西 和彦 君

  • 西和彦

    [対象業績]「パソコン技術の先駆的開発・事業化と情報処理技術の普及・発展への貢献」

      1975年早稲田大学理工学部機械工学科に入学.大学在学中に(株)アスキー創業.米国マイクロソフト社極東担当副社長,同社取締役新技術担当副社長を経て,ボードメンバー.国際連合大学高等研究所副所長.米国マサチューセッツ工科大学メディア研究所客員教授,尚美学園大学教授,東京大学大学院IoTメディアラボラトリーディレクターを経て,現在NPO法人IoTメディアラボラトリー理事長,須磨学園学園長.博士(情報学,工学院大学).1990年度~1991年度本会理事(事業担当).

    [業績推薦理由]

    西和彦君は,特にパーソナルコンピュータ関連の半導体,ハードウェア,ソフトウェア,ネットワーク,マルチメディア等広範にわたる技術を世界に先駆けて開発,事業化した.コンピュータの黎明期であった1970年代に米国に渡り,マイクロソフト社創設者のビル・ゲイツ氏と共同で,独創的,革新的アイデアを提案した.これらの功績により,情報処理技術の発展,コンピュータ産業の立上げに貢献した.画像,音声符号化の国際標準化にも参画し,マルチメディア技術開発のパイオニアとしても大きな成果を上げた.