川越 恭二 君
[対象業績] 「時間データベースに関する先駆的研究」
1975年大阪大学工学部卒業, 1977年同大学院前期課程修了. 同年日本電気(株)に入社. 中央研究所等にてデータベース, 機械系CAD等の研究開発に従事. ソフトウェア生産技術開発本部, マルチメディア事業推進本部等を経てBIGLOBEパーソナル販売本部担当部長. 1997年立命館大学理工学部教授. 2004年同情報理工学部教授. 2018年より同特任教授, データベースや情報検索等の研究に従事. 本会学会誌編集委員会SWG主査等を歴任. 博士(工学).
川越恭二君は, 我が国のデータベース分野を代表する研究者の一人であり, 70年代後半のデータベース研究黎明期よりデータベースの研究を行い, 時間データベース, Web検索, 情報推薦等のデータベースに関する領域で数多くの研究開発を行った. 特に, 時間データのモデル, 類似検索, 応用に関する先駆的研究を実施し, 学術的に優れた研究成果を創出した. また, データベース関連研究会の活動統合化を行うとともに, 本会学会誌編集委員会主査として企業会員向け5特集の編集企画にあたった. これらにより学会の発展に尽力した.