Barolli Leonard 君

バロリ[対象業績] 「知的アルゴリズムによるネットワーク制御に関する研究と国際化への貢献」

ティラナ大学(アルバニア)電気工学科卒業(1981). アルバニア政府からRed Star賞受賞. 1992年に文部省留学生として来日し, 山形大学大学院・工学研究科・博士後期課程修了(博士(工学))(1997). 山形大学助手, 埼玉工科大学講師を経て, 2003年に福岡工業大学・情報工学部・情報通信学科・助教授と, 2005年に同教授. Oxford Brrokes大学(英国)の客員教授(2012). DPS研究会連絡委員, 論文誌編集委員会等を歴任. IEEE AINAのsteering委員会委員長をはじめ, BWCCA, CISIS, NBiS等の国際会議を創設するなど国際的に活躍している. 

[業績推薦理由]

 バロリ君は, ファジー論理, 遺伝的アルゴリズム等の知的アルゴリズムを用いることにより, マルチメディア・データ通信のQoS制御等複雑さを増すネットワーク制御を有効に行えることを示した. 知的アルゴリズムを適用する試みは, 世界的にみても最初のものである. さらに, 無線アドホック・ネットワークにも知的アルゴリズムを適用し, 研究成果を上げてきている. 研究成果は国際的に評価され, IEEE Transactions, IEEE Systems Journal等の第一級の論文誌の論文としても発表され, IEEE AINA等の国際会議でも多くのBest paper賞を受賞してきている.