藤代 一成 君
[対象業績] 「可視化分野における先駆的研究および同分野における教育・普及に対する貢献」
1983年筑波大学第三学群情報学類卒業. 1985年筑波大学大学院博士課程工学研究科修士号取得退学. 理学博士(東京大学). 東京大学, 筑波大学, お茶の水女子大学, 東北大学を経て, 2009 年より慶應義塾大学理工学部教授. 本学会では, 論文誌編集委員, CGVI研究会幹事等を歴任. 2006年度本学会論文賞等受賞多数. 現在, 日本学術会議連携会員, 日本工学会フェロー, 画像電子学会名誉会員, 可視化情報学会副会長, IEEE, ACM上級会員等学会活動多数.
藤代一成君は, コンピュータグラフィックス(CG)を利用した可視化の可能性にいち早く着目し, 第一人者として同技術の進展に寄与してきた. 特に微分位相構造に基づく適応的可視化技術という新たな研究の方向性を主導するとともに, 可視化技術の他分野への応用と連携を推進しており, その成果は国内外で高く評価されている. また, 教科書の執筆や国内外の主要学会における数々の要職を歴任するなど, CG および可視化関連分野の学会活動や教育活動を精力的に行っており, 同分野の発展および普及に大きく貢献している.