亀田 壽夫 君
フェロー
亀田 壽夫 君(正会員)
[対象業績] 「情報処理システムの性能最適化に関する学術的基礎貢献」
1965年東京大学理学部物理卒業.1970年東京大学大学院博士課程修了,故高橋秀俊教授指導下,OSの設計原理の研究で理学博士取得.同年東京大学理学部助手.1971年電気通信大学講師,1973年同助教授,1985年同教授.1973/74年米国IBMワトソン研・1974/75年カナダ国トロント大学,客員.1992年筑波大学電子・情報工学系教授,現在に至る.本会会誌・欧文誌・研究論文誌編集委員,OS研究会等主査,日本OR学会評議員・待ち行列部会主査,IFIP(TC7), ACM(DSA)委員等を歴任.
[業績推薦理由]
亀田壽夫君は,分散・並列システムやOS等,情報処理システムの性能最適化について,以下に示すように,高い国際的水準の学術的基礎貢献をされた.極めて掲載基準の高い研究論文誌,Journal of the ACMや,ACMやIEEEの主要Transactions(TOCS, TSE, TC, TPDS, TAC)等,権威の高い学術雑誌や国際会議等に数多くの論文を発表された.並列システムの研究で,IEEE NAECON '97最優秀論文賞を受賞し,分散システムの性能最適化の研究成果をまとめてSpringerの単行本として発表された.