2017年度役員名簿

役職名 担当職務 氏名

所属

就任年月日 学会勤務
会 長 法人 代表 西尾章治郎 大阪大学 総長 2017年6月2日 非常勤
副会長 会長補佐 東野 輝夫 大阪大学大学院情報科学研究科 教授 2016年6月3日 非常勤
副会長 会長補佐 浅井光太郎 三菱電機(株)通信システム事業本部 技師長 2017年6月2日 非常勤
理 事 財務 今岡  仁 NEC データサイエンス研究所 2016年6月3日 非常勤
理 事 技術応用 北村 操代 三菱電機(株)情報技術総合研究所 情報システム構築技術部 2016年6月3日 非常勤
理 事 長期戦略 後藤 厚宏 情報セキュリティ大学院大学 学長/教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 企画 佐藤 真一 国立情報学研究所 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 論文誌 柴山 悦哉 東京大学 情報基盤センター 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 調査研究 角谷 和俊 関西学院大学 総合政策学部 メディア情報学科 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 教育 高岡 詠子 上智大学 理工学部 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 新世代 寺田  努 神戸大学大学院工学研究科 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 調査研究 徳永 健伸 東京工業大学 情報理工学院 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 会誌/出版 鳥澤健太郎 情報通信研究機構 データ駆動知能システム研究センター センター長 2016年6月3日 非常勤
理 事 総務 中川八穂子 (株)日立製作所 研究開発グループ デジタルテクノロジーイノベーションセンタ 2016年6月3日 非常勤
理 事 事業 長谷川輝之 KDDI(株) 運用システム開発部運用AI基盤グループ 2016年6月3日 非常勤
理 事 技術応用 荒木 拓也 NEC システムプラットフォーム研究所 主任研究員 2017年6月2日 非常勤
理 事 標準化 伊藤  智 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長 2017年6月2日 非常勤
理 事 総務 大内 一成 (株)東芝 研究開発センター 主任研究員 2017年6月2日 非常勤
理 事 事業 河内谷清久仁 日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー 2017年6月2日 非常勤
理 事 新世代 重野 寛 慶應義塾大学理工学部 教授 2017年6月2日 非常勤
理 事 長期戦略 関口 智嗣 産業技術総合研究所 理事 2017年6月2日 非常勤
理 事 論文誌 谷口倫一郎 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授/情報基盤研究開発センター長 2017年6月2日 非常勤
理 事 企画 原  隆浩 大阪大学大学院情報科学研究科 教授 2017年6月2日 非常勤
理 事 財務 冨士  仁 NTTセキュアプラットフォーム研究所 主席研究員 2017年6月2日 非常勤
理 事 会誌/出版 坊農 真弓 国立情報学研究所 准教授 2017年6月2日 非常勤
理 事 教育 美馬のゆり 公立はこだて未来大学 教授 2017年6月2日 非常勤
理 事 調査研究 屋代 智之 千葉工業大学情報科学部 教授 2017年6月2日 非常勤
監 事 監査 山本里枝子 富士通研究所 システム技術研究所 所長 2016年6月3日 非常勤
監 事 監査 砂原 秀樹 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 2017年6月2日 非常勤

※以上、国家公務員出身者(本府省課長・企画官相当職以上および地方支分部局の本府省課長・企画官相当職以上の経験者)の該当はありません。 また、役員報酬の支給はありません。

■役員区分 
氏名(ローマ字)(出身校学部卒年)勤務先および役職名(*は女性)
略歴・専門分野等
抱負

 




■会 長

西尾 章治郎

(NISHIO, Shojiro)(京大 1975卒) 
大阪大学 総長

[略歴] 1980年京都大学大学院博士後期課程修了 (工博) .京都大学助手等を経て,1992年大阪大学教授, 2015年8月から現職.専門はデータベースシステム.日本学術会議第22期情報学委員長.本会フェロー,功績賞受賞, 理事 (1998年度-1999年度) , 副会長 (2012年度-2013年度) . 紫綬褒章受章, 文化功労者.

[抱負] 本年度に開始された我が国の第5期科学技術基本計画では,情報処理技術を駆使した「超スマート社会(Society 5.0)」の実現を目指しています.まさに,本会の活動が社会全体にとって極めて重要になり,その真価を発揮する絶好機が到来しています.本会はこの好機を活かし,社会変革 (イノベーション) を正しい方向にリードして実現する責務があると考えます.そこで本会では,産・官・学・民が一体となり課題の議論やアイデアの発表を行う「共創」の場を活性化し,情報処理に関する多様な分野に携わる本会員の「協奏」を強化します.その強化策を通じて,「共創に向けた新しい協奏のかたち」を本会のビジョンとして国内外に発信し,「未来をデザインする場」としてのグローバルな活動基盤を確立していきます.そのためにも,「未来」を担う小・中・高校生を含めた若い世代が本会の斬新で魅力ある企画や活動成果に触れて「ときめき」を感じることができるように,会員の皆様と一丸となって未来志向の「活気溢れるコミュニティ」の構築に邁進していきます.

※最初に戻る




■副会長

東野 輝夫

(HIGASHINO, Teruo)(阪大1979卒) 
大阪大学大学院情報科学研究科 教授

[略歴] 1984年大阪大学基礎工学研究科博士課程修了, 工博. 1999年同大教授. 分散システムや情報ネットワークの研究に従事. 本会フェロー, 50周年記念論文賞受賞. 本会理事 (2001年度-2002年度), 監事 (2009年度-2010年度) , 関西支部長, マルチメディア通信と分散処理研究会主査等を歴任. 日本学術会議会員, 日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員.

