石川 佳治 君
[対象業績] 「空間データベースに関する研究と学会の運営および活性化への貢献」
1989年筑波大学第三学群情報学類卒.1994年同大学大学院博士課程工学研究科単位取得退学.同年奈良先端科学技術大学院大学助手.1999年筑波大学電子・情報工学系講師.2004年同助教授.2006年名古屋大学情報連携基盤センター教授.2013年名古屋大学大学院情報科学研究科(後に情報学研究科)教授.博士(工学)(筑波大学).ACM,IEEE CS,電子情報通信学会,人工知能学会,日本データベース学会,各会員.
石川佳治君は,データベース分野において長年にわたり研究を行ってきた.特に,空間データベースと,その関連分野である時空間データベース,多次元データベース,マルチメディアデータベースなどに関して継続的に優れた研究成果を発表している.近年では,移動軌跡データのマイニングや災害・防災のためのデータベース技術の開発など,周辺領域への展開も行っている.また,国内でも有数の大規模会議となったデータ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM)の立ち上げに関わるなど,若手育成の面での貢献も大きい.