2016年度役員名簿

役職名 担当職務 氏名

所属

就任年月日 学会勤務
会 長 法人 代表 富田 達夫 (独)情報処理推進機構 理事長 2015年6月3日 非常勤
副会長 会長補佐 前田  章 科学技術振興機構  2015年6月3日 非常勤
副会長 会長補佐 東野 輝夫 大阪大学大学院情報科学研究科 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 標準化 伊藤  智 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長 2015年6月3日 非常勤
理 事 総務 稲村  浩 公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 事業 大場みち子 公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 会誌/出版 加藤 由花 東京女子大学現代教養学部数理科学科 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 新世代 河口 信夫 名古屋大学未来社会創造機構 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 調査研究 小林  稔 明治大学 総合数理学部 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 財務 鈴木  浩 (株)富士通研究所 R&Dマネジメント本部 企画部 部長 2015年6月3日 非常勤
理 事 長期戦略 関口 智嗣 産業技術総合研究所 理事 2015年6月3日 非常勤
理 事 技術応用 那須川哲哉 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 主席研究員 2015年6月3日 非常勤
理 事 企画 深澤 紀子 (公財)鉄道総合技術研究所 交通計画研究室長 2015年6月3日 非常勤
理 事 教育 松原  仁 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 論文誌 山名 早人 早稲田大学理工学術院基幹理工学部情報理工学科 教授 2015年6月3日 非常勤
理 事 財務 今岡  仁 NEC データサイエンス研究所 主席研究員 2016年6月3日 非常勤
理 事 技術応用 北村 操代 三菱電機(株) 情報技術総合研究所 情報システム構築技術部長 2016年6月3日 非常勤
理 事 長期戦略 後藤 厚宏 情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科 2016年6月3日 非常勤
理 事 企画 佐藤 真一 国立情報学研究所 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 論文誌 柴山 悦哉 東京大学 情報基盤センター 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 調査研究 角谷 和俊 関西学院大学 総合政策学部 メディア情報学科 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 教育 高岡 詠子 上智大学 理工学部 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 新世代 寺田  努 神戸大学大学院 工学研究科 准教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 調査研究 徳永 健伸 東京工業大学 情報理工学院 教授 2016年6月3日 非常勤
理 事 会誌/出版 鳥澤健太郎 情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 データ駆動知能システム研究センター センター長 2016年6月3日 非常勤
理 事 総務 中川八穂子 (株)日立製作所 研究開発グループ デジタルテクノロジーイノベーションセンタ シニアプロジェクトマネージャ 2016年6月3日 非常勤
理 事 事業 長谷川輝之 KDDI(株)  運用システム開発部運用AI基盤グループ 2016年6月3日 非常勤
監 事 監査 岡田 謙一 慶應義塾大学理工学部 教授 2015年6月3日 非常勤
監 事 監査 山本里枝子 (株)富士通研究所 システム技術研究所 所長 2016年6月3日 非常勤

※以上、国家公務員出身者(本府省課長・企画官相当職以上および地方支分部局の本府省課長・企画官相当職以上の経験者)の該当はありません。 また、役員報酬の支給はありません。

■役員区分 
氏名(ローマ字)(出身校学部卒年)勤務先および役職名(*は女性)
略歴・専門分野等
抱負

 


 



■会 長

富田 達夫
(TOMITA, Tatsuo)(東大1972卒)
(独)情報処理推進機構 理事長


[略歴] 972年東京大学理学部物理学科卒業, 1973年富士通(株)入社, 以降, 情報機器開発に従事, 2005年同社経営執行役, 2007年同社経営執行役常務, 2008年同社取締役副社長, 2010年4月(株)富士通研究所代表取締役社長, 2014年4月同社取締役会長に就任し現在に至る. 日本経済団体連合会産業技術委員会企画部会委員, 産業競争力懇談会 (COCN) 実行委員, 本会会員, DICOMO2014実行委員長.

