中山 泰一 君

  • 中山 泰一

    [対象業績]「情報教育推進諸活動の創始展開およびその社会的認知高揚への貢献」

      1993年東京大学大学院修了.博士(工学).同年より電気通信大学において計算機システム,並列分散処理,情報教育の研究に従事.本会フェロー.2020-2021年度教育担当理事.2014年度学会活動貢献賞,2016年度山下記念研究賞,2017年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞受賞.日本学術会議特任連携会員.国立情報学研究所客員教授.

    [業績推薦理由]

    中山泰一君は,学校教育での情報教育に対する実践的研究者である.情報入試研究会を設立し,全国模試も実施して研究活動を進めてきた.同時に,高等学校での情報教育の普及促進を学会の活動に位置付けて注力してきた.入学共通テストでの教科情報の試験実施等の変革に際しての事宜をえた本会意見公表,文部科学省認可の教員研修の継続実施,中高生情報学研究コンテストの毎年主催,中高教員の入会促進制度の設置,中高教員・教員志望学生との意見交換会の設置など.この結果,本会の社会的認知を大いに高揚させた.