三宅 優 君
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[対象業績]「通信ネットワークの高速化・セキュリティ研究への貢献と国際標準化への展開」
1990年慶応義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年国際電信電話(現KDDI)入社、KDDI総合研究所にて通信プロトコルの高速化、セキュリティ等の研究開発、国際標準化活動に従事。2009年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士課程修了。博士(工学)。電波功績賞、情報通信技術委員会(TTC)表彰功労賞、日本ITU協会功績賞、前島密賞、情報通信功績賞受賞。
[業績推薦理由]三宅優君は、広帯域化したネットワークにおいても遅延により通信速度が向上しない問題に取り組み、その成果を商用サービスに展開してインターネットサービスに品質向上に貢献した。また、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)においてセキュリティ関連の国際標準化作成を担当するSG17の副議長を務め、通信ネットワーク分野の活動を主導するとともに、自らも国内関係機関と連携して日本の取り組みを国際標準として展開することに貢献した。