[抱負] ビッグデータやIoT, 人工知能関連技術の急速な発展に伴い, 社会システムや産業・経済活動にITが大きな役割を果たすようになり, 健康, エネルギー, 環境, 都市計画, 運輸など様々な分野で異種データを活用したIT基盤が開発されてきています. 学会は従来型の情報処理技術の構築のみならず, 様々な専門領域の人々と協働した新たな情報処理技術の構築に貢献することが求められています. このような情報社会を構築するため, 本会においても学会員とりわけ若手研究者や技術者が組織の垣根を越えて様々な分野の人と接し, 情報収集や意見交換を行うコミュニケーションの場を拡充していくことが重要と感じております. また, 社会への提言や技術の普及活動を通して社会に役立つ開かれた学会を目指すと共に, 中高校生など未来の情報処理技術を支える若者への情報発信など情報学の裾野を広げていく取り組みも重要と考えております. 本会理事, 監事, 関西支部長, 研究会主査等の経験をもとに, 微力ながら学会の発展のお手伝いをさせていただければと考えております.

※最初に戻る


浅井光太郎

■副会長

浅井光太郎
(ASAI, Kohtaro)(東大1981卒)
三菱電機(株)通信システム事業本部 技師長

[略歴] 1981年三菱電機(株)入社. 映像符号化伝送技術, システム技術の研究開発を経て映像通信システムの開発に従事. 2016年より現職. マルチメディア符号化に係る国際標準化に従事, 2006年よりISO/IEC JTC 1/SC 29国際議長. 本会情報規格調査会2号委員.

[抱負] 今日ほど多くの人が情報処理技術を意識する時はなかったでしょう. AIに加えてシンギュラリティという言葉も知られるようになり, 期待と不安を持たれています.同技術はまたシェアによる資源の有効活用で多くのビジネスを生み出しています.本会会員の多数を占める研究者の方々には, 国際学会が先端を競う場および評価の指標となり, 活発な国際協力や大規模データ, 圧倒的な計算資源を持つ海外勢は強力に映るかもしれません. 国際化は必然として, 本会はまず日本語で議論できる利点を最大化できます. 国内また世界に対するハブとして, 会話の密度を高められます. 研究者にはそうした機会とヒントを, 実務家には技術的裏づけと次のビジネスの芽を, 社会には情報処理技術と楽しさの理解を, それぞれ提供できる学会であってほしいと思います. 研究と産業の架け橋になる標準化も重要でしょう. 社会との関係では, 会員自身が社会の一員として課題意識を共有することも必要です.本会会員が情報処理技術を楽しみ, 本会が社会に貢献して非会員も楽しめるよう,お手伝いしたいと考えております.

※最初に戻る


理事[財務担当]

今岡 仁(IMAOKA, Hitoshi)(阪大1992卒) NEC 主席研究員

[略歴] 大阪大学工学研究科博士課程終了(1997年). 博士(工学) .日本電気株式会社中央研究所入社(1997年) .基礎研究所, 情報・メディアプロセッシング研究所を経て, 2013年より現職. 脳視覚情報処理, 顔認証技術の研究開発と事業化に従事.

[抱負] 近年, 人工知能技術やビッグデータ解析技術が急速に発展したように, 情報処理技術は大幅な進歩を遂げています. 今後は, 研究成果を活用して, より豊かな社会の構築が求められます. その中で, 情報処理学会は, 高度な情報処理社会を目指す先導的な役割を担う組織として, 社会から多大な貢献を期待されています. そのためには, 学界と産業界の連携が欠かせません. 私は企業研究者として, 顔認証技術の研究開発と製品化, 米国立標準技術研究所によるベンチマーク参画などの活動を通して, 世界に通用する強い技術の創出に取り組んでまいりました. 日本の産業競争力を強化するには, 若手研究者や学生を始めとして様々な世代の斬新なアイデアと知恵の結集が必要です. 企業の研究開発に携わってきたこれまでの経験を活かし, 日本の未来社会に貢献する学会創りに微力ながら貢献し, 情報処理学会の発展に尽力していきたいと考えています.

※最初に戻る




■理事[技術応用担当]

北村 操代
(KITAMURA, Misayo)*(阪大1989卒) 
三菱電機(株)情報技術総合研究所 部長

[略歴] 1989年大阪大学理学部数学科卒業. 1989年三菱電機(株)入社. オブジェクト指向開発技術, GUI構築技術, モバイルシステム構築技術に関する研究開発に従事. 博士 (工学). 本会関西支部幹事 (2008年-2010年) , 会誌編集委員 (AWG) (2011-2014年) , モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事 (2015年-) , グループウェアとネットワークサービス研究会運営委員 (2015年-) , DICOMO2015実行委員. 大阪府立大学理学部非常勤講師 (2008年-2013年) .

[抱負] 様々なモノやコトをセンシングして, 大量のデータを収集, 分析することで, 省エネ, 製品の品質向上, 業務の効率化等の知見を得ることができるようになりつつあり, その活用の成否が産業の競争力に大きく影響を与える時代が訪れようとしています. 一方で, そのシステムの実現にあたっては, ネットワークの実現のみならず, データ量, 接続機器数や連携システム数の増加, HMIの高度化に伴って, ソフトウエアの規模と複雑度が著しく増しており, 開発プロセスや開発環境の更なる向上が開発現場で求められています. 今, 情報処理学会には, この新しい時代をリードし, 切り拓く役割が期待されています. また, 企業の現場と研究機関を繋ぐ役割がより強く期待されていると思います. 近年のコミュニケーション技術を活用して新しいカタチの発信や議論の場を設けることも取り組むべき課題の一つだと考えております. 会員の皆様と一緒にこのような課題に取り組み, これまでの学会活動の経験を生かして, 本会の発展に微力ながら貢献したいと考えております.

※最初に戻る



■理事[長期戦略担当]

後藤 厚宏
(GOTO, Atsuhiro)(東大1979卒) 
情報セキュリティ大学院大学 学長/教授
※理事会からの推薦


[略歴] 1984年東京大学情報工学専攻博士課程修了. 工博. 同年日本電信電話公社 (現NTT) 入社. 並列分散処理, クラウドコンピューティング, サイバーセキュリティ研究に従事. 現在, 情報セキュリティ大学院大学教授. 本会理事 (総務2007年度-2008年度, 長期戦略2014年度-2015年度) . 本会フェロー. IEEE Computer Society理事 (2011年-2016年) .

