酒井 哲也 君

  • 酒井哲也

    [対象業績]「情報アクセスシステムの評価手法に関する研究に対する貢献」

      1993年早稲田大学理工学研究科修士課程修了.博士(工学)早稲田大学.Microsoft Research Asiaなどを経て,2013年に早稲田大学基幹理工学部情報理工学科に着任.現在,同学科教授,Naver Corporation研究統括顧問.本学会山下賞(2006),論文賞(2006・2007),FIT船井ベストペーパー賞(2008),論文賞(2005・2020)など受賞,ACM distinguished member.

    [業績推薦理由]

    酒井哲也君は,約20年にわたりウェブ検索エンジンに代表される情報アクセスシステムの評価方法に関する先駆的な研究を行ってきた.評価方法とは研究の根幹をなすものであり,研究コミュニティの方向性を決定づけるものである.酒井君の考案した方法は評価型国際会議などで長年にわたり活用されている.酒井君はまた,検索エンジンの考案などビジネスに直接貢献する研究開発を行う一方で,教員として情報アクセス評価に関する書籍を英語・日本語で出版するなど,国内外の研究コミュニティを啓蒙し,牽引してきた.その功績も大きい.