長田 典子 君
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[対象業績]「感性評価技術の研究および産学連携による実用化」
1983年京都大学理学部数学系卒.同年三菱電機(株)研究員.1996年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了.博士(工学).2003年より関西学院大学理工学部情報科学科助教授,2007年教授.2009年パデュー大学客員研究員.2013年感性価値創造研究センター長,2020年感性価値創造インスティテュート所長を歴任.著書「感性情報処理」(共著)他.文部科学大臣表彰科学技術賞,日本音楽知覚認知学会論文賞,グッドデザイン賞,地方教育行政功労者表彰等を受賞.
[業績推薦理由]長田典子君は,主観的で曖昧な感性をものづくりに反映させる感性評価技術を目指し,感性を物理量に関連づける感性指標(ものさし)による評価を提案した.また心理学,脳科学,芸術学を融合した学際的研究により技術を深化させた.この技術を五感や感情に関わるプロダクトデザインやアート制作に適用し,多くの企業との共同研究を通して技術移転や製品化に貢献した.最近ではJST COIプログラムにおいて産学連携拠点を立ち上げ,感性評価サービスや感性AIレコメンドサービスを開始し,感性価値創造に貢献している.