2025年 IPSJ/ACM Award for Early Career Contributions to Global Research
2025年 IPSJ/ACM Award for Early Career Contributions to Global Researchの表彰
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山中 祥太 君(正会員) 「Theoretical and Empirical Modeling for Understanding Human Motor Behaviors in Graphical User Interfaces」 LINEヤフー株式会社 DS統括本部 LINEヤフー研究所 上席研究員.2016年に明治大学大学院にて博士号を取得(工学).2015年より日本学術振興会特別研究員DC2,2016年より日本学術振興会特別研究員PDおよび明治大学総合数理学部客員研究員を勤めたのち,2017年にヤフー株式会社(現在,LINEヤフー株式会社)に入社.2022年よりHuman-Computer Interactionチームリーダー,現在に至る.情報処理学会山下記念研究賞(2017年),ACM CHI 2019とACM ISS 2023でHonorable Mention Awardなどを受賞.ユーザインタフェース研究,特に運動性能のモデル化に興味を持つ.情報処理学会,ACM各会員. [推薦理由] 山中氏は,ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)分野に大きな貢献を果たしており,特にグラフィカルユーザインタフェース(GUI)使用時における運動特性のモデル化を専門としています.GUIタスクの代表例として画面上のターゲットを選択する操作が挙げられますが,山中氏はターゲット形状に基づくタップ座標分布などを理論的にモデル化し,ターゲットを正確にタップできる確率の予測手法を構築しました.特筆すべき業績として,CHI(筆頭著者として10本のフルペーパーを含む),UIST,MobileHCI,UbiComp,ISS,DISなどのトップクラスの国際会議や,情報処理学会シンポジウムインタラクションなどで多数の論文を発表している点があり,国際的な共同研究論文も多く含まれます.ACMと情報処理学会からの表彰も多く,両コミュニティで高い評価を得ています.山中氏のモデルにはインパクトが大きいものもあり,情報科学を学ぶ大学生向けの教科書でも取り扱われています.2022年にはヤフー株式会社(現在,LINEヤフー株式会社)でHCI分野の研究チームを立ち上げ,リーダーを務めています.2024年には研究成果に基づく複数のデザイン支援ツールを開発・公開しました.このように学術界の研究成果を産業に結びつける取り組みはHCI分野では珍しく,この点も山中氏の幅広い貢献を裏付けています. |