研究賞

研究賞(IPSJ SIG Research Award)

賞の概要 昭和62年創設、研究会およびシンポジウム発表論文の中から特に優秀な論文を選び、その発表者に授与される。平成6年度から、故山下英男先生の名を冠して山下記念研究賞と改称。
選考委員 同賞選定委員会(研究会各領域委員会)
選考方法 各研究会主査からの推薦に基づき選定委員会で選定する。
選考基準 前年度および前々年度の研究会およびシンポジウム発表論文のうち、優秀なものを選び、その発表者を、各研究会毎に毎年1編ないし2編以内選定する。
表彰等 受賞決定後の直近の当該研究発表会会場(平成14年度以降)。賞状、賞牌および賞金3万円。


※( )内アルファベット:研究会略称
  • 1993年度(平成5年度)

    池原  悟 日英機械翻訳のための意味解析辞書 (91-NL-84)
    黒橋 禎夫 並列構造の検出に基づく長い日本語文の構文解析 (92-NL-88)
    山田 誠二 インターリーブによるリアクティブ・プランニング (91-AI-79)
    松浦佐江子 ソフトウェアプロセスにおける協調メカニズムの抽象化について (92-SE-83)
    青山 幹雄 ソフトウェア開発のコストダウンモデルとその適用 (92-SE-84)
    佐藤 三久 並列計算機EM-4における分散データ構造を用いたマルチスレッドプログラミング (92-ARC-92)
    天野 英晴 マルチステージネットワーク:PBSF(Piled Banyan Switching Fabrics) (92-ARC-94)
    栗田 充隆 Dempster-Shaferの確率モデルに基づくパターン分類 (CVシンポ92)
    丸山  保 カメラ焦点距離の最適キャリブレーションシステム (93-CV-82)
    笠原 英樹 ATMリングのアーキテクチャと高速マルチメディアネットワークへの適用 (91-DPS-50)
    中村 章人 優先度に基づく全順序放送通信プロトコル (91-DPS-52)
    大島 哲也 測色概念に基づく正確なレンダリング技術 (91-CG-50)
    西崎 真也 継続つきプログラミング言語と線形論理 (91-PRG-1)
    山本 秀樹 環境型語学用知的CAIシステム (92-CE-20)
    横山 俊夫 画像処理による節用集(日用百科書)の使用実態の分析 (92-CH-14)
    柴田 正啓 映像メディアのインテリジェント化 (91-IM-4)

    NL:自然言語処理、AI:人工知能、SE:ソフトウェア工学、ARC:計算機アーキテクチャ、CV:コンピュータビジョン、DPS:マルチメディア通信と分散処理、CG:グラフィクスとCAD、PRG:プログラミング-言語・基礎・実践-、CE:コンピュータと教育、CH:人文科学とコンピュータ、IM:情報メディア 各研究会
  • 1992年度(平成4年度)

    加藤 俊一 マルチメディア情報環境-「電子美術館」の経験から- (90-DBS-77)
    田中  肇 履歴データ型を用いたバージョン管理機構の設計と実装 (92-DBS-87)
    五味  弘 Tachyon Common Lispの実現方式 (92-SYM-64)
    岡田  稔 情報処理教育のための図形表示機能の実現 (91-MIC-65)
    加藤 和彦 無指向的オペレーティングシステムXEROの設計 (OSシンポ91)
    藤田 昌宏 Boolean Relationからの多段論理回路の合成 (DAシンポ91)
    浜田  洋 音声合成における音声強調インタフェースの設計法 (92-HI-41)
    二宮 市三 IEEE準基本数学関数パッケージ (91-NA-38)
    初瀬川 茂 経営活動における情報システムの評価事例 (90-IS-31)
    篠原  歩 EFSの学習可能性と膜蛋白領域予測への応用 (91-FI-23)
    徳山  豪 ヒッチコック輸送問題の新算法 (91-AL-23)

    DBS:データベースシステム、SYM:記号処理、MIC:マイクロコンピュータとワークステーション、OS:オペレーティング・システム、DA:設計自動化、HI:ヒューマンインタフェース、NA:数値解析、IS:情報システム、FI:情報学基礎、AL:アルゴリズム 各研究会
  • 1991年度(平成3年度)

    冨浦 洋一 国語辞典の語義文からの動詞の上位-下位関係の抽出 (89-NL-73)
    佐藤 理史 実例に基づく翻訳? (90-AI-70)
    佐伯 元司 ソフトウェア仕様化・設計の方法論の形式化について (90-SE-72)
    村上 和彰 ハイパースカラ・プロセッサ・アーキテクチャ (91-ARC-87)
    鄭  絳宇 パノラマ表現を用いた移動ロボットの経路認識 (90-CV-64)
    勝山光太郎 形式記述技法を用いた適合性試験システム (91-DPS-49)
    杉本 和敏 CGによる江戸城の復元 (90-CG-47)
    山田順之介 条件部に無限集合をもつメンバシップ条件付きTRSの合流性について (90-SF-35)
    渡部 卓雄 アクターモデルにもとづいた並列自己反映計算モデル (89-PL-23)
    大槻 説乎 知的CAIにおける高度個別化に関する研究 (90-CE-10)
    黒川 雅人 形状情報を用いた画像の類似検索システムの試作 (90-CH-5)