[抱負] 今, 社会は大きな転換点を迎えています. 文明の発展に伴い, 地球環境も大きく変化し, そこに暮らす人々も様々な価値観を持つようになってきました. まさに多様性の時代を迎えています. 情報処理技術の発展が暮らしを豊かにしてきたことは間違いない事実です.しかし, この多様性の時代の中で, 輻輳する社会課題の解決や, 個々の人々が幸せと感じられるためには, まだ情報処理技術は充分応えられていないのが事実です. 私たちの周りには溢れるばかりの情報が存在していますが, それが個々の人の真の価値に繋がるには多くの課題があります. 企業もICTの導入により効率化は進みましたが, 企業自身の変革のためにICTが充分貢献できているかといえばまだまだ多くの課題を抱えています. 今, 日本では多くの企業が, 新たな成長戦略を目指して変革しようとしています. そのためには情報処理技術が不可欠です. 科学に裏打ちされたICT技術こそが解決の道を生み出します. 情報処理学会がこうした社会の要請にこたえグローバルな視点で日本社会の成長を支えていく役割を果たすことに, 微力ながら貢献していきたいと思います.

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■副会長

前田  章(MAEDA, Akira)(東大1978卒) (株)日立製作所 ICT事業統括本部 技師長


[略歴] 1980年東京大学理学系研究科物理学専攻修士課程修了, 1981年日立製作所システム開発研究所入社. 画像処理技術・大規模/知的システム技術等の研究開発に従事. 2005年同所長, 2010年日立製作所インフラシステム社CTO, 2013年より現職. 本会理事 (2005年度-2006年度) .

[抱負] 情報技術の進化のスピードは加速しており, その適用範囲も急速に拡大しています. ここ数年は, スマートシティやスマートインフラなどと呼ばれるように, 電力や交通といった社会インフラに対して高度な情報技術を適用し, 様々な社会課題を解決することが情報関連事業の大きな柱になっています. 社会インフラという新しい応用分野が出現することで多くの課題・ニーズが明らかになり, それがまた新たな技術開発を促すという, 情報技術にとって大きな進歩・変革サイクルに入っていると思います. このような時期には, 学術界と産業界との密接な連携が国際競争力強化のためにも不可欠であり, 本会の果たすべき役割もますます大きく, 重要になっています. 長年企業の研究開発に携わってきた立場から, 本会の発展に貢献していきたいと考えています.

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■副会長

東野 輝夫

(HIGASHINO, Teruo)(阪大1979卒) 
大阪大学大学院情報科学研究科 教授

[略歴] 1984年大阪大学基礎工学研究科博士課程修了, 工博. 1999年同大教授. 分散システムや情報ネットワークの研究に従事. 本会フェロー, 50周年記念論文賞受賞. 本会理事 (2001年度-2002年度), 監事 (2009年度-2010年度) , 関西支部長, マルチメディア通信と分散処理研究会主査等を歴任. 日本学術会議会員, 日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員.

[抱負] ビッグデータやIoT, 人工知能関連技術の急速な発展に伴い, 社会システムや産業・経済活動にITが大きな役割を果たすようになり, 健康, エネルギー, 環境, 都市計画, 運輸など様々な分野で異種データを活用したIT基盤が開発されてきています. 学会は従来型の情報処理技術の構築のみならず, 様々な専門領域の人々と協働した新たな情報処理技術の構築に貢献することが求められています. このような情報社会を構築するため, 本会においても学会員とりわけ若手研究者や技術者が組織の垣根を越えて様々な分野の人と接し, 情報収集や意見交換を行うコミュニケーションの場を拡充していくことが重要と感じております. また, 社会への提言や技術の普及活動を通して社会に役立つ開かれた学会を目指すと共に, 中高校生など未来の情報処理技術を支える若者への情報発信など情報学の裾野を広げていく取り組みも重要と考えております. 本会理事, 監事, 関西支部長, 研究会主査等の経験をもとに, 微力ながら学会の発展のお手伝いをさせていただければと考えております.

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理事[標準化担当]

伊藤  智(ITOH, Satoshi)(千葉大1982卒) 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長
※情報規格調査会からの推薦

[略歴] 筑波大学大学院博士課程1987年修了. 筑波大学にて博士号を取得. (株)日立製作所にてコンピュータの利用技術に関する研究に従事. 2002年6月から産総研にてグリッド, グリーンIT, クラウド等の産業分野への応用研究に従事. 本会情報規格調査会にて2010年7月から副委員長, 2013年7月から委員長に就任し, ISO/IEC JTC 1の国内及び国際対応を推進. 本会標準化担当理事 (2013年度-2014年度) .

