奥富 正敏 君
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[対象業績]「コンピュータビジョンに関する幅広い先駆的研究ならびに教育・学会活動に対する貢献」
1981年東京大学工学部計数工学科卒業.1983年東京工業大学大学院理工学研究科制御工学専攻修士課程修了.同年,キヤノン株式会社入社.1987-1990年カーネギーメロン大学コンピュータサイエンス学科客員研究員.1993年工学博士(論文).1994年東京工業大学助教授.2002年より同大教授.本学会CVIM研究会主査,計測自動制御学会理事等を歴任.本学会論文賞(2回)を始め,受賞多数.コンピュータビジョン分野における理論と応用の両面で,学術論文および特許多数.
[業績推薦理由]奥富正敏君は,コンピュータビジョン分野を代表する研究者の一人であり,カメラから環境の3次元構造を推定する技術であるマルチベースラインステレオ法は,発表されてから30年経過した現在においても,多くの論文で引用され,最新の研究でも広く利用されている.また,カメラの「超解像」技術 についても,多くの優れた研究成果を挙げ,その基本的原理はデジタルカメラの解像度を向上させるための技術として実利用されている.また,CVIM研究会の主査,画像センシングシンポジウム実行委員長等,学会の発展と活性化に貢献した.