[抱負] 情報処理に関わる社会構造と産業構造は常に変化し続けています. 高度技術が瞬く間にコモディティ化して社会生活に浸透すると, そこに新たなサービスや技術課題が生まれ, 次なる高度技術開発競争が始まります. このような情報処理技術の変貌と進化サイクルを支えていくためには, 本会においても, 新たな価値の尺度とともに会員活動が広く産業界や社会, 海外に認知され続ける仕組み作り, また外部からの反応や期待を感度良く収集できる仕組み作りが必須です. 本会において, このような仕組みを実現するためには, 長期ビジョンに支えられた継続的に活動できる体制が必要となります. 私は, 30年にわたる企業での研究開発と事業開発, 国家プロジェクトや海外での研究開発経験を活かし, 本会の新しい仕組み作りに貢献していきたいと思います.

※最初に戻る


佐藤 真一

■理事[企画担当]

佐藤 真一
(SATOH, Shin'ichi)(東大1987卒) 
国立情報学研究所 教授

[略歴] 1987年東京大学工学部電子工学科卒業. 1992年同大大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了. 同年学術情報センター助手. 1998年同助教授. 2000年国立情報学研究所助教授. 2004年同教授. 現在に至る. 1995年から1997年まで, 米国カーネギーメロン大客員研究員としてInformedia映像ディジタルライブラリの研究に従事. 工博.

[抱負] 世界における日本の情報処理関連研究者の置かれた環境が激変しているように思います. 情報処理にまつわる産業は世界での戦いを余儀なくされ, 大学・研究機関の研究者はいわゆるトップ国際誌/国際会議での成果等世界的な指標で評価されるようになってきています. 一方で欧米・中国・韓国・シンガポール等は国を超えた研究連携が進み, 国際チームによる強力な研究成果が報告されています. さらに, 情報処理研究の対象たる大規模データはごく一部の(国外の)巨大企業に占有され, その解析に必要な計算リソースも有するのが困難となってきています. こうした環境の中で, 日本の研究者はいかに研究すべきでしょうか. 「研究」なので, 他者と異なることが何より大事です. その点では, 国内に, 自国語で議論・情報交換・成果の公表ができる場としての学会を有している日本は特殊性が高く, 有利な点と言えます. 学会として, 日本の研究・日本の研究者の世界的プレゼンスを高めるお手伝いはできないものか, そうした視点からの貢献ができたらと願っております.

※最初に戻る




■理事[論文誌担当]

柴山 悦哉

(SHIBAYAMA, Etsuya)(京大1981卒) 
東京大学情報基盤センター 教授

[略歴] 1983年京都大学理学研究科修士課程修了. 理学博士. 東京工業大学助手, 龍谷大学講師, 東京工業大学助教授, 教授を経て2008年より現職. 本会プログラミング研究会主査, 論文誌ジャーナル及びJIP編集委員長, 理事 (2007年度-2008年度) などを歴任. 日本学術会議第三部会員. 専門はプログラミング言語, ソフトウェアセキュリティなど.

[抱負] 前回理事を務めてから約7年が過ぎました. この間, 本会とは少し離れ, 組織や分野を超えた連携とネットワーク作りに励んできました. 本務先では, 8大学スパコンセンターからなる共同利用・共同研究拠点の運営に携わり, 様々な学術分野との学際的研究のネットワーク作りを進めました. 科学技術振興機構では, ビッグデータ基盤領域のさきがけ・CREST等々のお世話をし, 理学, 工学, 医学, 農学, 経済学, 教育学, 言語学, 公共政策, 防災・減災, 高齢者支援を含む多様な分野の課題を見守っています. 日本学術会議では, 全学術分野を対象とした大型研究計画のマスタープラン作成に携わっています. この種の仕事をしていると, 情報学・情報技術が諸学問の基礎・基盤であり, 様々な学術分野の架け橋になる力があることを強く実感します. 異質なものをつないで変革の原動力となり, 高齢化, 地球環境, 国際紛争などの困難な課題に挑戦すること, そして, ポジティブな未来を構想して各方面に発信すること. これらが出来る学会を目指し, 一歩ずつ進みたいと考えています.

※最初に戻る


■理事[調査研究担当]

角谷 和俊(SUMIYA, Kazutoshi)(神戸大1986卒) 関西学院大学総合政策学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1988年神戸大学大学院工学研究科修士課程修了. 同年松下電器産業(株)入社. 1998年神戸大学大学院情報メディア科学専攻博士課程修了. 神戸大学都市安全研究センター助教授, 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻助教授, 兵庫県立大学環境人間学部教授を経て, 2015年より現職. 博士(工学). 2007-2009年データベースシステム研究会主査, 2007-2014年本会論文誌データベース(TOD)編集委員・共同編集委員長.

[抱負] 近年, 情報処理学会が対象とするシステムやサービスは, 従来我々が想定していた域を遥かに超えて急激に変化しています. このことは, これまでの学問分野の延長線上ではなく, 様々なテクノロジーやカルチャーが融合された異次元の情報システムが次々と実サービスとして提供されていることを意味します. このような急速な技術の進展においては, 旧来の「学術」の意味や位置付けが変化してきているのではないかと考えております. すなわち, これまでは基礎・応用・開発の時系列的な流れが一般的でしたが, 現在では基礎・応用研究を飛び越えて実サービスが提供され, 後から理論研究がおこなわれることも珍しくはありません. また, 社会科学や人文科学などの関連する様々な分野と研究連携・成果共有・多角的連携を図ることが必要になってきています. 情報処理技術が社会と文化の発展に役立つよう, 他分野との連携強化と交流促進の取り組みに貢献したいと考えております.

※最初に戻る



■理事[教育担当]

高岡 詠子

(TAKAOKA, Eiko)*(慶大1990卒) 
上智大学理工学部 教授

[略歴] 慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻博士課程修了, 博士 (工学) . 現在, 上智大学理工学部教授. 専門分野はデータベースとWebアプリケーション, コンピュータと社会 (医療・教育・環境・福祉) . 本会から山下記念研究賞, 学会活動貢献賞受賞, 主な著書:チューリングの計算理論入門, シャノンの情報理論入門 (講談社ブルーバックス) , 「計算事始め ('13) 」および「情報科学の基礎 ('07) 」.