[抱負] 情報技術 (IT) は今では重要な社会インフラとなっていますが, 現在でもその領域は拡大し続けています. センサ, 携帯, 自動車, 家電, あらゆるものがネットワークにつながり (インターネット・オブ・シングス) , 多種・大量の情報が発信・収集・解析され (ビッグデータ) 様々な利活用に結び付けられてきています. また, 様々な産業領域で効率向上や環境負荷低減などへの情報技術の活用が進んでいます. このような状況で, 社会インフラとしての情報技術のあり方, 様々な応用システム・実社会とのインタフェースなど, 標準化の果たす役割は益々重要になってきていると認識しています. 本会情報規格調査会の委員長として, 産業界が発展するよう, 国際標準化活動をリードし, 情報処理学会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

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■理事 [総務担当]

稲村  浩(INAMURA, Hiroshi)(慶大1988卒) 公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授

[略歴] 1990年日本電信電話(株)入社, 1998年より(株)NTTドコモ. 博士 (工学) .モバイル環境におけるシステムソフトウェア,トランスポートプロトコルに関する研究開発に従事. 本会モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会幹事, マルチメディア通信と分散処理研究会運営委員, DICOMO2013プログラム副委員長等を歴任. 本会業績賞受賞 (2003年度) .

[抱負] 無線通信や組込みシステムなどの技術によって実現された携帯電話やスマートフォンの利用の広がりに見られるように, これら情報機器やインターネットサービスが日常生活に不可欠なものとなった昨今, 情報処理技術は社会の基盤となりました. 一方でこれまで見たことのなかった世界を実現し知の領域を広げることへの期待も高まり, インフラを担いフロンティアを併せもつ情報処理分野を支える本会の役割はより重要になっていると感じます. オープンな学会運営を通じて研究水準の向上を図り会員サービスから実務家を支援することなどを通じて情報処理分野の研究者・技術者の皆様が元気に世界で活躍できるようこれまでの学会活動の経験を活かし本会の持続的な発展に微力を尽したいと考えております.

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■理事
[事業担当]

大場 みち子
(OBA, Michiko)*(日本女子大1982卒) 
公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授

[略歴] 1982年日立製作所入社. 同システム開発研究所にて知識工学応用システムの研究, 同ソフトウェア事業部でミドルウェアの開発等に従事. 現在は公立はこだて未来大学にてソフトウェア工学, ドキュメントコミュニケーションなどの研究に従事. 2001年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了. 博士 (工学) . 本会理事 (2009年度-2010年度) .

[抱負] 今,情報システムやネットワークは社会を支える重要なインフラとなり, 生活する上でなくてはならない空気のような存在です. インターネットや情報技術の画期的な発展で,情報処理技術は社会を変えたと言っても過言ではないでしょう. 情報処理に関する権威ある学会として,本会の活動はこの画期的な社会変化の一翼を担ってきました. 本会では総務理事 (2009年度-2010年度) , デジタルドキュメント研究会主査他を歴任し, 現在は情報システムと社会環境研究会やコンピュータと教育研究会の運営委員や特集論文編集委員等を担当しております. 2010年からは公立はこだて未来大学に転出し, 実践的IT人材育成教育とこれを支える基盤システム, デジタルコミュニケーション等の研究に力を注いでいます. これら産学両面での経験を活かし,情報技術で社会イノベーションを起こすような高度IT人材育成や若手や女性が元気に楽しく活動ができる場作りなどを推進し, 本会の発展や会員拡大につながるように力を尽くしたいと考えております. 

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■理事
[会誌/出版担当]

加藤 由花
(KATO, Yuka)*(東大1989卒)
東京女子大学現代教養学部数理科学科 教授

[略歴] 1989年東京大学理学部卒業. 同年NTT入社. 2002年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程修了. 博士 (工学) . 同助手を経て, 2006年産業技術大学院大学准教授, 2009年同教授, 2014年より現職. 情報ネットワーク, ネットワークを利用したロボットサービス等の研究に従事. 2007年-2010年本会論文誌編集委員, 2009年-2012年本会マルチメディア通信と分散処理研究会幹事, 2013年度-2014年度本会理事.

[抱負] 情報処理技術はあらゆる産業や社会の基盤となり, 私たちの生活に無くてはならないものになりました. モバイル通信やユビキタス・コンピューティングの発展は, かつての夢物語を現実のものにし, 私たちのライフスタイルを大きく変えるほどのインパクトを持ちました. そして今, 情報処理の世界は次の一歩に踏み出そうとしています. 人間の知能を超えるコンピュータの出現が様々な場所で語られるようになるなど, 情報処理技術に対する注目が再び高まってきていることを感じます. この2年間, 会誌・出版担当理事として, 様々な施策に取り組んできました. 会誌への速報記事や女性編集委員によるコラムの掲載, スマートフォンでの会誌記事講読の実現, 女性会員増を目指したFIT2014でのイベント企画, 学生トライアル会員制度の展開など, 新たなチャレンジがたくさんありました. 世の中からの期待に応えるべく, 本会の進化を実感した2年間でした. 一方, まだまだ道半ばであり, 地道に取り組まなければならない課題が多く残されていることも事実です. 引き続き, 本会の発展に貢献するべく, 尽力していきたいと思います.

