新田 恒雄 君

新田 恒雄 君(正会員)

新田[対象業績] 「音声・マルチモーダル対話技術の実用化に対する貢献」

1969年東北大学工学部電気工学科卒業.(株)東芝を経て1998年より豊橋技術科学大学大学院工学研究科教授.2004-2008年学長補佐.工学博士.音声・マルチモーダル対話システムの研究に従事.1998-2000年本会音声言語情報処理(SLP)研究会主査, 2003-2007年音声対話技術コンソーシアム(ISTC)代表, 2001年より情報規格調査会試行標準化専門委員会委員(WG4主査)を歴任.1988年度電子情報通信学会, 2010年度人工知能学会各論文賞, 2006年度情報規格調査会標準化貢献賞を受賞.2000-2002年経済産業省産業構造審議会委員.

[業績推薦理由]

新田恒雄君は, (株)東芝在籍時に様々な音声入出力システムの実用化を行った後、豊橋技術科学大学に赴任後も、本会音声対話技術コンソーシアム(ISTC)の代表として, 対話エージェント(音声認識・合成, 顔合成, 対話制御)の基本ソフトウェアの開発・公開を主導した他, 情報規格調査会の試行標準委員会WG4主査やW3C-MMI-WGの諮問委員として音声・マルチモーダル対話の標準化に尽力した.以上の活動を通して設計・開発した「マルチモーダル対話のための記述言語」XISL 仕様は, 携帯端末の音声対話制御にも採用されている.