の申し出があった場合、正誤表を掲載する。事情により有料となることがある。
(5)論文誌に掲載された論文、テクニカルノートの著者は、掲載料を支払わなければならない。掲載料は表-2による。
なお、本学会ジュニア会員が筆頭著者の場合は、掲載料を免除することができる(論文投稿時、要申請書提出)。ただし、ジュニア会員の論文であっても、採録の基準は通常の論文と同じものとする。また、大学教員等の研究者が共著者に含まれる場合は、当該ジュニア会員が主として研究を行った成果であることを、文書(申請書の様式あり)で表明すること。それを編集委員会で確認の上、掲載料を免除するかを決定する。
(6)掲載された論文、テクニカルノートの著者は、それらの別刷を申し込むことができる。価格は表-3による。著者校正の際、同封の別刷申込書に必要事項を記入の上、校正結果とともに返送しなければならない。
(7)提出された原稿および媒体は返却しない。
(8)論文は、情報処理学会電子図書館の論文誌に掲載される。
2.6. 著作権
別に定める「情報処理学会著作権規程」に従う。特別な事情によりこれに添えない場合は、投稿時に必ず書面で申し出ること。
(1)図・写真などを引用する場合は、その所有者に必ず了解を得た上で、その出典を明記する。
(2)商標もしくは登録商標を使用する場合は該当個所にその旨を明記する。
(3)学会Webサイトから取得できるCopyright Transfer Formに署名し提出すること。
2.7. 個人情報の取り扱い
論文に掲載された氏名・電子メールアドレス・略歴等は、以下でも公表される。不都合がある場合は、最終原稿送付時に必ず申し出ること。
*情報処理学会が発行するCD-ROM等のメディア、情報処理学会が許諾した外部サイト
2.8. 原稿形式
2.8.1 原稿の構成
論文誌の原稿は、次のi.〜x.により構成する(i.〜x.でオリジナル原稿一式とする)。
i. 標題:和英両文で書く。原稿の種別を標題の左肩に明記すること。
ii. 著者名・所属:氏名、所属を和英両文で書く。共著の場合、著者と所属機関の対応を明示すること。また、会員・非会員の別(会員の場合は会員番号も)、著者連絡先(住所、電話番号(内線)、E-mail等は、学会のオンライン論文査読管理システムに入力する。
iii. 和文アブストラクト:600字(テクニカルノートは300字)以内。
iv. 英文アブストラクト:200語(テクニカルノートは100語)以内。
v. 本文
vi. 謝辞:必要ならば付けてもよいが、できるだけ簡単なものとする。
vii. 参考文献:研究内容に関連して文献を引用する場合、関連する本文中の個所の右肩に参考文献番号を書き、末尾にその文献をまとめて記述する(2.8.4参照)。引用文献は、すでに刊行物に掲載されているか、あるいは掲載が確定している文献に限る。
viii. 付録:長い数式の誘導の過程や、実験装置などの詳細な説明を本文に挿入すると論旨が不明瞭になる場合、付録を設けてよい。
ix. 図(2.8.4参照)
x. 表(2.8.4参照)
なお、オリジナル原稿は、採録決定後提出する最終原稿の形式と同じものとする。
2.8.2 原稿の様式
情報処理学会論文誌LaTeXスタイルファイルには投稿用(draft)スタイルファイルと掲載用(final)スタイルファイルがある。投稿には掲載用スタイルファイル(以下、単にスタイルファイルという)を用い、それに従ってLaTeXで書式付けされた原稿を基本とする。その他のワープロ等で作成した原稿も受け付ける。
