2019年IPSJ/IEEE Computer Society Young Computer Researcher Award
2019年IPSJ/IEEE Computer Society Young Computer Researcher Awardの表彰
島田 敬士君(正会員) 「Outstanding Research on Real-time Learning Analytics」 2002年九州大学工学部電気情報工学科飛び級のため退学。2004年九州大学大学院システム情報科学府修士課程修了。2007年同大学大学院システム情報科学府博士後期課程修了。博士(工学)。2007年4月より九州大学大学院システム情報科学研究院助教。2013年10月より同大学基幹教育院准教授。2017年4月より同大学大学院システム情報科学研究院准教授、現在に至る。JSTさきがけ研究者兼任(2015年10月〜2109年3月)。ラーニングアナリティクス、パターン認識、メディア処理、画像処理に関する研究に従事。MIRUインタラクティブ発表賞(2011、2017)、MIRUデモ発表賞(2015)、Background Models Challenge 2012 The First Place(2012)、PRMU研究奨励賞(2013)、SBM-RGBD Challenge The First Place(2017)、ITSシンポジウムベストポスター賞(2018)、さきがけ研究者交流会インタレストポスター賞(2019)などを受賞。 [推薦理由] 島田氏は、学習分析とリアルタイム処理を組み合わせたリアルタイム学習分析の研究分野を率いてきた。同氏は、現場での講義から教育ビッグデータを収集するためのデジタル学習環境の開発に貢献し、学生の能動的な学習や教師の適応的な指導において効果的なフィードバックが行えるようにした。同氏の主な貢献としては、リアルタイム学習分析プラットフォーム、ならびに学習パターンのマイニング、学業成績の予測、学習教材の推薦などさまざまなアプリケーションの開発が挙げられ、国際的にも高く評価されている。 |
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前川 卓也 君(正会員) 「Outstanding Research on Zero-shot and Few-shot Unobtrusive Context Recognition for Pervasive Computing」 2006年大阪大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程修了。2006年NTTコミュニケーション科学基礎研究所入所。2012年より大阪大学大学院 情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 准教授、現在に至る。ユビキタスコンピューティング、ウェアラブルセンシングに関する研究に従事。2010年度 情報処理学会 山下記念研究賞、2013年度 日本データベース学会 上林奨励賞、2015年 電気学会 優秀論文発表A賞、第一回 大阪大学賞(若手教員部門)など受賞。 [推薦理由] 前川氏は、センサによる状況認識に関して、低コストで対象環境に簡単に適用できる人間の行動認識と屋内測位の技術を中心に研究を行ってきた。同氏は、少数の環境に溶け込んだセンサと機械学習を用いた実用的な状況認識技術を開発し、手首装着型センサを用いた活動認識、身体的特徴情報を用いた活動認識モデルの構築、工場労働者の活動の教師なしでの認識などで顕著な成果を挙げている。パーベイシブコンピューティングを低コストで実現する同氏の研究成果は、国際的な研究コミュニティにおいても高く評価されている。 |
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