優秀教育賞

優秀教育賞(IPSJ Excellent Educator Award)

賞の概要 情報処理教育に関して優れた教育の実践を行った個人正会員を対象に授与する。創立40周年を記念して優秀教材賞とともに平成12年度に新設された。
選考委員 同賞選定委員会(委員長:情報処理教育委員長)
選考方法 会員の推薦に基づき、選定委員会が決定する。
選考基準 情報処理教育に関して優れた教育の実践を行った会員の教育内容が分かるように構成されたホームページを閲覧して、原則として5件以内を選定する。
表彰等 定時総会(~2011年度までは春期全国大会の席上) 。賞状および賞金3万円。

  • 2021年度

        (該当なし)
  • 2020年度

       (該当なし)
  • 2019年度

      (該当なし)
  • 2018年度

      (該当なし)
  • 2017年度

    江崎 修央(鳥羽商船高等専門学校)
    産学連携による地域支援を通じた学生教育

    [選定理由]
    社会が抱える多様な課題を解決するために、地域の産業界と学生とが共同で「もの造りをする」という実践教育を通して、学生の技術力・思考力の向上に貢献した。たとえば「害獣檻遠隔監視・操作システムの開発・販売」、「ドローンを使った防災システム、カラオケシステム、スコアブックと連動する動画閲覧システムなどの開発」がある。これらの成果を高専プロコンなどのコンテストで発表させ、それが受賞に繋がっていることが教育成果に表れている。具体的には2013年からの高専プロコンで(最優秀賞3回、優秀賞3回、特別賞2回)で受賞、文部大臣賞の受賞がある。またマイクロソフトのImagine Cup日本大会優勝者に与えられる世界大会への代表(4年連続出場)などがある。
    一方、対象者は、プロジェクトリーダーとして日本マイクロソフト、オムロン、Yahoo、National Instruments、NTTドコモ、楽天などと提携した全国高専生向けの技術講習会を企画・実施するなど、広く全国の高専に教育機会を提供している。

  • 2016年度

    松林勝志(東京高等専門学校)
    ITコンテストを通じた情報教育と組み込みシステム開発マイスターの取り組み

    [選定理由]
    2008年から優秀な学生をさらに大きく伸ばす仕掛け作りに取組んでいる。「組み込みシステムマイスターの育成教育」では、新しい教育の仕組みを構築し、実践により有効性を示している。具体的な教育指導でも、受賞という形で成果が示されている。たとえば、「マイスター認定」や「学生教育士」の授与で学習意欲を刺激し、自主的・能動的、自己発展的なPBLを推進した。その成果は、多くのコンテストにおける学生の受賞「再三にわたる全国高専プロコンでの最優秀賞、文部科学大臣賞(2011年)、総理大臣賞(2012年)、国際的なIT コンテスト(Imagine Cup)でのトップ10(2011年)及び世界2位(2012年)など」に繋がっている。
     
  • 2015年度

    石井一夫(東京農工大学)
    農学系ゲノム科学領域における情報科学・統計科学教育の実践

    [選定理由]
    ゲノム研究を行う大学院生向けの教育活動について,その普及啓蒙活動をし,個別指導において具体的成果をあげている。その教育方式の創設に対しても,普及活動の解説論文等から,相当な貢献があったと認められる。また,実際の教育についても,成果となる論文,特許などがあり,優秀な教育実践であると認められる。
     
  • 2014年度

     (該当なし)
  • 2013年度

     (該当なし)
  • 2012年度

    掛下哲郎(佐賀大学)

    [推薦理由]
    情報専門教育における質保証に関する活動および情報系専門職大学院の認証評価制度設立に関する貢献が評価されての受賞である。勤務する学科の教育実践・教育改善の推進に尽力し,情報分野でのJABEE認定にも貢献してきた。また,学会誌の特集「大学教育の質保証」を企画編集するなど,教育活動の広報にも当たってきている。
  • 2011年度

    三上浩司(東京工科大学)
    プロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作」教育の提案と実践

    [推薦理由]
    総合技術であるゲーム開発,特にインタラクティブゲーム開発を対象として,本格的な4年制の教育カリキュラムを組み上げ,産業界との交流も加味した教育を展開している学科にあって,その柱となるプロジェクト演習を提案し実践した。
  • 2010年度

    金寺 登(石川工業高等専門学校)
    意欲喚起と自学自習支援を中心とする情報専門教育の質を保証するための取り組み

    [推薦理由]
    他の情報系専門教育にも応用可能な実践教育を多年にわたって実践し,多くの教育機関での相互依存教育を実現している。自学自習支援環境の構築と教材共用環境の整備も行っている。これらは全高専で広く使用されている。また,その教育成果は,全国高等専門学校プログラミングコンテストや情報システム教育コンテストにおいてよい成績を納めていることからも実証されている。
  • 2009年度(平成21年度)

    金田 重郎 (同志社大学)
  • 2008年度(平成20年度)

    長尾 和彦(弓削商船高等専門学校)
  • 2007年度(平成19年度)

    (該当なし)
  • 2006年度(平成18年度)

    青木 輝勝(東京大学)
  • 2005年度(平成17年度)

    (該当なし)
  • 2004年度(平成16年度)

    皆本 晃弥(佐賀大学)
  • 2003年度(平成15年度)

    高橋 隆一(広島市立大学)
  • 2002年度(平成14年度)

    堀内 征治(長野工業高等専門学校)
  • 2001年度(平成13年度)

    (該当なし)
  • 2000年度(平成12年度)

    山本富士男(神奈川工科大学)
    岡田  稔(中部大学)
    片山 滋友(日本工業大学)
    桑原 裕史 (鈴鹿工業高等専門学校)