2019年度情報処理技術研究開発賞

2019年度情報処理技術研究開発賞の表彰



関  晃仁 君(正会員)

「カメラ画像を用いた周辺環境認識技術の研究開発」

2003年 東京工業大学 工学部 制御システム工学科 大学院への飛び入学のため中退. 2004年同大 大学院理工学研究科 機械制御システム専攻 修士課程修了. 2007年 同専攻 博士課程修了. 同年 (株)東芝入社 研究開発センター配属. 2015-16年 スイス連邦工科大チューリヒ校 客員研究員. 現在, (株)東芝 研究開発センターにて画像認識技術の研究開発に従事. 博士(工学). 2004年日本機械学会三浦賞, 2007年手島精一記念賞, 2008年画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)ベストインタラクティブセッション賞を各受賞. 情報処理学会会員.

[推薦理由]
カメラを用いた周囲環境の認識, 中でも3D計測技術や物体認識技術は, 自動車の自動運転, 発電所等のプラント管理や道路の保守点検等の社会インフラの維持管理など, 幅広い産業への応用が期待されている. 関 晃仁氏は, これらの技術に関するアルゴリズムの研究開発を進め, 自動車や社会インフラ分野向けの製品・サービス等の産業応用実績に加えて, 画像認識分野の最難関国際会議を含む国際・国内会議等での数多くの発表の実績があることから, 本賞を贈るにふさわしいものである.