大田 友一 君

フェロー

大田 友一 君(正会員)

[対象業績]「コンピュータビジョンおよび視覚情報メディアに関する研究・教育への貢献」

  1972年京都大学工学部電子工学科卒.1977年同大学院博士課程単位取得退学(1980年工博).1977~1978日本学術振興会奨励研究員.1978年京都大学工学部情報工学教室助手.1981年筑波大学電子・情報工学系講師,助教授を経て1992年同教授.この間1982~1983年カーネギーメロン大学客員研究員.本会CV研究会幹事・FIT2004実行委員長,電子情報通信学会ISS副会長・同PRMU研究会委員長,人工知能学会理事,IAPR理事等歴任.IAPR及び電子情報通信学会フェロー.

[業績推薦理由]

 大田友一君は,1970年代にコンピュータビジョンの研究を開始し,カラー画像処理,ステレオ視覚,視覚情報メディア等の先駆的な課題に関して国際的に顕著な成果を挙げてきた.近年は,メディア技術を指向したコンピュータビジョン研究を先導し,特定領域研究「視覚情報メディア」の領域代表としてオピニオンリーダの役割を果たした.現在は,IAPR理事としてパターン認識分野の発展に国際的に貢献している.これまでの研究活動と活発な学会活動を通した,国内外における当該分野への貢献は多大である.