寺中 勝美 君
フェロー
寺中 勝美 君(正会員)
[対象業績] 「大規模データベース管理技術の実用化および学会運営への貢献」
1976年3月京都大学工学研究科博士課程前期課程修了,同年日本電信電話公社(現NTT)入社,以来,データベース関連,マルチメディア通信処理の研究開発に従事,2001年NTT西日本研究開発センタ所長(現職).1991年本会マルチメディア通信と分散処理(DPS)研究会幹事,2000年本会財務担当理事を歴任.
[業績推薦理由]
寺中勝美君は,高度情報化社会の基盤となる大規模データベースシステム実用化技術の確立に多大な貢献をされた.具体的には,大規模分散データベースにおける直列資源管理方式として2フェーズデッドロック検出アルゴリズムを提案,TRONプロジェクト拡張OSでのネットワークデータベース管理技術を確立,マルチメディア情報の高速検索技術を確立する等その功績は多岐にわたる.また,本会DPS研究会幹事としてDPSワークショップを創設,さらには本会財務担当理事として財政の健全化・透明化や,電子化推進のための財源確保など,本会運営にも多大な貢献をされた.