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■理事[新世代担当]

河口 信夫(KAWAGUCHI, Nobuo)(名古屋大1990卒) 名古屋大学未来社会創造機構 教授
※理事会からの推薦

[略歴] 1995年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程満了. 同大助手, 講師, 准教授を経て2009年より現職. 博士 (工学) . ユビキタスコミュニケーション, 位置情報システム, 行動センシングなどの研究に従事. 本会理事 (2011年度-2012年度)

[抱負] 様々な情報がデジタル化され, オンライン化され, 大規模に収集される現代では, 情報処理技術の重要性はますます広がっています. 一方, コモディティ化も急速に進んでおり, 大学への新入学生からは, かつて我々が持っていたコンピューティングに対する憧れが急速に薄れつつあるように感じています. また, インターネットを通じた個人や組織からの直接的な情報発信により, 学会が持っていた知的集約機能への期待も変わりつつあると思います. アカデミアや産業界から「知を探求する人」を集め, 互いに切磋琢磨する場としての学会の重要性は変わり無いと確信していますが, その実現手法については多いに議論すべき余地があると感じています. 新しいアイディアや仕組みの導入について真摯な議論や検討を行い, その結果をもって学会運営ができることを期待し, 微力ながら本学会の活動に貢献できれば良いと考えています.

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■理事
[調査研究担当]

小林  稔
(KOBAYASHI, Minoru)(慶大1988卒) 
明治大学総合数理学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1988年慶大理工学部計測工学科卒, 1990年同大学院修士課程修了. 同年日本電信電話 (株)入社. 1996年マサチューセッツ工科大修士課程 (Media Arts and Sciences) 修了. 2000年慶大より博士 (工学) 取得. NTTヒューマンインタフェース研究所等にて, ヒューマンインタフェース, CSCW, バーチャルリアリティに関する研究に従事. 2010年度本会論文賞. 2013年より情報環境領域財務委員.

[抱負] コンピュータや高速な通信が広く普及し, さらにはハード, ソフトの多様な開発リソースが共有され, 誰もが情報技術の研究の担い手となる可能性を秘めた時代となりました. 創造的な活動者が出会い議論し考えを発展させることが, 技術の発展にますます重要となってきています. 本会の主要な要素である研究会活動は, ボトムアップの創造的提案を受け止め, 共有し発展させる枠組みとして重要性を増しています. 私はインタラクション2012大会委員長, DICOMO2013実行副委員長として多くの有志の皆さんとシンポジウムの実現に取り組みました. そこでは, 社会のニーズを敏感に感じ取りながら工夫を凝らし学会を知の交流の場としてさらに発展させようとする熱意ある取り組みが行われています. 学会の随所にあるこのような熱意を支援し活かす仕組みを整えることも重要と考えます. 規模の拡大や参加者の多様化に適切に対応し, 社会の力をうまく取り込み, 情報技術の発展を推進する学会像を, 調査研究運営活動を通じて探索していきたいと考えています.

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■理事[財務担当]

鈴木  浩

(SUZUKI, Hiroshi)(日大1983卒)
(株)富士通研究所 R&Dマネジメント本部 企画部 部長

[略歴] 1985年日本大学大学院理工学研究科電子工学専攻博士前期課程修了 (修士) . 同年 (株)富士通研究所入社, 光磁気ディスク装置 (MO) の信号処理開発に従事. 1993年富士通(株)にて事業化の一環でMOのエバンジェリスト. 2007年業務課題解決のフィールドイノベータ. 2010年研究所再任, 学術や技術情報の活用強化業務に従事 (現職) . DICOMO2014シンポジウム実行委員.

