論文誌「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集
論文誌「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集
2016年5月2日更新
論文誌ジャーナル編集委員会
情報処理学会論文誌では、『ネットワークサービスと分散処理』をテーマに特集号を企画しております。インターネットは高度情報基盤として社会に浸透し、既に人々の生活の中で必要不可欠なものとなっています。しかしながら、インターネットは「基盤」として恒常的な存在とはならず、常に変化を続けています。例えばインターネットを構成する端末は、ワークステーションやPCから、スマートフォンやタブレット、活動量計などのセンサというように種類や量の拡大が続いており、それらの端末を接続するネットワーク技術についても第5世代移動通信システムやSDN(Software Defined Network) /NFV(Network Function Virtualization) といった広がりを見せています。また、ネットワークサービスも、従来のメールやWeb等の「1対1」「1対多」の通信から、ソーシャルネットワークやビックデータといった「場」や「知」の提供まで多様化しています。普及と発展を続けるインターネットを支え続けるためには、コンピュータやネットワーク技術の高度化に加え、領域横断的なテーマ、萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要となります。具体的には、センサなどを用いたスマートな生活環境を支える新たなネットワークサービス、個人の嗜好や状況に応じて最適なコンテンツを提示・配信するコンテンツサービス、大規模な知識情報を共有するためのコラボレーション環境、プライバシやセキュリティといった観点を含めたネットワークと社会の相互関係、必要となる通信を安定した品質で提供するための次世代の移動通信システムに関する技術やネットワークのオペレーション技術などの様々な観点からネットワークやコンピューティングの課題を明確にするとともに、物理層からアプリケーション層にいたる様々な技術的・社会的な課題と解決法を議論することが必要となります。
本特集では、こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術、サービス技術、アプリケーション技術、新世代のマルチメディア処理や分散処理に関する論文を募集します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。
対象分野:ネットワークサービス基盤、クラウドコンピューティング、オーバレイネットワーク、P2P、SDN、NFV、セキュリティアーキテクチャ、センサネットワーク、遅延耐性ネットワーク、ネットワーク構造解析、Web・Blog通信の解析、ネットワーク計測、Webサービス、ユビキタスネットワーク、ネットワークアーキテクチャ/プロトコル、移動通信アーキテクチャ、経路制御、分散コンピューティング/アルゴリズム/オブジェクト/エージェント/データベース、シームレスコミュニケーション、シームレスコンピューティング、マルチメディア、分散処理に関連した領域全般、高速広帯域通信/品質制御/セキュリティ、アクセス/モバイル/アドホックネットワーク、情報システム、情報検索、データマイニング、マルチメディア通信/処理/システム/アプリケーション、オンラインゲーム、グリッドコンピューティング、クラスタ、固定・移動端末連携、通信・放送融合、3次元仮想空間、ソーシャルコンピューティング等
投稿要領
(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし手続きを進めてください。
https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj
なお、ご投稿いただく際は初回のみアカウント作成が必要となります。
アカウント作成は、投稿窓口のURLから行えます。
詳細は投稿窓口URLの上部にある「投稿規定・各種書類」内のマニュアルをご参照ください。
論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。
(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。
(3)投稿締切 2016年5月9日(月)23:59UTC 5月23日(月)23:59UTC*締切厳守
(4)特集号予定 2017年2月号
(5) 掲載料に関する補足
情報処理学会では、2015年8月1日から2016年7月31日までに投稿された英文論文の掲載料を30%割引きするキャンペーンを行っています。
(6)特集号編集委員
編集委員長:浅見 徹(東京大学)
幹 事:新保宏之(ATR)
委 員:重野 寛 (慶應義塾大学)、木原民雄 (昭和女子大学)、乃村能成 (岡山大学)、斉藤裕樹 (明治大学)、安達直世 (関西大学)、植田和憲 (高知工科大学)、内田法彦 (福岡工業大学)、小島俊輔 (熊本高等専門学校)、重安哲也 (県立広島大学)、清水淳也 (日本IBM)、中沢 実 (金沢工業大学)、中島一彰 (NEC)、桧垣博章 (東京電機大学)、藤井章博 (法政大学)、棟朝雅晴 (北海道大学)、山際 基 (山梨大学)、横山和俊 (高知工科大学)、上坂大輔 (KDDI研究所)、木谷友哉 (静岡大学)、真部雄介 (千葉工業大学)、太田 賢 (NTTドコモ)、大西健夫 (NEC)、三部靖夫 (NTTデータ先端技術)、菅沼拓夫 (東北大学)、鶴岡行雄 (NTT)、東村邦彦 (日立)、野呂正明 (富士通研究所)、藤本章宏 (和歌山大学)、山口弘純 (大阪大学)、梶並知記 (神奈川工科大学)、西尾理志 (京都大学)、金本英樹 (パナソニック)、佐藤永欣 (岩手県立大学)、金子 雄 (東芝)、川上朋也 (奈良先端大学)、塚本良太 (三菱電機)、小田切和也 (椙山女学園大学)、後藤充裕 (NTTコムウェア)、加藤由花 (東京女子大学)、佐藤文明 (東邦大学)、勝間 亮 (大阪府立大学)、吉廣卓哉 (和歌山大学)、藤田 茂 (千葉工業大学)、串田高幸 (日本IBM)、菊池浩明 (明治大学)、笹井一人 (東北大学)、田上敦士 (KDDI研究所)、鈴木理基 (KDDI研究所)