[抱負] 大学4年の時にプログラミングシンポジウムに参加しました. その頃から教育に興味を持っていましたが, e-ラーニングなどはまだ浸透しておらず, コンピュータと教育をからめた研究はまだ難しいと言われていました. しかし, 段々研究会なども盛んになり, トランザクションも発行することができました. プロシン幹事, コンピュータと教育研究会幹事・運営委員, 論文誌特集号幹事, 初等中等教育委員会委員, 若手研究者の会幹事などを通して学会と密接に関わってきました. 特に会誌編集委員として6年間務め, その間, 教育コーナー「ぺた語義」を立ち上げました. また, eラーニングの研究や初等中等プログラミング言語の研究などに携わってきました. プログラミング教育がやっと初等中等教育にまで伝わってきていますが, 浸透させるのはまだまだこれからです. さらに, アクティブラーニングが大学では盛んになってきています. 大学のアクティブラーニングがスムーズに行われるためには, 初等中等教育段階から始める必要があるでしょう. こういった経験を活かして, 特にこの高度情報化社会の中で若い世代を育てていくために, 本会に貢献させていただければ幸いです

※最初に戻る



■理事[新世代担当]

寺田 努

(TERADA, Tsutomu)(阪大1999卒) 
神戸大学大学院工学研究科 准教授
※理事会からの推薦

[略歴] 1999年阪大・工・修士修了. 博士(工学). 現在, 神戸大学大学院工学研究科准教授. NPO法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事・事務局長, NEC研, 三菱先端研, ATR, JSTさきがけ等の研究員を兼任. ウェアラブル・ユビキタスコンピューティングの研究を推進. 山下記念研究賞, 長尾真記念特別賞, 神戸大学学長表彰等59件の受賞.

[抱負] 情報技術はすでにインフラ化し, 我々の生活に深く浸透しています. このような状況では情報処理に関する研究も単純に効率や性能を追求するだけでなく, 情報技術と人間の心身の関係を含めて社会に与える影響を考慮する必要があり, そのためにさまざまな分野との連携をはかる必要があります. また, 情報技術の浸透は正負両面が見えるため, 情報技術は「いいもん」であることを積極的に発信する取り組みも必要であると考えます. 私はこの2年, 現後藤真孝理事率いる新世代企画委員会に参画し, 本会が新世代に向けて何をすべきかを議論してきました. そして, 新たな研究の魅せ方や会員サービス提供等の取り組みを引き継ぎ加速すべく, 新世代企画担当理事として推薦頂きました. これまで私は本会で10研究会において幹事・運営委員を務め, 新世代企画に関しても既に企画を進めており学会発展に向け迅速に活動できます. また, 私はショー形態での研究発表や有償体験イベントに研究成果を盛り込むなど新たな研究の魅せ方を多数切り拓いてきました. これまでの活動の経験を活かし, 情報処理学会の発展に貢献したいと考えております.

※最初に戻る


■理事[調査研究担当]

徳永 健伸(TOKUNAGA, Takenobu)(東工大1983卒) 東京工業大学情報理工学院 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1985年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了. 同年(株)三菱総合研究所入社. 1986年東京工業大学大学院博士課程入学. 現在, 同大学大学院情報理工学研究科教授. 博士 (工学). 本会, 会誌編集委員 (1988年-1991年), 自然言語処理研究会幹事 (1989年-1993年), 論文誌編集委員 (1994年-1998年), 自然言語処理研究会主査 (2010年-2013年), メディア知能領域委員会財務委員を歴任. 計算言語学, 自然言語処理などの研究に従事.

[抱負] 情報化社会という表現がもはや陳腐に聞こえるくらい, 様々な情報技術が社会に浸透し, 日常のあらゆるサービスを支えるようになっています. このような情報技術を支える学術・産業分野の役割はますます重要になってくると考えられます. 同時に情報技術の発展にともない情報発信・情報共有の手段が多様化したことにより, これまで学術と産業の交流の場を提供する上で重要な役割を果してきた本会の位置付けも再定義すべき時期に来ているように思います. 残すべきところは残し, 大胆な変革にも積極的に挑戦して, さらなる社会の情報化に向けて貢献できる学会作りに微力ながらお手伝いできるよう努力いたします.

※最初に戻る



■理事[会誌担当]


鳥澤健太郎

(TORISAWA, Kentaro)(東大1992卒)
(国研)情報通信研究機構 データ駆動知能システム研究センター センター長

[略歴] 1992年東京大学理学部卒業. 同大学院助手, 北陸先端科学技術大学院大学助教授等を経て, 現在, 情報通信研究機構情報分析研究室室長. 博士(理学). Web等を対象とする大規模自然言語処理の研究に従事. 日本学術振興会賞, ドコモ・モバイル・サイエンス賞, Twitter Data Grants等受賞.

[抱負] 私が専門とする自然言語処理を含め, 人工知能が注目を集めていますが, 大規模な人工知能システム開発の実績は日本国内においてはごく少数です. そうした中で, 私の研究室では, 数百台規模の計算機クラスタを使い, Web40億ページを元に「人工知能が進化するとどうなる?」「東京オリンピックで何を心配すべきか?」など様々な質問に回答する大規模な質問応答システムWISDOM Xや, 災害時のTwitter情報をリアルタイムに解析し, 被災状況等に関する質問応答を行うシステムDISAANAを開発し, Web, スマホのサービスとして一般公開してきており, 現在, 民間への技術移転等を計画しております. こうしたシステムの開発や公開は, 最先端の言語処理研究だけでは終わらず, 言語学から, 機械学習, 並列処理までをカバーする研究チームの指導や, 著作権を含め法律問題等, 多岐に渡る経験を積んで参りました. そうした経験を生かしつつ, 情報処理学会においても全力を尽くさせていただければと考えております. どうぞよろしくお願い申し上げます.