[抱負] 古来より“情報”は, 人が生きていく上でなくてはならないものでしたが, 今やその量は, 膨大になり, 更に今後も増え続けて情報をどう整理し, 役立つものを見出していくかがますます重要になってきております. 情報学・情報処理技術は, その極みであり, 多くの学術・技術分野と横断的につながっております. そこに携わる人たちは, これまでの研究スタイルを変えていくことが求められると考えております. 情報処理技術を基本とし, 領域を横断してどの組織, どの技術と組み共創することで問題を解決できるのか, ということを考えられる技術者へと変わることだと考えます. そうした情報処理技術に関わる人たちが, 組織や技術を超えて結びついていけるように, 情報処理学会が, その中心的な存在となって, これまでの良き伝統と雰囲気を保ちつつ, 新たな発想で人や技術の交流の場となるようにしたいと思います. これまでの自身の拙い経験ではありますが, 研究から事業化に向けた活動から仲間作りや商品の布教, 課題解決の取組みなどが役立てればと思い微力ながら貢献したいと考えております. 

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■理事
[長期戦略担当]

関口 智嗣
(SEKIGUCHI, Satoshi)(東大1982卒) 
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 領域長
※理事会からの推薦

[略歴] 1982年東京大学理学部情報科学科卒. 1984年筑波大学大学院理工学研究科修士課程, 2011年東京大学大学院博士課程修了, 博士 (情報理工学) .電子技術総合研究所入所以来, 現職に至るまで一貫して並列計算や分散計算などの情報システム高性能化に関する研究やマネージメントに従事. Research Data Alliance 評議員, グリッド技術やクラウドにおける国際活動への貢献が大きい. 本会元理事 (2010年度-2011年度) , フェロー. 日本学術会議連携委員. カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員,情報セキュリティ大学院大学連携教授. 技術士(情報工学部門).

[抱負] 情報処理学会はICTに携わる高度な専門家集団です. しかしながら, 産学官連携が謳われているもののメディエータの役割を担う学会が十分に機能していないのではないかと懸念しています. これは, 情報関連技術に従事する人口は増加しているものの, 学会員数の伸び悩み等に現れています. 専門家過ぎるためか会員以外の方々からはその活動実態が見えていないのも現状です. せっかくの知識, 技術, 技能, ネットワークなどの潜在的な力を有していながらそれを有効に使えていません. 学会では2012年度に政策提言委員会を発足させ, 特に政府機関の政策立案に対して専門家集団の立場から中立かつ公益を優先したやコメント等を出すようにしてきました. 私も微力ながらそのお手伝いをしてきました. 少しずつ, 頼りになる学会として地位を築いてきたものと思います. これまで25年近くにわたり学会活動の活性化に努めて参りました. 本会において長期展望に立ちながらアウトリーチ活動のより一層の活性化を目指し, 会員からの意見をより丁寧に集約することなどを通じて, 本会の会員の活動の一層の発展につながるように尽力してまいります.

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■理事
[技術応用担当]

那須川 哲哉
(NASUKAWA, Tetsuya)(早大1987卒) 
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 主席研究員

[略歴] 1989年日本アイ・ビー・エム (株)入社, 東京基礎研究所配属. T.J.ワトソン研究所やコンサルティング部門などを経験しつつ自然言語処理の研究に従事. テキストマイニング技術の開発により2012年文部科学大臣表彰. 2010年から2011年に慶應義塾大学大学院理工学研究科特別研究教授を, 2012年から静岡大学情報学部客員教授を兼務. 博士 (工学).

[抱負] 情報処理技術が世の中を変革する速度は高まる一方で, 本学会及び学会員の役割もますます高まっていると感じます. 私自身, 学会活動を通じて, 多くの方々と知り合い, 学び, 評価を得ることで, これまで研究者としてやってくることができました. 情報処理分野での人材不足が深刻になってきている状況も踏まえ, 情報処理技術でより良い世の中に寄与するために, 本学会でできること, 本学会がやるべきことは何かを考え, あるべき姿の実現に貢献したいと考えています. 組織の壁や分野の壁を乗り越えて, 人と人がつながり, わくわくするような活動に取り組めるようにすることが, 活性化を促し, 高い成果を引き出すために重要だと考え, 新しい取組みを考えていきます. 

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■理事
[企画担当]

深澤 紀子
(FUKASAWA, Noriko)*(日本女子大1991卒)
(公財)鉄道総合技術研究所 交通計画研究室長

[略歴] 1991年財団法人鉄道総合技術研究所入社. 旅客の交通行動や各種交通データの分析に関する研究に従事. 2013年4月より現職. 本会高度交通システム研究会 (2008-2011年運営委員, 2012年-幹事) , 論文誌特集号編集委員 (2013年-2014年) . DICOMOプログラム委員 (2015年) .

