砂原 秀樹 君

2022年度功績賞受賞者の紹介

砂原 秀樹 君 (すなはら ひでき)

砂原 秀樹

 本会正会員砂原秀樹君(フェロー)は,1984 年からのJUNET,1988 年からのWIDE Projectでの活動を通して日本におけるインターネットの発展・普及に貢献されました.特に,インターネット自動車プロジェクトInternetITS,気象情報センサプロジェクトLive E! での研究を基礎として,センサ情報の定義や多数の情報収集機構を研究し,現在のセンサネットワーク研究の礎を築かれました.これらの成果は,モバイルインターネット環境の実現に加えて,そのデータの利活用というBig Data の研究分野に対しても大きな影響を与えています.また,このようなデータの取り扱いの中で生じるプライバシの問題にも取り組まれ,データ主体である個人の意思に基づいてデータの利活用を考える情報銀行を始めとするデータ管理に関する研究を主導し,新しい情報処理の研究分野を確立されました.また2008 年よりIT Keys/enPiT-Security -SecCap プログラムを通してセキュリティ人材育成にも尽力し,インターネットおよびセキュリティにかかわる人材を輩出してきました.
 同君は,学会活動の活性化に対しても多くの貢献をされており,本会においては,高品質インターネット研究会主査(2003 年度〜 2004 年度),理事(2009 年度〜 2010 年度,2012 年度〜 2013 年度),監事(2017 年度〜 2018 年度)を歴任されています.また,SAINT におけるプログラム委員,マルチメディア・分散・協調とモバイル(DICOMO)シンポジウムにおいてプログラム委員,実行委員,運営委員を務め,インターネット/分散処理分野の学術の振興や関連分野の発展に多大な貢献をされました.
 以上のように,同君が情報処理分野ならびに本会の活動の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります.