論文誌「音楽情報処理の新展開(音楽情報科学研究会20周年記念特集)」特集 論文募集
論文誌「音楽情報処理の新展開(音楽情報科学研究会20周年記念特集)」特集 論文募集
論文誌ジャーナル編集委員会
情報処理学会の論文誌において、下記の要領で「音楽情報処理」をテーマとした特集号を企画しております。音楽情報科学研究会は2013年に発足より20年を迎えます。1950年代に既に自動作曲への計算機応用が始まる等、音楽情報処理分野の歴史は長く、その研究成果は、シンセサイザや音楽制作ツールとして音楽家の間で広く普及してきました。さらに、2000年代に入ってからは研究内容も高度化して技術的に大きく発展し、新たな展開として、一般の人々が計算機上で音楽配信や歌声合成を楽しむ等、本分野の成果は既に社会に不可欠なものとなりました。今日ではそれが重要な研究分野であることが広く認知され、世界中で研究者が参入し続けて、産業界での実用化も活発に取り組まれています。他分野への波及効果も大きく、さまざまな技術が音楽情報処理と関連づけられて研究開発される等、さらに新たな展開も起きています。このように多軸において広がりを持ってきた音楽情報処理研究に関する論文を募集します。
特集論文は、特にテーマを限定することなく、音楽に関する信号処理、採譜、音源分離、識別、分析、理解、検索、推薦、分類、流通、同期、変換、加工、要約、作曲、編曲、作詞、演奏、伴奏、楽譜認識、楽音合成、歌声合成、生成、支援、符号化、視覚化、インタラクション、ユーザインタフェース、データベース、アノテーション、ソーシャルタグなどに関する論文を広く募集します。研究会、シンポジウム、国際会議等で発表された内容を発展させた論文や新規の論文を幅広く募集いたしますので、奮ってご投稿くださいますようにご案内いたします。
また、本特集号において、論文の理解を促すための参考資料として、マルチメディアコンテンツの添付を強くお勧めします。ただし、参考資料を見なくても論文の内容を理解できる必要があります。著者が投稿時に、学会側の指定に従ってコンテンツをアップロードすると、査読時に必ず閲覧されます。また、採択後の論文出版時に、学会側で公開するコンテンツ一覧の中からリンクされ、より多くの読者に閲覧されることにつながります。
なお、今回の論文誌編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。
投稿要領
(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2008年9月改訂版)によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do
※論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do
論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。
マルチメディアコンテンツの提出を希望する場合は、http://www.sigmus.jp/journal2013/の提出用ページから、同ページの注意事項をよくお読みになり、論文投稿期限までに提出を完了してください。なお、アップロード可能なコンテンツは、原則として論文1編につき1つまでです。
提出していただいたコンテンツは、採録された論文に限り、学会が管理するWebサイトまたは学会が指定した外部サイトにて、一般に公開します。コンテンツの著作権を学会に譲渡する必要はありませんが、学会が管理するWebサイトへ掲載する際には、掲載するための利用許諾を学会に与えていただきます。外部サイトへ掲載する場合には、当該サイトの方針にしたがっていただきます。
(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。
(3)投稿締切 2012年7月2日(月)
(4)特集号予定 2013年4月号
(5)掲載料に関する補足
採択された日本語の論文は規定の掲載料が必要になりますが、英語論文の掲載料は必要ありません。情報処理学会論文誌では2010年8月1日から2012年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています。
(6)特集号編集委員
編集委員長:後藤真孝(産業技術総合研究所)
幹 事:伊藤彰則(東北大学)、片寄晴弘(関西学院大学)、平井重行(京都産業大学)、平賀瑠美(筑波技術大学)
委 員:大島千佳(日本学術振興会/佐賀大学)、小坂直敏(東京電機大学)、亀岡弘和(NTT/東京大学)、北原鉄朗(日本大学)、寺田 努(神戸大学)、浜中雅俊(筑波大学)、平賀 譲(筑波大学)、平田圭二(公立はこだて未来大学)、帆足啓一郎(KDDI研究所)、堀内靖雄(千葉大学)、坂東宏和(ポトス)