※最初に戻る


■理事[総務担当]

中川八穂子(NAKAGAWA, Yaoko)*(東大1981卒) (株)日立製作所研究開発グループデジタルテクノロジーイノベーションセンタ シニアプロジェクトマネージャ

[略歴] 1981年東京大学理学部卒業, 同年日立製作所神奈川工場入社, スパコンや大型計算機開発に従事. 2008年中央研究所組込みシステム基盤研究所長等を経て 2015年4月より現職. この間総務省情報通信審議会研究開発戦略委員会構成員やJST CREST 領域アドバイザー等にも従事.

[抱負] IT即技術の進歩は目覚しく, 計算機処理能力は30年で約10億倍, ブロードバンド通信性能も15年で1600倍となりました. それに反比例してハード価格は下がり, ソフトウエアもオープン化が進み, 現在はアイデア次第でIT技術者が世界を変えられる時代となりました.
私は企業で大型計算機装置設計や組込みソフト研究開発を担当してきた経験を生かし, 会員の皆さんがIT技術を通してやりたいことができるようになる為の学会活動に微力ながら貢献していく所存です.

※最初に戻る




■理事[事業担当]

長谷川輝之

(HASEGAWA, Teruyuki)(京大1991卒)
KDDI(株)  運用システム開発部運用AI基盤グループ

[略歴] 1993年国際電信電話 (現KDDI) 入社, 以来KDDI研究所にて高速通信プロトコルならびに次世代インターネットに関する研究に従事. 博士 (情報理工学) . 本会モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事, デジタルコンテンツクリエーション研究会運営委員, DICOMO実行委員, 会誌編集委員, 論文誌運営委員会NWG主査等を歴任. 電波功績賞受賞 (2003年) .

[抱負] 現在, 携帯電話・スマートフォンとインターネットサービスは日常生活になくてはならない重要なインフラとなっています. このような世界有数のICTインフラを支えるとともに, IoT・ビッグデータに代表される「実世界との融合」でより豊かな社会を実現するなど, 情報処理技術に対する期待は更に高まっています. 一方で, 個々の技術が複雑化・ブラックボックス化しており, 将来を担う学生や若手技術者がその仕組みを深く理解し自ら発展させていく機会はむしろ少なくなっているようにも感じます. これまでの学会活動経験を活かし, ハンズオン等の実践的な企画や主要国際会議との連携など, 情報処理分野の研究者・技術者のすそ野を広げ目線を高めていくためのお手伝いができればと考えております.

※最初に戻る


荒木 拓也

■理事[技術応用担当]

荒木 拓也

(ARAKI, Takuya)(東大1994卒)
NEC システムプラットフォーム研究所 主任研究員

[略歴]1999年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了. 博士 (工学) . 同年NEC入社. 米Argonne National Laboratory客員研究員 (2003年-2004年) . プログラミング言語, 並列分散処理, 大規模データ分析, データベース等の研究に従事. 本会論文誌編集委員会基盤グループ委員 (2005年度-2008年度) , 同副査 (2007年度) , 同主査 (2008年度) , 同ITワーキンググループ委員 (2007年度-2011年度) .

[抱負] インターネットの普及からスマートフォンの浸透, 人工知能技術の発展まで, 近年の社会に対する変革は情報処理技術が支えてきたと言っても過言ではありません. このような中, 本会はこれまで以上に情報処理技術の発展を主導し, 社会に貢献することが期待されています. 日本には優れた情報処理技術とその活用を必要としている産業が数多くあります. これらを結集させられれば, 実社会の課題を解決し, 新たな価値の創造や技術の発展が可能となると考えています. そのためには本会が持つ「コミュニティ」としての機能を強化し, アカデミアと産業をより広く連携させ, イノベーションの触媒となることが必要です. 私はこれまで企業研究者として, コンパイラのような専門家向けの製品から映像検索技術を活用した防犯システムまでさまざまな活動に取り組んできました. その中で得たアカデミアと産業の橋渡しの経験, およびこれまでの本会での活動経験を生かし, 本会の発展に貢献する所存です.

※最初に戻る


■理事[標準化担当]

伊藤  智(ITOH, Satoshi)(千葉大1982卒) 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長
※情報規格調査会からの推薦

[略歴] 筑波大学大学院博士課程1987年修了. 筑波大学にて博士号を取得. (株)日立製作所にてコンピュータの利用技術に関する研究に従事. 2002年6月から産総研にてグリッド, グリーンIT, クラウド等の産業分野への応用研究に従事. 本会情報規格調査会にて2010年7月から副委員長, 2013年7月から委員長に就任し, ISO/IEC JTC 1の国内及び国際対応を推進. 本会標準化担当理事 (2013年度-2014年度) .

[抱負] 情報技術 (IT) は今では重要な社会インフラとなっていますが, 現在でもその領域は拡大し続けています. センサ, 携帯, 自動車, 家電, あらゆるものがネットワークにつながり (インターネット・オブ・シングス) , 多種・大量の情報が発信・収集・解析され (ビッグデータ) 様々な利活用に結び付けられてきています. また, 様々な産業領域で効率向上や環境負荷低減などへの情報技術の活用が進んでいます. このような状況で, 社会インフラとしての情報技術のあり方, 様々な応用システム・実社会とのインタフェースなど, 標準化の果たす役割は益々重要になってきていると認識しています. 本会情報規格調査会の委員長として, 産業界が発展するよう, 国際標準化活動をリードし, 情報処理学会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

※最初に戻る


大内 一成

■理事[総務担当]

大内 一成
(OUCHI, Kazushige)(早大1996卒)
(株)東芝 研究開発センター 主任研究員

[略歴] 1998年早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻修了. 同年(株)東芝入社. ウェアラブル/ユビキタスコンピューティングにおける状況認識技術, ヒューマンインタフェースの研究開発に従事. 本会ユビキタスコンピューティングシステム研究会主査, シニア会員, 代表会員. 長尾真記念特別賞, 山下記念研究賞など受賞. 博士(工学).

