藤原 秀雄 君
フェロー
藤原 秀雄 君(正会員)
[対象業績] 「論理設計論・設計自動化に関する先駆的研究」
1974年大阪大学工学研究科博士後期課程修了.工博.大阪大学工学部助手,明治大学教授を経て,1993年より奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科情報処理学専攻教授.この間,ウォータールー大学,マッギル大学客員,奈良先端大評議員.コンピュータの設計とテスト,VLSI設計自動化,フォールトトレランスの研究に従事.現在,IEEE Computer Society Asia and Pacific TTTC Chair,IEEE関西支部理事,等IEEE フェロー,電子情報通信学会フェロー.
[業績推薦理由]
藤原秀雄君は、長年にわたり論理設計論ならびに設計自動化に関する研究分野 において数多くの研究業績をあげ、いずれも先駆的な研究として世界的に高く評価されている.IEEE Trans. on Computers誌に発表したテスト生成アルゴリズム (FANアルゴリズム)は学界,産業界で高く評価され,LSIのテスト生成技術の発展に大いに貢献した.1989年に42歳の若さでIEEEから Fellowの称号を授与され,その後も,永年にわたる情報工学分野の研究業績に対し,IEEE Computer SocietyからGolden Core Member Award,Outstanding Contribution Award,等の多くの賞を受賞しているなど,この分野の世界の第1人者である.