(A)LaTeXで作成する場合には、スタイルファイルに付属した説明書に従ってi.〜x.を記述し、注意事項を守ること。使用できるフォントや組み込む ことのできるポストスクリプトファイル(図表等)の形式には制限がある。注意事項が守られていない場合には処理ができずやむを得ず返却することがある。
スタイルファイルの入手方法は学会ウェブサイト内 https://www.ipsj.or.jp/journal/submit/style.html で案内されている。
(B)MS-Wordで作成する場合には、テンプレートファイルの説明に従って作成すること。テンプレートファイル入手方法は学会ウェブサイト内https://www.ipsj.or.jp/journal/submit/style.htmlで案内されている。
(C)その他のワープロ等で作成する場合は、用紙サイズはA4判に設定し、字詰は次による。
和文:24字×26行(A4判の場合、上下左右各45mm程度の余白をとる)
英文:ダブルスペースで、1ページあたり約250語。
大見出しは2行どりとする。
i., ii., iii.+iv., v.+vii.+viii.+ix.+x., vi.はそれぞれ別用紙に、必ず用紙を改めて記述すること。
2.8.3 投稿原稿の提出方法
(1)新原稿を投稿する際は、学会サイト下記URLのオンライン論文査読管理システムより電子投稿を行う。
https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj
必要事項を入力したうえで、オリジナル原稿をPDF化したもの(LaTeXスタイルファイルには著者情報と謝辞の出力を抑止するオプションがあるが使用しないこと)をアップロードする。
(2)再投稿する際は、改訂原稿のPDFと回答書(書式自由)のPDFをアップロードする。
なお、論文審査を円滑に行えるよう、上記(1)、(2)においてアップロードするPDFファイルに、印刷やテキストのコピー等の制限をかけないようご配慮願いたい。
2.8.4 原稿執筆上の注意事項
(1)専門用語については、簡単な用語解説を添付することが望ましい。また本文中に使用する記号には必ず説明をつける。
(2)投稿原稿に関連する著者らの論文全て(記述言語を問わない)について、投稿原稿中で参考文献として挙げるか、それら論文の書誌情報を明示した別紙を投稿原稿と共に電子投稿すること。なお、関連する投稿中の論文については、参考文献に記載できないので、別紙にて明示すること。これらが記載されていない場合、不採録または二重投稿と判断される場合があるので、十分に注意すること。
(3)編集委員会は、上記(2)で記載された論文について開示を求めることがある。
(4)参考文献は原則として、雑誌の場合には、著者、標題、雑誌名、巻、号、ページ、発行年を、単行本の場合には、著者、書名、ページ数、発行所、発行年を、この順に記す。次の例を参照にされたい。
[4] 山田太郎:偏微分方程式の数値解法,情報処理,Vol.1, No.1, pp.6-10(1960).
[5] Feldman, J. and Gries, D.: Translater Writing System, Comm. ACM, Vol.11, No.2, pp.77-113(1968).
[7] 大山一夫:電子計算機,p.300,情報出版,東京(1991).
[8] Wilkes, M. V: Time Sharing Computer Systems, p.200, McDonald, New York(1990).
