坂井 修一 君

フェロー

坂井 修一 君(正会員)

[対象業績] 「新世代コンピュータシステムの研究開発および教育」

1981年東大卒.1986 年同大学院修了,工博.電総研,MIT,RWC,筑波大を経て,1998年東大助教授.2001年より同教授.計算機システム等の研究に従事.情報処理学会研究賞(1989年),同論文賞(1991年),IBM科学賞(1991年),市村学術賞(1995年),IEEE Outstanding Paper Award (1995年)等受賞.本学会論文誌(1998-2002年)・会誌(2003-07年)各編集委員,理事(2006-08年).電子情報通信学会,人工知能学会,ACM,IEEE会員.日本学術会議連携会員.

[業績推薦理由]

 計算機アーキテクチャ,並列処理ソフトウェア,相互結合網,省電力プロセッサ,ディペンダブルシステム等の研究において本邦を代表する業績をあげている. 特に,新しい並列処理方式の考案と実機EM-4,RWC-1等による検証,省電力チップマルチプロセッサNEKOの研究開発,ディペンダブルコンピュータシステムの研究等における成果が顕著である.また,新時代のコンピュータアーキテクチャ教育に注力し,3冊の教科書を著した他,本学会では,会誌・論文誌編集委員,理事等を務め,指導的役割を果たしている.