論文誌ジャーナル/JIP査読者の皆様へ(べからず集について)
論文誌ジャーナル/JIP査読者の皆様へ(べからず集について)
2011年9月15日
論文誌ジャーナル編集委員会
Editorial Committee of the Journal of Information Processing
論文誌ジャーナル/JIP編集委員会では、論文誌の採択論文数(採択率)が減少傾向にあるのを真摯に受け止め、昨年度は全国大会にて『会員の研究活動活性化に向けた論文の書き方・査読の仕方』と題した講演やパネル討論会を企画したり、新旧合同の論文誌ジャーナル/JIP編集委員会の合宿を通して、投稿数増に向けての推薦論文制度の改善/論文の書き方の指導、採録率アップに向けての査読内容の精査と手引きの充実等の活動を行ってきました。来年度も引き続きこれらの取り組みを実施していく必要があると考えております。特に、特集号の企画などを通して論文数の増大を図るとともに、投稿論文の改善につながる有益な査読結果の返送など、論文投稿をする会員にとって魅力のある論文誌を目指した取り組みを実施していくことを目指しています。
昨年度、『石を拾うことはあっても玉を捨てることなかれ』という査読ポリシーを明確にいたしました。また並行して作成していた『べからず』集を最近のいくつかの特集号で試験的に使って査読をいたしましたところ、「メタ査読者(編集委員)の間で査読指針に関する共通認識が得られ、判定会議において適切な議論が進められた。これにより条件付採録の論文の質がよりいっそう高められた」等との報告を受け、特集号はもちろんのこと、一般論文の査読でも、多くの編集委員、査読委員の方々に『べからず集』をご利用していただけるよう、本会HPよりダウンロードできるようにいたしました(現在のバージョンは1.2といたしますが、適宜改良していく予定です)。詳細は「べからず集」をご覧ください。
これら論文査読に関する改善の周知徹底をお願いするとともに、今後とも引き続き論文誌の発行にご協力をいただきますようお願い申し上げます。
以上