[抱負] 1991年にユビキタスコンピューティングの概念が提唱されてから四半世紀が経ちました. 情報処理技術の発展に伴い, 日常生活の至る所でコンピュータに接する機会が増え, いよいよその本質である「コンピュータの存在を意識することなく, その恩恵を享受できる」世の中の実現が求められてきています. 人間が生活する社会そのものに関わる領域であるため, 都市工学, 社会学など幅広い分野との連携, さらにはビジネスモデルや法整備に関する議論など, 今後はこれまで以上に学際的な取り組みが重要になります. また, 研究成果を実際のサービスとして社会実装し, 日常生活で使い続ける中で新たな課題を見いだして研究する実践型の研究開発など, より産業界と連携した取り組みが必要となると考えます. 学際的な議論の活性化, 産学連携推進に向けて企業からの会員を増やすための施策など, 本会の活性化と, 情報処理技術を柱に新たな世の中を創造するための社会的意義の高い活動の推進に, 企業人の立場から積極的に取り組んで参る所存です.

※最初に戻る


河内谷清久仁

■理事[事業担当]

河内谷清久仁
(KAWACHIYA, Kiyokuni)(東大1985卒)
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー

[略歴] 1985年東京大学理学部情報科学科卒. 1987年同大学院修士課程修了. 同年日本IBM入社. 以来, 同社東京基礎研究所にてOSやプログラミング言語処理系などの研究に従事. 2005年本会論文賞受賞. 博士 (政策・メディア) . 本会シニア会員, プログラミング研究会幹事, 日本ソフトウェア科学会元理事, ACM Distinguished Engineer.

[抱負] コンピュータとネットワークが社会基盤となった今日, アプリケーション, プログラミング, システムソフトウェア, ユーザインタフェース, 人工知能, 高性能計算などを組み合わせたトータルな情報処理技術を考えるために, 本会の果たすべき役割はますます大きくなっています. 変化の早いこの分野では特に, 技術開発に加えて人材の発掘や育成が重要な課題ではないかと感じます. 私自身も, オペレーティングシステムやプログラミング言語処理系の研究開発にあたり, 本会の研究会やシンポジウムを通じて成長することができたと感じています. それに応えるため, これまでも研究会運営などでのお手伝いをさせていただいてきましたが, 本会自体のさらなる発展のために貢献できればと思い, 今回立候補いたしました. また, 企業研究者としての立場・視点からの貢献も行っていきたいと考えています. どうぞよろしくお願い申し上げます.

※最初に戻る


重野 寛

■理事[新世代担当]

重野 寛
(SHIGENO, Hiroshi)(慶大1990卒)
慶應義塾大学理工学部 教授
※理事会からの推薦

[略歴] 1997年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了. 博士 (工学) . 2012年4月より慶應義塾大学理工学部教授. ネットワークプロトコル, ITS等の研究に従事. 本会論文誌編集委員 (2001年-2004年) , マルチメディア通信と分散処理研究会幹事 (2003年-2007年) , 高度交通システム研究会幹事 (2010年-2014年) 等を歴任. 現在, マルチメディア通信と分散処理研究会主査 (2014年- ) . 第78回全国大会実行委員長.

[抱負] 情報処理技術は急速に進歩しながら, ますます社会へ浸透し, 我々の生活に大きな変革をもたらしています. 本分野のフロンティアは拡大しており, 学際的な領域にも進出しています. 高度な情報処理やネットワークを前提とした新しい社会システムの模索は今後も続いていくでしょう. このような状況の中, この分野を牽引する本会の果たすべき役割も大きくなっています. 本会には, 会員減少, アカデミアと産業界の両面からの活性化, 人材育成, 国際化への対応, 社会へのプレゼンスと貢献など, 将来に向けた課題も少なくありません. このような課題に取り組みながらも, 本分野に関わる人々が世代や立場を超えて, 今後10年, 20年を支える情報処理技術と, それらによって実現される社会について自由に議論し, その成果を発信していくことが重要です. 立場の異なる人々を巻き込みながら, これまでにも増して有益な議論と情報発信の場を提供することは, 本会の大きな課題と言えます. 本会と情報処理分野のさらなる発展に, 微力ながら貢献できればと考えます.

※最初に戻る



■理事
[長期戦略担当]

関口 智嗣
(SEKIGUCHI, Satoshi)(東大1982卒) 
産業技術総合研究所 理事
※理事会からの推薦

[略歴] 1982年東京大学理学部情報科学科卒. 1984年筑波大学大学院理工学研究科修士課程, 2011年東京大学大学院博士課程修了, 博士 (情報理工学) .電子技術総合研究所入所以来, 現職に至るまで一貫して並列計算や分散計算などの情報システム高性能化に関する研究やマネージメントに従事. Research Data Alliance 評議員, グリッド技術やクラウドにおける国際活動への貢献が大きい. 本会元理事 (2010年度-2011年度) , フェロー. 日本学術会議連携委員. カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員,情報セキュリティ大学院大学連携教授. 技術士(情報工学部門).

[抱負] 情報処理学会はICTに携わる高度な専門家集団です. しかしながら, 産学官連携が謳われているもののメディエータの役割を担う学会が十分に機能していないのではないかと懸念しています. これは, 情報関連技術に従事する人口は増加しているものの, 学会員数の伸び悩み等に現れています. 専門家過ぎるためか会員以外の方々からはその活動実態が見えていないのも現状です. せっかくの知識, 技術, 技能, ネットワークなどの潜在的な力を有していながらそれを有効に使えていません. 学会では2012年度に政策提言委員会を発足させ, 特に政府機関の政策立案に対して専門家集団の立場から中立かつ公益を優先したやコメント等を出すようにしてきました. 私も微力ながらそのお手伝いをしてきました. 少しずつ, 頼りになる学会として地位を築いてきたものと思います. これまで25年近くにわたり学会活動の活性化に努めて参りました. 本会において長期展望に立ちながらアウトリーチ活動のより一層の活性化を目指し, 会員からの意見をより丁寧に集約することなどを通じて, 本会の会員の活動の一層の発展につながるように尽力してまいります.