[抱負] ジム・グレイが第4のパラダイムとして「データ科学の時代」を提唱してから数年以上が経過しました. この「データ科学の時代」への潮流が, サイエンスの世界のみならずビジネスの世界にも大きな影響を与えることを, 日々の業務の中で実感しています. そしてこれらデータすなわち情報を円滑に処理する情報通信基盤とともに, 人やものの移動円滑性を向上させる交通基盤の充実もまた, 経済を活性化させ人々の暮らしを豊かにするために必要不可欠であるとも考えます. 交通と情報通信という2つの重要な社会インフラに携わる研究者として, 情報処理応用分野の活性化と発展に寄与すべく, 微力ながら貢献したいと思います. 

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■理事[教育担当]

松原  仁
(MATSUBARA, Hitoshi)(東大1981卒) 
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科 教授

[略歴] 1986年通産省工技院電子技術総合研究所 (現産業技術総合研究所) 入所. 2000年より公立はこだて未来大学教授. 専門は人工知能, ゲーム情報学, エンタテインメントコンピューティング, 観光情報学など. 2007年度-2008年度, 2013年度-2014年度本会理事. 本会フェロー. 人工知能学会会長.

[抱負] コンピュータのハードウェアおよびソフトウェア技術の進歩によって, 人間の頭脳労働と見なされていることの一部はコンピュータの方が人間よりもうまくこなせるようになってきました. コンピュータ将棋がプロ棋士に勝ったことはその典型的な例です. この傾向は今後も続いていくことが予想されます. そのような状況で人間とコンピュータが今後どのように関わっていけばいいのかを考えることが情報処理学会として非常に重要だと思います. いまコンピュータが人間に追いつき追い越しつつある将棋がその考察のためのよい参考になるはずです. 道具としてのコンピュータが便利になって生活がますます豊かになると感じる人がいる一方で, 自分を越える存在になったコンピュータに脅威を感じる人もいるでしょう. うまく折り合いをつけて人間とコンピュータが共生する社会を築いていくために, その過程で情報処理学会がちゃんと役割を果たせるように, 役員になったら頑張っていきたいと思います.

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■理事[論文誌担当]


山名 早人

(YAMANA, Hayato)(早大1987卒) 
早稲田大学理工学術院基幹理工学部情報理工学科 教授

[略歴] 1987年早稲田大学電子通信学科卒業. 1993年同大博士後期課程修了. 博士 (工学). 1993年-2000年電子技術総合研究所. 1996年通産省機械情報産業局電子機器課課付. 2000年より早稲田大学理工学部助教授. 2005年より現職. 本会山下記念研究賞, 同ベストオーサー賞, IBM Faculty Award等を受賞. 本会データベースシステム研究会主査, 論文誌データベース共同編集委員長を歴任. 本会シニア会員. 大規模データ解析等の研究に従事.

[抱負] 本会に限らず多くの学会がその会員数を減少させる中, 「会員サービスとは何か」「何のための学会なのか」を今一度点検し, 必要があればこれまでの学会が果たすべき役割を大きく変えることも視野に検討を進める時期に来ていると感じます. こうした変革は一朝一夕にできるものではなく, また役員だけでできるものでもありません. 多くの会員の皆さまのサポート, 事務局との密な連携, そして何より大切なのが「会員の皆さまが, 今何を学会に求めているのか」ということだと思います. そして, 会員の皆さまが「会員を続けたい」と思える学会を目指して, 微力ながら尽力する所存です. 特に, ビッグデータ時代の今, 本会が持つ多くのデータを多角的に分析し, それらを学会の新しい活動にフィードバックすると共に, 外部に積極的に配信することを通して, さらに魅力的な学会へと発展させるために努力したいと思います.

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理事[財務担当]

今岡 仁(IMAOKA, Hitoshi)(阪大1992卒) NEC 主席研究員

[略歴] 大阪大学工学研究科博士課程終了(1997年). 博士(工学) .日本電気株式会社中央研究所入社(1997年) .基礎研究所, 情報・メディアプロセッシング研究所を経て, 2013年より現職. 脳視覚情報処理, 顔認証技術の研究開発と事業化に従事.

