論文誌「情報通信社会の新潮流をつくるモバイル通信と高度交通システム」特集 論文募集
論文誌「情報通信社会の新潮流をつくるモバイル通信と高度交通システム」特集 論文募集
2012年3月29日更新
論文誌ジャーナル編集委員会
スマートフォンなど新しいユーザデバイスの急速な普及と次世代無線ブロードバンド通信技術の発展により、モバイル通信と高度交通システム(ITS)の研究開発は新しい展開を迎えようとしています。移動通信システムのより一層のブロードバンド化に加え、アプリケーション開発の自由度の高いスマートフォンの普及の本格化等により、位置情報やコンテキスト情報などを活用した新たなサービスの登場が期待されています。また、大震災後の社会において、モバイル通信とITSを、災害時の社会活動や復旧・復興の支援、エネルギー消費の削減などの課題にどう役立てるかという視点での研究開発も今まで以上に重要となっています。今後は、大きく発展を続けるモバイル通信やITS技術を高度に駆使することで、さまざまな社会的要請に応える形での情報通信社会の発展を促す新たな潮流を生み出すことが望まれています。移動通信やユビキタスコンピューティングはさまざまなサービスのための共通基盤であり、メディア制御や経路制御、セッション制御などのネットワーク制御技術や、アプリケーションミドルウェアや状況把握技術、コンテキスト依存コンピューティングなどを活用・融合し、課題解決を図っていくきわめて重要な研究分野です。また高度交通システム(ITS)は、将来の安全安心な社会や低炭素社会を実現するために最も重要な社会基盤です。 そこで情報処理学会論文誌において、下記の要領で『情報通信社会の新潮流をつくるモバイル通信と高度交通システム』をテーマに特集号を企画します。以下に対象分野を示しますが、モバイル通信やユビキタスコンピューティング、ITSに関連する論文であれば、これに限りません。
・移動体通信(アーキテクチャ、プロトコル、管理運用、セキュリティ、QoS制御、アプリケーション)
・センサーネットワーク、情報家電/ホームネットワーク、アドホックネットワーク
・広域無線通信、無線LAN、Bluetooth、ZigBee、UWB、DSRC
・モバイル/ユビキタス/ウェアラブルコンピューティング
・モバイルエージェント、Webサービス、モバイル・クラウド
・高度交通システム
・位置依存コンピューティング/プロトコル/応用
・HMI、高機能携帯端末(スマートフォン、PND)、電子決済
・交通管理(商用車両運行システム、交通流予測、車両管理など)
・運転支援(車両制御、運転補助システム、自律走行システムなど)
・画像処理(車線認識、障害物検知、渋滞検知など)
・ユビキタス/インターネットITS
奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。
投稿要領
(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2008年9月改訂版)によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do
※論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do
論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。
(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。
(3)投稿締切 2012年3月31日(土) 4月7日(土) *締切を延長しました。
(4)特集号予定 2013年1月号
(5)掲載料に関する補足
採択された日本語の論文は規定の掲載料が必要になりますが、英語論文の掲載料は必要ありません。情報処理学会論文誌では2010年8月1日から2012年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています。
(6)特集号編集委員
編集委員長:安本慶一(奈良先端科学技術大学院大学)
幹 事:窪田 歩(KDDI研究所)
委 員:石原 進(静岡大学)、清原良三(三菱電機)、岩井孝法(日本電気)、小口正人(お茶の水女子大学)、小野里好邦(群馬大学)、小花貞夫(電気通信大学)、猿渡俊介(東京大学)、重野 寛(慶應義塾大学)、添田純一郎(パナソニック)、猿渡俊介(東京大学)、田坂和之(KDDI研究所)、野口 拓(立命館大学)、屋代智之(千葉工業大学)