    NL:自然言語処理,AI:人工知能,SE:ソフトウェア工学,ARC:計算機アーキテクチャ,CV:コンピュータビジョン,DPS:マルチメディア通信と分散処理,CG:グラフィクスとCAD,SF:ソフトウェア基礎論,PL:プログラミング言語,CE:コンピュータと教育,CH:人文科学とコンピュータ 各研究会
  • 1990年度(平成2年度)

    塚本 昌彦 オブジェクト指向の概念を導入した論理データベースのための項表現DOT (DBSシンポ89)
    小谷 善行 引数のない論理プログラム表現 (89-SYM-53)
    市瀬 規善 UNIXにおけるリアルタイム性の導入に関する一考察 (89-MIC-54)
    福田  晃 可変構造型並列計算機の並列/分散オペレーティング・システム (89-OS-43)
    東田 基樹 PLAの並列分解について (88-DA-45)
    白鳥 嘉勇 左右対称形キーボードの試作と打けん操作特性の評価 (HIシンポ88)
    久保田光一 高速自動微分法と区間解析とを用いた丸め誤差推定 (89-NA-27)
    加藤 寛次 大規模文書情報システム用テキストサーチマシンの研究 (89-FI-14)
    永持  仁 多重グラフの辺連結度を求めるアルゴリズム (90-AL-13)
    ソムジャリー・プリーヤノン・タカハシ SIAMにおける利用者ニーズの分析と活用 (ISシンポ89)

    DBS:データベース・システム、SYM:記号処理、MIC:マイクロコンピュータとワークステーション、OS:オペレーティング・システム、DA:設計自動化、HI:ヒューマンインタフェース、NA:数値解析、IS:情報システム、FI:情報学基礎、AL:アルゴリズム 各研究会
  • 1989年度(平成元年度)

    田渕  篤 文脈を考慮したテキスト生成システム (88-NL-65)
    諏訪 正樹 補助線問題における学習 (88-AI-56)
    仲谷 美江 ソフトウェア意図伝達支援ツール「COMICS」 (89-SE-64)
    坂井 修一 データ駆動型シングルチッププロセッサEMC-Rのアーキテクチャ (88-ARC-71)
    浅田  稔 輪郭線情報と明度情報を用いた筒状物体の形状決定 (88-CV-53)
    木下 哲男 コンピュータコミュニケーションシステムの知識型設計支援について (88-DPS-37)
    安藤 英俊 機械設計のための幾何拘束処理システム (88-CAD-31)
    藤田  博 自己適用可能な部分計算プログラムの実現と応用 (87-SF-22)
    久世 和資 ストリーム・プログラムのインライン展開 (88-PL-15)

    NL:自然言語処理、AI:知識工学と人工知能、SE:ソフトウェア工学、ARC:計算機アーキテクチャ、CV:コンピュータビジョン、DPS:マルチメディア通信と分散処理、CAD:グラフィクスとCAD、SF:ソフトウェア基礎論、PL:プログラミング言語 各研究会
  • 1988年度(昭和63年度)

    秋山 幸司 テキスト情報の知的検索における諸問題 (88-DB-64)
    湯淺 太一 Implementation of Kyoto Common Lisp (85-SYM-34)
    久保田淳市 多国語環境における日本語処理の実現 (88-MC-49)
    屋代  寛 OS/omicron第二版とシステム記述言語C (86-OS-32)
    石浦菜岐佐 時間記号シミュレーションについて (87-DA-40)
    木村  泉 ワープロ利用者の思考時間に関する統計的模型 (86-JDP-8)
    村田 健郎 仮想メモリ上での大規模線形計算 (82-NA-1)
    前田 和昭 オブジェクト指向の概念に基づくシステム開発支援環境について (ISシンポ86)
    篠原  武 高能率情報検索システムの実現について (86-FI-1)

    DB:データベース・システム、SYM:記号処理、MC:マイクロコンピュータ、OS:オペレーティング・システム、DA:設計自動化、JDP:日本語文書処理、NA:数値解析、IS:情報システム、FI:情報学基礎 各研究会
  • 1987年度(昭和62年度)

    島津  明 助詞「の」が結ぶ名詞の意味関係のsubcategorization (86-NL-53)
    中西  博 認知地図の計算機モデル (87-AI-50)
    菊田 泰代 エンドユーザ向け製品の“使い易さ”の定量的評価 (84-SW-38)
    瀬尾 和男 Prolog指向RISCプロセッサ“Pegasus” (86-CA-63)
    山本 正信 能動的視覚システムによる3次元環境の認識 (86-CV-45)
    中尾 康二 テレマティックサービスのための統合アーキテクチャとプロトコル (DPSシンポ84)
    西田 友是 スポットライトの表示 (CGシンポ85)
    堀内 謙二 一般化したunfold/fold技法を用いたPrologプログラムの変換合成 (86-SF-17)
    三橋二彩子 Code Generator Generator (85-PL-3)

    NL:自然言語処理、AI:知識工学と人工知能、SW:ソフトウェア工学、CA:計算機アーキテクチャ、CV:コンピュータビジョン、DPS:マルチメディア通信と分散処理、CG:グラフィクスとCAD、SF:ソフトウェア基礎論、PL:プログラミング言語 各研究会