[抱負] 近年, 人工知能技術やビッグデータ解析技術が急速に発展したように, 情報処理技術は大幅な進歩を遂げています. 今後は, 研究成果を活用して, より豊かな社会の構築が求められます. その中で, 情報処理学会は, 高度な情報処理社会を目指す先導的な役割を担う組織として, 社会から多大な貢献を期待されています. そのためには, 学界と産業界の連携が欠かせません. 私は企業研究者として, 顔認証技術の研究開発と製品化, 米国立標準技術研究所によるベンチマーク参画などの活動を通して, 世界に通用する強い技術の創出に取り組んでまいりました. 日本の産業競争力を強化するには, 若手研究者や学生を始めとして様々な世代の斬新なアイデアと知恵の結集が必要です. 企業の研究開発に携わってきたこれまでの経験を活かし, 日本の未来社会に貢献する学会創りに微力ながら貢献し, 情報処理学会の発展に尽力していきたいと考えています.

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■理事[技術応用担当]

北村 操代
(KITAMURA, Misayo)*(阪大1989卒) 
三菱電機(株)情報技術総合研究所 部長

[略歴] 1989年大阪大学理学部数学科卒業. 1989年三菱電機(株)入社. オブジェクト指向開発技術, GUI構築技術, モバイルシステム構築技術に関する研究開発に従事. 博士 (工学). 本会関西支部幹事 (2008年-2010年) , 会誌編集委員 (AWG) (2011-2014年) , モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事 (2015年-) , グループウェアとネットワークサービス研究会運営委員 (2015年-) , DICOMO2015実行委員. 大阪府立大学理学部非常勤講師 (2008年-2013年) .

[抱負] 様々なモノやコトをセンシングして, 大量のデータを収集, 分析することで, 省エネ, 製品の品質向上, 業務の効率化等の知見を得ることができるようになりつつあり, その活用の成否が産業の競争力に大きく影響を与える時代が訪れようとしています. 一方で, そのシステムの実現にあたっては, ネットワークの実現のみならず, データ量, 接続機器数や連携システム数の増加, HMIの高度化に伴って, ソフトウエアの規模と複雑度が著しく増しており, 開発プロセスや開発環境の更なる向上が開発現場で求められています. 今, 情報処理学会には, この新しい時代をリードし, 切り拓く役割が期待されています. また, 企業の現場と研究機関を繋ぐ役割がより強く期待されていると思います. 近年のコミュニケーション技術を活用して新しいカタチの発信や議論の場を設けることも取り組むべき課題の一つだと考えております. 会員の皆様と一緒にこのような課題に取り組み, これまでの学会活動の経験を生かして, 本会の発展に微力ながら貢献したいと考えております.

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■理事[長期戦略担当]

後藤 厚宏
(GOTO, Atsuhiro)(東大1979卒) 
情報セキュリティ大学院大学 教授
※理事会からの推薦


[略歴] 1984年東京大学情報工学専攻博士課程修了. 工博. 同年日本電信電話公社 (現NTT) 入社. 並列分散処理, クラウドコンピューティング, サイバーセキュリティ研究に従事. 現在, 情報セキュリティ大学院大学教授. 本会理事 (総務2007年度-2008年度, 長期戦略2014年度-2015年度) . 本会フェロー. IEEE Computer Society理事 (2011年-2016年) .

[抱負] 情報処理に関わる社会構造と産業構造は常に変化し続けています. 高度技術が瞬く間にコモディティ化して社会生活に浸透すると, そこに新たなサービスや技術課題が生まれ, 次なる高度技術開発競争が始まります. このような情報処理技術の変貌と進化サイクルを支えていくためには, 本会においても, 新たな価値の尺度とともに会員活動が広く産業界や社会, 海外に認知され続ける仕組み作り, また外部からの反応や期待を感度良く収集できる仕組み作りが必須です. 本会において, このような仕組みを実現するためには, 長期ビジョンに支えられた継続的に活動できる体制が必要となります. 私は, 30年にわたる企業での研究開発と事業開発, 国家プロジェクトや海外での研究開発経験を活かし, 本会の新しい仕組み作りに貢献していきたいと思います.

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■理事[企画担当]

佐藤 真一
(SATOH, Shin'ichi)(東大1987卒) 
国立情報学研究所 教授

[略歴] 1987年東京大学工学部電子工学科卒業. 1992年同大大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了. 同年学術情報センター助手. 1998年同助教授. 2000年国立情報学研究所助教授. 2004年同教授. 現在に至る. 1995年から1997年まで, 米国カーネギーメロン大客員研究員としてInformedia映像ディジタルライブラリの研究に従事. 工博.

