松原  仁 君

フェロー

松原  仁 君(正会員)

松原[対象業績] 「人工知能研究の成果の普及およびゲーム情報学とエンタテインメントコンピューティング研究領域創設への貢献」

1959年東京生まれ. 1981年東大理学部情報科学科卒業. 1986年同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了. 同年電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所. 2000年公立はこだて未来大学システム情報科学部教授. 著書に「人工知能に哲学は必要か」, 「将棋とコンピュータ」, 「コンピュータ将棋の進歩シリーズ」, 「鉄腕アトムは実現できるか」, 「ロボットの情報学」, 「先を読む頭脳」など. 

[業績推薦理由]

松原仁君は一般化フレーム問題, コンピュータ将棋, ロボカップなどの人工知能研究の成果を広く一般に向けて普及することによって当該領域に対する理解を促進し, ゲーム情報学とエンタテインメントコンピューティングという新しい領域の創設に中心的な役割を果たし本会にそれぞれの研究会を設立してこれらの研究領域の発展に大いに貢献している. さらに本会50周年事業のコンピュータ将棋のあから2010の開発において主導的な役割を果たしている.