小口 正人 君

  • 小口 正人

    [対象業績]「ビッグデータ基盤技術に関する先駆的な研究」

      1990年慶應義塾大学卒業。1995年東京大学博士課程修了。学術情報センター中核的研究機関研究員、東京大学生産技術研究所特別研究員、アーヘン工科大学客員研究員、中央大学研究開発機構助教授、お茶の水女子大学助教授を経て、2006年より同教授。2015〜2017年に電子情報通信学会データ工学研究専門委員会委員長、2017〜2019年に情報処理学会論文誌データベース編集委員会委員長、2022年よりACM SIGMOD日本支部支部長。2012年より日本データベース学会理事、2020〜2022年に同会副会長を務める。

    [業績推薦理由]

    小口正人君は、1990年代後半から、分散ストレージ、PCクラスタによる並列データマイニング、広域分散処理など、ビッグデータ処理のための分散処理基盤技術に関する先駆的な研究を数多く行い、関連分野を牽引してきた。またハイパフォーマンスコンピューティング、データベース、分散モバイルコンピューティングをはじめとする複数のコミュニティにおける論文誌運営、学会運営等に深く携わるとともに、CDS研究会の創設にも貢献した。さらに複数の教科書を執筆することで関連分野の教育にも大きく貢献している。