全国大会で教育シンポジウムを開催

全国大会で教育シンポジウムを開催

 

~教育ビジョン2011: 変わらなくちゃ、情報処理学会~

情報処理学会第74回全国大会企画シンポジウム「教育ビジョン2011: 変わらなくちゃ、情報処理学会」は、大会初日の2012年3月6日午前、 第3 イベント会場で開催された。 シンポジウムの趣旨は、前年末に公表された「情報処理学会 教育ビジョン2011」にも書かれている、「誰もが情報技術に主体的に向き合う社会の実現」のために、情報処理学会は何をすべきか、何ができるかを議論することであった。 当日はまず最初の発表で、筧 捷彦情報処理教育委員長が「教育ビジョン2011」の内容と趣旨について発表した。 続いて登壇を予定していた原島 博氏(東京大学名誉教授)は急病で欠席となったが、筧委員長が替わってスライドを用い電子情報通信学会の高校生を対象とした活動について紹介した。 最後にNPO法人湖南ネットしがの斎藤富士夫理事長から、NPOの社会貢献活動や退職技術者の活用などについて報告があった。 引き続きパネルディスカッションに入り、寺田真敏教育担当理事、児玉公信技術士委員会委員長を交えて、学会の果たす役割や社会とのチャネルの構築について活発な議論が交わされた。 

[講演資料] 
久野 靖(初等中等教育委員会委員長・筑波大学):変わらなくちゃ、情報処理学会 (2012.3.6大会企画セッション) 
筧 捷彦(情報処理教育委員会委員長・早稲田大学):教育ビジョン2011の紹介 
原島 博(東京大学 名誉教授):未来世代から学ぶ ~電子情報通信学会における試み~ 
斎藤 富士夫(NPO法人湖南ネットしが 理事長):企業人から社会人へ 


~“教育は「つけ足し」でよいか?” >> パネルが目覚めさせたそれぞれの思いを有効な一石とするために、もう一歩進みませんか!!~

このイベントは、3人の講演者とパネリストの主張のあと、会場とのやり取りに変わった。教育に関する悩みや思いからの発言、それは発言者の立ち位置でそれぞれ違っていたが、教育に関する問題提起としては十分であった。パネリストの過激な(?)発言で目覚めた参加者一人ひとりの教育への思いを引き出すきっかけができたと考えているから・・・。会場に足を運んだすべての参加者の熱き思いが冷めないうちに、「教育を良くするために必要なことは何か」について、もっと深く考え、議論しませんか。 皆さまのご発言をお待ちしています。 

[講演資料/パネル討論資料] 
掛下 哲郎(情報処理教育委員会委員:佐賀大学):専門教育カリキュラムとJ07フォローアップ 
河村 一樹(一般情報教育委員会委員長・東京国際大学):一般情報教育の問題と情報処理学会の役割 
久野 靖(初等中等教育委員会委員長・筑波大学):初等中等情報教育の問題と情報処理学会の役割 
神沼 靖子(情報処理学会フェロー):産学連携による教育支援活動を通して 

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情報処理学会第74回全国大会企画シンポジウム「教育ビジョン2011: 変わらなくちゃ、情報処理学会」 
情報処理学会第74回全国大会企画シンポジウム「教育活動は「つけ足し」でいいのか? ~情報処理学会における教育活動~」 
情報処理学会 教育ビジョン2011