(5)他の著作物からの引用においては、その引用範囲をかぎ括弧やダブルコーテーション等により明確に示すよう配慮すること。明確に示されていない場合、剽窃・盗用と判断される場合があるので、十分に注意すること。
(6)図(モノクロ写真およびカラー写真を含む)および表には、図1および表1のような通し番号と名称を和文と英文でつける。英文はその図や表の内容が本文を参照しなくても理解できるよう配慮する。
LaTeXによる場合、図表は、ポストスクリプトファイル等を組み込むことも可能。組み込むファイルの形式はスタイルファイルの説明を参照のこと。
図・表のできあがり寸法と行数または枚数の換算は次のとおりである。
A. 50×34 | |
B. 67×50 | |
C. 100×67 | |
D. 134×100 |
(7)日本語記事の場合、句読点は全角の"."および","を用いる。
LaTeXで使用できるフォントの種類はスタイルの説明を参照すること。それ以外のフォントを使用したときには、予期しないできあがりとなることがある。
(1)論文 | 学術、技術上の研究あるいは開発成果の記述であり、新規性、有用性などの点から、会員にとって価値のあるもの | ||
(2)テクニカルノート | 新しい研究開発成果の速報または技術上の新しい提案 | ||
(3)誌上討論 | 掲載された論文またはテクニカルノートに対する質問および回答 |
ページ数 | ||||||||||
価格 | 14,300 | 28,600 | 42,900 | 57,200 | 71,500 | 85,800 | 100,100 | 114,400 | 139,150 | 163,900 |
カラーでも掲載料金は変わらない。
論文掲載後、著者へ請求書について案内を通知する。代金は請求後一ヶ月以内に支払うものとする。
モノクロ | ||||||||
50部 | 25,630 | 27,280 | 28,930 | 30,580 | 32,230 | 33,880 | 35,530 | 37,180 |
100部 | 37,180 | 40,480 | 43,780 | 47,080 | 50,380 | 53,680 | 56,980 | 60,280 |
150部 | 48,730 | 53,680 | 58,630 | 63,580 | 68,530 | 73,480 | 78,430 | 83,380 |
200部 | 60,280 | 66,880 | 73,480 | 80,080 | 86,680 | 93,280 | 99,880 | 106,480 |
250部 | 71,830 | 80,080 | 88,330 | 96,580 | 104,830 | 113,080 | 121,330 | 129,580 |
300部 | 83,380 | 93,280 | 103,180 | 113,080 | 122,980 | 132,880 | 142,780 | 152,680 |
カラー | ||||||||
50部 | 40,480 | 47,080 | 53,680 | 60,280 | 66,880 | 73,480 | 80,080 | 86,680 |
100部 | 66,880 | 80,080 | 93,280 | 106,480 | 119,680 | 132,880 | 146,080 | 159,280 |
150部 | 93,280 | 113,080 | 132,880 | 152,680 | 172,480 | 192,280 | 212,080 | 231,880 |
200部 | 119,680 | 146,080 | 172,480 | 198,880 | 225,280 | 251,680 | 278,080 | 304,480 |
250部 | 146,080 | 179,080 | 212,080 | 245,080 | 278,080 | 311,080 | 344,080 | 377,080 |
300部 | 172,480 | 212,080 | 251,680 | 291,280 | 330,880 | 370,480 | 410,080 | 449,680 |
ページ数が20ページ以上または部数が300部を超えるときは、別途要相談とする。
論文掲載後、原則一ヶ月程度で著者へ納品(請求書については別途案内を通知する)。
代金は請求後一ヶ月以内に支払うものとする。
国内送料込み。
返品・交換・キャンセル不可。
付録 二重投稿及び剽窃・盗用について
論文誌編集規程で示される通り、投稿原稿(同規程では投稿論文と表記)が二重投稿あるいは剽窃・盗用と判断された場合には罰則が適用されるので、投稿にあたっては十分に注意すること。
(二重投稿の不採録および罰則)
第4条 投稿論文と、当該論文と同一あるいは同一グループの著者による以下のいずれかに該当する論文の内容とが、編集委員会によって同一と判断された場合には、二重投稿とみなし、採録しない。
