雨宮 真人 君
フェロー
雨宮 真人 君(正会員)
[対象業績] 「並列情報処理と自然言語処理分野における先進的研究推進」
昭和44年九州大学大学院電子工学専攻修士課程修了,日本電信電話(株)(旧 日本電信電話公社)入社.以来,自然言語処理と並列処理に関する研究を行ってきた.昭和63年九州大学大学院総合理工学研究科教授.平成8年より同大学院 システム情報科学研究院教授.現在は,情報共有流通環境構築のための基盤技術に関する研究を推進.昭和53年九州大学工学博士.平成5年本会論文賞受賞.
[業績推薦理由]
雨宮真人君は,日本語対話システムに関して先駆的に研究に着手するとともに,効率的な並列構文解析手法の提案,Agentを利用した応用システムの開発な ど,自然言語処理の分野において常に先駆的な研究開発を続けてきた.また,並列処理に関しても,データフロー計算機の実験機試作およびデータフロー方式の 関数型言語の設計・処理系開発を日本で先駆的に行い,その研究は世界的に注目された.現在も,知的並列分散処理環境構築のための基盤技術開発を続けるな ど,並列処理と自然言語処理分野において先進的な研究を推進している.