浅井光太郎 君
[対象業績] 「映像符号化技術の研究開発と国際標準化に対する貢献」
1981年東京大学工学部電気工学科卒業. 同年, 三菱電機株式会社入社. 2017年愛知工業大学大学院経営情報科学研究科より博士(経営情報科学)取得. 映像情報の圧縮符号化方式の開発や製品開発ならびに, その国際標準化などに従事. 1992〜93年コロンビア大学訪問研究員. 同社先端技術総合研究所・部門統括, 通信システム事業本部・主幹技師長などを歴任し, 現在, 開発本部・技術顧問. IEEEフェロー, 本会元副会長.
浅井光太郎君は, 映像情報の圧縮符号化方式や高解像度テレビジョン(HDTV)に関する研究に従事し, ISO/IEC JTC 1/SC 29 の議長などの職務を通してMPEGや4K8Kなどデジタル放送を対象とした標準策定を行うと共に, HDTV符号化復号化装置の開発などを行い, 映像符号化技術の研究開発と国際標準化に大きく貢献した. また本会副会長, 技術応用運営委員会委員長などを歴任し, ACMとの共同表彰新設, CITP委員会によるIFIP IP3 の認定支援に尽力するなど, 本会の運営・発展に大きく貢献した.