※最初に戻る


谷口倫一郎

■理事[論文誌担当]

谷口倫一郎
(TANIGUCHI, Rin-ichiro)(九大1978卒)
九州大学大学院システム情報科学研究院 教授/情報基盤研究開発センター長

[略歴] 1989年九州大学大学院総合理工学研究科助教授, 1996年同大学院システム情報科学研究科 (現研究院) 教授. 2011年より2014年まで同研究院長, 2014年より情報基盤研究開発センター長. 本会理事 (2010年度-2011年度) . 2012年度フェロー. 論文賞, 坂井記念特別賞受賞. コンピュータビジョン, サイバーフィジカルシステム等に関する研究に従事.

[抱負] 学会は専門家の集団として, 社会に対して様々な貢献をしていくことが求められており, 情報技術に関わる技術に関しては, 本会が専門家として信頼性の高い知見を社会に提供する責務があります. 近年の情報分野の発展は極めて早く, 専門家としての信頼性を維持していくため, 学会の場を利用して, 会員相互が切磋琢磨し, 自らの技量を磨いていくことが重要であり, そのために大会, 研究会, 論文誌等の活動が極めて重要です. 特に, 若い技術者がこの分野の重要性やおもしろさを実感でき, 技術者としての成長の糧となるような場を提供する必要があります. また, 情報技術は社会の身近にある技術であり, 幅広い社会貢献という点でも本会は積極的な活動が求められています. 微力ながら本会理事として情報分野の発展とそれを通した社会の発展に寄与できればと思います.

※最初に戻る


原隆浩

■理事[企画担当]

原 隆浩
(HARA, Takahiro)(阪大1995卒)
大阪大学大学院情報科学研究科 教授

[略歴] 2017年より大阪大学大学院情報科学研究科教授. 工学博士. データベース, モバイル・ユビキタス・ソーシャルコンピューティングの研究に従事. 2008年, 2009年, 本会論文賞受賞. 2015年, 日本学術振興会賞受賞. ACMのDistinguished Scientist. 本会, 電子情報通信学会, IEEEのシニア会員. 日本データベース学会理事.

[抱負] 本会の理事に就任しましたら, 本会の学術的・社会的な存在意義を改めて明確化し, 研究, 教育, 国際連携などの観点から本会の機能をさらに強化するために尽力する所存です. 私はこれまでにデータベース, モバイル・ユビキタス・センサネットワーク, SNS, 地理情報システムなど, 幅広い分野で研究活動や学会活動, 海外, 企業との共同研究を行ってきました. そのため, 本会における分野を横断した連携や, 産官学・海外との連携において, これまでの経験を活かせるものと考えています. 特に, 学生には研究者・技術者の入口として, 若手研究者には国際的に活躍する研究者になるための基点として, 企業・政府の会員には産官学の連携の場として, 学会の役割を強化・高度化したいと思います. 例えば, 学生に対しては技術教育と研究の経験を積む場としてのイベントやサービスの充実, 若手研究者には国際的なトップ研究者を育むための国際連携の機会の提供, さらに産官学の連携のためのイベント企画や人材交流などについて貢献できればと考えております.

※最初に戻る


■理事[財務担当]

冨士 仁(FUJI, Hitoshi)(東理大1991卒) NTTセキュアプラットフォーム研究所 主席研究員

[略歴] 東京理科大学工学研究科修士課程修了 (1993年) , 同年NTT入社.ソフトウェア工学,ネットワークセキュリティ, セキュリティマネジメント, 情報セキュリティの研究に従事.内閣官房情報セキュリティセンター出向 (2005年-2007年) , 博士 (情報学) .

[抱負] 情報処理技術の進歩により, 個人が生活の中でICTに身近に接する機会が増えると共に, 社会インフラの維持にもICTが不可欠になる等, 社会の中で情報処理技術が着実に重要な役割を果たすようになってきています. これに伴い, ICT以外の様々な分野・業界の方も, 情報処理技術の開発や運用に深く関わるようになってきました.このような社会の変化を受け, 学会では, アカデミックな立場で情報処理技術者の研究開発を支える従前の役割を更に強化すると共に, 他の分野・業界へ向けた情報発信や連携の役割も新たに担っていく必要があると考えます. また, セキュリティやプライバシーの強化等,社会を支える情報処理技術の実現に重要な視点も取り入れていくべきと考えています. これらのチャレンジを含め,社会と情報処理技術の発展に向け, 微力ながら尽力させて頂きたく思っております.

※最初に戻る


坊農 真弓

■理事[会誌/出版担当]

坊農 真弓
(BONO, Mayumi)*(同志社女子大2000卒)
国立情報学研究所・総合研究大学院大学 准教授

[略歴] 2005年神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程修了. 博士 (学術) . 現在, 国立情報学研究所・総合研究大学院大学准教授. 多人数インタラクション研究および手話相互行為研究に従事. 社会言語科学会, 日本認知科学会, 日本手話学会, 人工知能学会, 情報処理学会各会員. 平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞.

[抱負] これまでの情報処理技術は, 社会的なマジョリティに属する人々によって創り出され, それらの人々がより豊かにより便利に暮らすことに役立てられています. しかし, それだけでいいでしょうか. 社会的なマジョリティに属する人々は, 自分たちの便利さを求めるあまり, 社会的なマイノリティに属する人々への支援や配慮を後回しにしてしまう傾向があります. 陸続きの隣国を持たない島国で暮らす日本人は, 自分たちが一言語一民族であることを信じ, 多様性に目を向ける姿勢を鍛えられてきませんでした. これからの情報処理技術は, 社会的なマジョリティと社会的なマイノリティとの間に壁を感じさせないことを実現していくべきではないでしょうか. 私はこれまで, 多人数インタラクションと手話相互行為を対象としたコミュニケーションの研究を進めて来ました. 私のこれまでの経験が, 情報処理学会のこれからの方向性を定めることに少しでも貢献できればと考えています.

