論文誌「危機管理の視点を考慮したインターネットと運用技術」特集 論文募集

2012年1月17日
2012年6月11日更新
論文誌ジャーナル編集委員会


 東日本大震災への対応は発生後9ヶ月を経て続いていますが、その内容は短期的なものから中長期的なものにシフトしてきています。このたびの東日本大震災への対応について、ネットワークの研究者や運用者・技術者がその知恵と技術によって「何ができて何ができなかったのか」また「これから何をするべきなのか」を中長期的視野をもって議論する必要があると考えます。
 これは今回のことに限らず、普段からどんな災害や不具合を想定しどのようにネットワークや計算機システムを運用するべきなのかを考えることにつながります。たとえば、時間や場所にかかわらずネットワークを活用した業務遂行形態が危機発生時の事業継続のためにどの程度役に立つのかを検証したり、災害復旧過程でも継続運用可能なシステムという視点でサーバルームの省電力化手法を検討することも興味深い話題でしょう。他にも、地域や世代の差を越えて情報を共有する手法やデジタルデバイドを解消する手法など、さまざまなものを危機管理という視点から再検討することが求められています。
 本特集号では、東日本大震災とその後の対応によって得られた数々の実践例や運用経験をひとつの出発点として、ネットワークや計算機システムの運用技術や関連する諸問題を危機管理という視点で見つめ直した論文を掲載します。研究会やシンポジウム、国際会議等にて発表された論文や新規の論文を広く募集し、インターネットが真にディペンダブルな社会基盤となることに寄与することを目指します。奮ってご投稿くださいますようご案内申し上げます。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。具体的には以下のようなトピックを対象としますが、必ずしもこれらに限定するものではありません。
 ・信頼性の高いネットワークサービスと計算機システムの構築運用技術
 ・高い事業継続性を実現する運用管理方針および手順の設計構築手法
 ・クラウドコンピューティングを支える仮想化システムの運用管理技術
 ・P2P、GRID、ファイル共有など資源共有手法の運用管理技術
 ・トラフィック解析、負荷分散技術、IX運用技術
 ・新しい計算機システムの構築運用技術

投稿要領

(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2008年9月改訂版)によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do

※論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do
論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。

(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。

(3)投稿締切  2012年6月18日(月) 6月29日(金) *締切を延長しました。

(4)特集号予定  2013年3月号

(5)掲載料に関する補足
採択された日本語の論文は規定の掲載料が必要になりますが、英語論文の掲載料は必要ありません。情報処理学会論文誌では2010年8月1日から2012年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています。

(6)特集号編集委員
編集委員長:宮下健輔(京都女子大学)
副編集委員長:佐藤 聡(筑波大学)
委   員:秋山豊和(京都産業大学)、安東孝二(ITコンシェルジュ/根津育英会武蔵大学教育支援室)、石島 悌(大阪府産業技術研究所)、石橋勇人(大阪市立大学)、大谷 誠(佐賀大学)、小柏伸夫(共愛学園前橋国際大学)、河合栄治(情報通信研究機構)、清原良三(三菱電機)、齊藤明紀(鳥取環境大学)、坂下 秀(アクタスソフトウェア)、敷田幹文(北陸先端科学技術大学院大学)、鈴木一哉(NEC)、中村素典(情報学研究所)、西村浩二(広島大学)、萩原洋一(東京農工大学)、林 治尚(兵庫県立大学)、久長 穣(山口大学)、藤枝俊輔(東京大学)、桝田秀夫(京都工芸繊維大学)、山井成良(岡山大学)、山之上卓(鹿児島大学)、吉田和幸(大分大学)

以上

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