越前 功 君

  • 越前 功

    [対象業績]「マルチメディアセキュリティ分野における先駆的研究と社会課題の解決」

      1997年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。日立製作所システム開発研究所を経て、現在、国立情報学研究所情報社会相関研究系 研究主幹・教授、東京大学大学院情報理工学系研究科 教授(併任)。情報セキュリティ、マルチメディア、プライバシー保護の研究に従事。IFIP TC11日本代表。2014年・2005年本会論文賞、2016年情報セキュリティ文化賞、2014年ドコモ・モバイル・サイエンス賞など受賞。博士(工学)(東京工業大学)。

    [業績推薦理由]

    越前功君は、マルチメディアと情報セキュリティ・プライバシー保護の融合分野の研究に取り組み、カメラの写り込みによるプライバシー侵害を被撮影者側から防止する技術や、指紋の盗撮を防止する技術、生成AIにより生成されたフェイク顔映像を検出する技術等の先駆的な技術を確立し、これらの技術の実用化をはじめとした社会実装にも大きく貢献した。さらに、IFIP TC11日本代表として、情報セキュリティ分野における国際交流を通し、情報処理分野における本会の国際的な位置づけ向上に大きく貢献した。