※最初に戻る


美馬のゆり

■理事[教育担当]

美馬のゆり
(MIMA, Noyuri)*(電通大1984卒)
公立はこだて未来大学 教授

[略歴] 計算機科学, 認知心理学, 教育学. 公立はこだて未来大学および日本科学未来館の設立計画に参加. 設立後, 大学では教授(2000年-) , 科学館では副館長(2003-2006) . NHK経営委員(2013-2016) . 中央教育審議会委員. 日本学術会議連携会員(情報学) . 平成26年度文部科学大臣表彰科学技術賞受賞.

[抱負] 学部時代に計算機科学を学び始めて以来, コンピュータを思考の道具として活用することや, 学びのプロセスを支援することについて, 研究, 開発, 実践を行ってきました. 21世紀に入り, デジタル時代に求められる能力の代表的なものに, 計算論的思考があります. これは, コンピュータの利用を前提とした問題解決の手法や, コンピュータの情報処理のメタファとして, コンピュータ誕生前にはなかった新しい思考の枠組みを提供します. こういった思考の枠組みは現代を生きるすべての人にとって役立つものだと考えます. 2020年度からプログラミング教育が小学校で必修になります. プログラミング教育とはいったい何なのか? なぜ小学生がプログラミングをやらなければならないのか? プログラミング教育によって子どもたちはどのように育っていくのか? こういった社会の動きに対し, 情報処理学会はこれまでの研究の知見や将来の見通しを含め, 積極的に発言, 関与していくことが必要だと考えます.

※最初に戻る


屋代 智之

■理事[調査研究担当]

屋代 智之
(YASHIRO, Tomoyuki)(慶大1990卒)
千葉工業大学情報科学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1998年慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程単位取得満期退学. 博士 (工学) . ITSにおける通信, 位置情報サービスなどに関する研究に従事. 本会論文誌編集委員会NWグループ主査, DICOMO2011プログラム委員長, 高度交通システム研究会主査, 情報環境領域財務委員などを歴任.

[抱負] 情報処理学会は現在, ある意味において社会から学会としての存在意義が問われていると感じています. しかし, 日本が技術立国でありつづけるためにも, 国内の学会活動がより盛んになる必要性があるはずです. 一方で, 私が主に研究しているITS (高度交通システム) の分野は, 最近話題の自動運転技術もそうですが, 幅広い技術を活用し, 実社会で応用を実現することが不可欠であり, 多くの研究トピックにおいて産学官の連携が求められています. これらの連携を深める場として, 学会の役割はますます重みを増していく必要があると考えています. これまで, 学の研究者として, 産学官の連携の必要性, 学の研究者とビジネスの現場との温度差, ものの見方の違いを感じてきました. これに, いままでの学会活動や委員会活動などを通じて得られた経験を生かして, 社会における情報処理学会の役割を深めることが, ひいては海外における日本のプレゼンスを高めることにも繋がっていくはずです. これからの情報処理学会の活動がより活発になるよう, 微力ながら尽力したいと考えています.

※最初に戻る




■監事

山本里枝子
(YAMAMOTO, Rieko)*(早大1983卒)
(株)富士通研究所システム技術研究所 所長

[略歴] 1983年早稲田大学理工学部電子通信学科卒業. 同年富士通研究所入社. ソフトウェア工学の研究開発に従事し, モデルベース開発, 要求工学等の成果を実用化. 山下記念研究賞受賞. 本会理事(2008年度-2009年度), ソフトウェア工学研究会連絡委員及び幹事, SES2008実行委員長, 会誌編集委員会委員(2007年度-10年度), 教科書編集委員会委員(2013年-), DICOMO2014実行副委員長等を歴任.

[抱負] 情報処理技術は今や企業活動から個人の生活まで深く浸透し, 社会に大きな影響を与える存在になっています. 各種のセンサー等を活用するIoTが進展し, 広い範囲で情報がつながることで, さらに新しい価値を生み出す時代になりました. 産業界には情報処理技術を核とした変革が求められており, より広い範囲の技術者が情報処理技術を必要としています. 本会は, 日本の情報処理技を先導する組織として, 大学や企業の技術者が様々に議論できる場や技術発信の場を提供することで, その進歩に貢献しています. 今後は, その役割を発揮する場面が増えていくはずだと考えます. 本会の価値や貢献度をさらに高め, また, より広い範囲の方々に知って頂くために, 本会の活動とその将来をしっかりと議論させて頂きたいと思います. これまで本会の様々な活動に携わらせて頂いた経験と, 企業で研究開発や産学連携等に携わってきた経験を活かし, 微力ながら学会事業の推進とさらなる発展にむけて尽力する所存です.

※最初に戻る


■監事

砂原 秀樹(SUNAHARA, Hideki)(慶大 1983卒) 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授

[略歴] 1988年慶応義塾大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学. 工学博士. 電気通信大学情報工学科助手, 奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授, 教授を経て, 2008年4月より現職. 2003年より2005年まで高品質インターネット研究会主査. 理事 (2009年度-2010年度, 2012年度-2013年度) を歴任. 本会フェロー (2012年度) . 1984年より日本のインターネットの構築とその研究に従事. また, パーソナル情報を安心して利活用できる基盤「情報銀行」に関するプロジェクトを遂行中.

[抱負] インターネットは, コンピュータだけでなくさまざまなモノを取り込み, 今や社会の基盤となりつつあります. こうした状況の中で本会が果たすべき役割も大きく変化しようとしています. 単に, 提供する情報の質を向上させるだけでなく, 会員相互の情報共有を促進することで情報処理技術の社会への貢献度を向上させることが重要になってきていると考えています. また, ジュニア会員制度など次世代の育成についても考慮していかなければなりません. 一方で, スマホのアプリのみが注目され, AIやビッグデータといった言葉だけが一人歩きする現状において, 体系的で整理された情報を適切に提供していくことが重要になってきていると考えています. こうした反省に基づき情報処理技術をより高い社会基盤とするために, 本会がなすべき役割は重いものであると考えます. これらの目標を見据え, これまでの本会の果たしてきたことを尊重しつつ, 新しい時代に対応した本会の展開に貢献することができれば幸いだと考えます.

※最初に戻る


 

学会の地図QRコード

〈事務局所在地〉

管理部門への問い合わせフォーム