白田 由香利 君
[対象業績] 「データ工学と数理科学を中心とした教育への貢献」
1981年, 学習院大学理学部物理学科卒業. 1983年, 同学科博士前期課程修了. 1989年, 東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了(理学博士). (株)リコー ソフトウェア研究所勤務. 2001年, 学習院大学経済学部経営学科助教授. 2002年より同教授. 2006年から2007年, オックスフォード大学マートン校客員研究員. 2012年, 日本経営学会 学会賞. データ工学の研究および経済分野への応用研究, それらの情報処理教育に従事.
白田由香利君は, データ工学とその基礎となる数理科学の教育に大きく貢献した. 1970年代~90年代にかけては, 啓蒙書を執筆し, 非研究者に分かり易くデータベース等の概念を説明し当該技術者数の増加に貢献した. 2000年以降は, 可視化と演繹推論を特徴とする教育システム開発により, 経済学部においてデータ工学及び数理科学の学際化教育を行い, 経済分野におけるデータ分析の人材育成に貢献した. さらにインドネシアおよびタイの国立大学との共同研究, ワークショップ開催を継続し, アジア地域への最新分析手法の普及にも貢献した.