(1)学会等が発行する論文審査を伴う刊行物に投稿中の論文。
(2)学会等が発行する学術雑誌にすでに掲載あるいは採録された論文。
なお同一性の判断はその内容によって行い、記述言語、文体、体裁等の差異は問わない。また二重投稿の事実が論文の採録決定後に判明した場合、採録を取り消すことがある。
2.編集委員会は、投稿論文が二重投稿と判断された場合、以下の罰則を科す。
(1)投稿論文の全著者に対する本会の全論文誌への1年以下の投稿禁止。
(2)編集委員会への謝罪文の提出。
なお謝罪文は公開する場合がある。
(二重投稿の例外)
第5条 前条第1項にかかわらず、以下の場合には、二重投稿とはみなさない。
(1)本会が主催あるいは協賛するシンポジウム等への同時あるいは並行の投稿。ただし、主催者が認めている場合に限る。
(2)過去に学術雑誌に掲載された論文あるいはその改訂版の投稿。ただし、編集委員会の企画等によって投稿が認められている場合に限る。
(剽窃・盗用論文の不採録および罰則)
第6条 投稿論文に他人の著作物からの剽窃・盗用があることが、編集委員会によって判断された場合には、剽窃・盗用論文とみなし、採録しない。また剽窃・盗用の事実が論文の採択決定後に判明した場合、採録を取り消すことがある。
2.編集委員会は、投稿論文が剽窃・盗用論文と判断された場合、第4条第2項の罰則を準用する。
3.著者は、投稿論文に公表された自己の著作物の一部を流用する場合は、原典を適切に引用しなければならない。原典の引用なく投稿論文の主要部分に流用している場合には採録されないことがある。
なお、論文誌編集規程第4条第1項(1)における「投稿中」とは当該論文の投稿日から掲載日又は採否通知日又は投稿取り下げ日(取り下げが認められた日のことを示す)のいずれか早い日までの間を指す。また、論文誌編集規程第4条第1項(2)の適用にあたり、本学会では、「研究あるいは開発成果発表の終形態は学術雑誌の論文である」との考えに基づき、以下に示す「途中経過報告として認められた論文」については、二重投稿とはみなさない。ただし、著作権上問題がない原稿の投稿に限る。
(途中経過報告として認められた論文)
a) 本学会の主催・共催を問わず、全国大会、研究発表会、シンポジウム、国際会議等へ発表された論文は、基本的に途中経過報告とみなす。ただし、主催者が途中経過報告と認めない場合はその限りではない。
b) 本論文誌に掲載されたテクニカルノートを発展・充実させ投稿した場合には、掲載されたテクニカルノートは途中経過報告とみなす。
付録 参考文献の記載方法
参考文献は、次の形式に従って記述すること。
●著 者:
・3名以内の場合は、全員記載する。英文の場合は
___,___ and ___
と記載する。
・4名以上の場合は、下記のように省略して記載してもよい。和文の場合は
___,___,___ほか
と記載する。英文の場合は
___, ___, ___, et al.
と記載する。
●姓 名:
・姓・名の順に記載する。和文の場合は、フルネームで記載する。英文の場合は、次の形式に略する。
Barry Blesser → 略 Blesser, B.
Takashi Yoshino → 略 Yoshino, T.
●雑誌名:
・和文雑誌は、原則として略記せず、完全誌名を記述する。
・英文雑誌は、国際的な慣行に従って略記表記してもかまわない。
●標 題:
・標題の大文字・小文字は、原稿のまま記載する。
●コンマおよびピリオドの使い方:
・和文には、全角コンマ、全角コロン、全角ピリオドを用いる。
・英文には、半角コンマ、半角コロン、半角ピリオドを用いる。半角コンマの直後には半角スペースを入れる。
●各参考文献の記載例を示す。
○和文雑誌
[1] 著者名:標題,雑誌名,Vol.をつけて巻,No.をつけて号,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ(西暦年).
例
[1] 荒金陽助,下川清志,金井 敦:音声対話システムにおけるスケーラビリティ評価モデルの検討,情報処理学会論文誌,Vol.46,No.9,pp.2269-2278(2005).
○英文雑誌
[1] 著者のFamily nameのあとに","(コンマ)をつけて, Middle Name, Given nameのイニシャルのあとに"."(ピリオド)をつける: 標題,雑誌名(雑誌名は,略称でイタリックにする),Vol.をつけて巻,No.をつけて号,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ(西暦年).
例1
[1] Tan, T.R. and Ikeuchi, K.: Illumination Color and Intrinsic Surface Properties-Physics-based Color Analyses from a Single Image, IPSJ Trans. CVIM, Vol.46, No.SIG9 (CVIM 11), pp.56-59 (2005).
例2
[2] Rivest, R.L., Shamir, A. and Adleman, L.M.: A method for obtaining digital signatures and public-key cryptosystems, Comm. ACM, Vol.21, pp.258-261 (1978).
○国際会議プロシーディング
[1] 著者: 論文名, Proc.をつけてプロシーディング名(プロシーディング名は,イタリックにする.略称で記載してもよい.また,完全名を記載し,さらに括弧内に略称を付記してもよい.なお,括弧はイタリックにしないこと),編者名(編者名が不明の場合は不要), pp.をつけて始めのページ-おわりのページ, 版元(版元が不明の場合は不要)(西暦年).
例1
[1] Ichiro, S.: A Component Framework for Document Centric Network Processing, Proc. IEEE International Conferences on Symposium on Applications and the Internet (SAINT 2007), IEEE Computer Society, p.7 (2007).
例2
[2] Tang, C.J. and Minneman, L.S.: VideoDraw: a video interface for collaborative drawing, Proc. CHI'90, pp.313-320, ACM (1990).
○単行本
[1] 著者:タイトル,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ(書籍全体を参照する場合は不要),版元(西暦年).
[2] 編者(Eds.)(英文の場合): 書名, 著者: タイトル(イタリックにする), pp.をつけて始めのページ-おわりのページ, 版元(西暦年).
[3] 編者(編)(和文の場合):著名,著者:タイトル,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ,版元(西暦年).
例1
[1] 伊藤和人:LATEX トータルガイド,秀和システムトレーディング(1991).
例2
[2] Okada, K., Hoshi, T. and Inoue, T. (Eds.): Communication and Collaboration Support Systems, Grudin, J.: Communication and Collaboration Support in An Age of Information Scarcity, pp.13-23, IOS Press (2005).
例3
[3] 阪田史郎(編著):センサネットワーク,河野隆二:UWB高速センサネットワーク,pp.79-132,オーム社(2006).
○訳本
[1] 原著記載.(ピリオドで一旦終了) 訳者名(訳):訳本タイトル,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ,版元(西暦年).
[2] 原著者(著),訳者名(訳):訳本タイトル,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ,版元(西暦年).
例
[1] Chang, C.L. and Lee, R.C.T.: Symbolic Logic and Mechanical Theorem Proving, Academic Press, New York (1973). 長尾 真,辻井潤一(訳):計算機による定理の自動証明,日本コンピュータ協会(1983).
○ 電子雑誌
[1] 著者名:標題,雑誌名,Vol.をつけて巻,No.をつけて号,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ(媒体表示),DOI(DOIの利用を推奨)(西暦年).
[2] 著者名:標題,雑誌名,Vol.をつけて巻,No.をつけて号,pp.をつけて始めのページ-おわりのページ(媒体表示),入手先〈URL〉(西暦年).
例1
[1] Yamakami, T.: Exploratory Session Analysis in the Mobile Clickstream, IPSJ Digital Courier, Vol.3, pp.14-20 (online), DOI: 10.2197/ipsjdc.3.14 (2007).
例2
[2] 波多野賢治,絹谷弘子,吉川正俊,植村俊亮:XML文書検索システムにおける文書内容の統計量を利用した検索対象部分文書の決定,電子情報通信学会論文誌D,Vol.J89-D,No.3,pp.422-431(オンライン),入手先〈http://search.ieice.org/〉(2006).
○Webサイト、Webページ
著者名:Webページの題名,Webサイトの名称(著者と同じ場合は省略してもよい),入手先(媒体表示),入手先〈URL〉(参照日付).
例1
情報処理学会:コンピュータ博物館設立の提言,情報処理学会(オンライン),入手先〈http://www.ipsj.or.jp/03somu/teigen/museum200702.html〉(参照2007-02-05).
例2
Alan Kay: Welcome to Squeakland, Squeakland (online), available from〈http://www.squeakland.org/community/biography/alanbio.html〉(accessed 2007-04-05).
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2023年9月19日更新