[抱負] 世界における日本の情報処理関連研究者の置かれた環境が激変しているように思います. 情報処理にまつわる産業は世界での戦いを余儀なくされ, 大学・研究機関の研究者はいわゆるトップ国際誌/国際会議での成果等世界的な指標で評価されるようになってきています. 一方で欧米・中国・韓国・シンガポール等は国を超えた研究連携が進み, 国際チームによる強力な研究成果が報告されています. さらに, 情報処理研究の対象たる大規模データはごく一部の(国外の)巨大企業に占有され, その解析に必要な計算リソースも有するのが困難となってきています. こうした環境の中で, 日本の研究者はいかに研究すべきでしょうか. 「研究」なので, 他者と異なることが何より大事です. その点では, 国内に, 自国語で議論・情報交換・成果の公表ができる場としての学会を有している日本は特殊性が高く, 有利な点と言えます. 学会として, 日本の研究・日本の研究者の世界的プレゼンスを高めるお手伝いはできないものか, そうした視点からの貢献ができたらと願っております. 

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■理事[技術応用担当]

柴山 悦哉

(SHIBAYAMA, Etsuya)(京大1981卒) 
東京大学情報基盤センター 教授

[略歴] 1983年京都大学理学研究科修士課程修了. 理学博士. 東京工業大学助手, 龍谷大学講師, 東京工業大学助教授, 教授を経て2008年より現職. 本会プログラミング研究会主査, 論文誌ジャーナル及びJIP編集委員長, 理事 (2007年度-2008年度) などを歴任. 日本学術会議第三部会員. 専門はプログラミング言語, ソフトウェアセキュリティなど.

[抱負] 前回理事を務めてから約7年が過ぎました. この間, 本会とは少し離れ, 組織や分野を超えた連携とネットワーク作りに励んできました. 本務先では, 8大学スパコンセンターからなる共同利用・共同研究拠点の運営に携わり, 様々な学術分野との学際的研究のネットワーク作りを進めました. 科学技術振興機構では, ビッグデータ基盤領域のさきがけ・CREST等々のお世話をし, 理学, 工学, 医学, 農学, 経済学, 教育学, 言語学, 公共政策, 防災・減災, 高齢者支援を含む多様な分野の課題を見守っています. 日本学術会議では, 全学術分野を対象とした大型研究計画のマスタープラン作成に携わっています. この種の仕事をしていると, 情報学・情報技術が諸学問の基礎・基盤であり, 様々な学術分野の架け橋になる力があることを強く実感します. 異質なものをつないで変革の原動力となり, 高齢化, 地球環境, 国際紛争などの困難な課題に挑戦すること, そして, ポジティブな未来を構想して各方面に発信すること. これらが出来る学会を目指し, 一歩ずつ進みたいと考えています.

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■理事[調査研究担当]

角谷 和俊(SUMIYA, Kazutoshi)(神戸大1986卒) 関西学院大学総合政策学部 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1988年神戸大学大学院工学研究科修士課程修了. 同年松下電器産業(株)入社. 1998年神戸大学大学院情報メディア科学専攻博士課程修了. 神戸大学都市安全研究センター助教授, 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻助教授, 兵庫県立大学環境人間学部教授を経て, 2015年より現職. 博士(工学). 2007-2009年データベースシステム研究会主査, 2007-2014年本会論文誌データベース(TOD)編集委員・共同編集委員長.

[抱負] 近年, 情報処理学会が対象とするシステムやサービスは, 従来我々が想定していた域を遥かに超えて急激に変化しています. このことは, これまでの学問分野の延長線上ではなく, 様々なテクノロジーやカルチャーが融合された異次元の情報システムが次々と実サービスとして提供されていることを意味します. このような急速な技術の進展においては, 旧来の「学術」の意味や位置付けが変化してきているのではないかと考えております. すなわち, これまでは基礎・応用・開発の時系列的な流れが一般的でしたが, 現在では基礎・応用研究を飛び越えて実サービスが提供され, 後から理論研究がおこなわれることも珍しくはありません. また, 社会科学や人文科学などの関連する様々な分野と研究連携・成果共有・多角的連携を図ることが必要になってきています. 情報処理技術が社会と文化の発展に役立つよう, 他分野との連携強化と交流促進の取り組みに貢献したいと考えております.

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■理事[教育担当]

高岡 詠子

(TAKAOKA, Eiko)*(慶大1990卒) 
上智大学理工学部 教授

[略歴] 慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻博士課程修了, 博士 (工学) . 現在, 上智大学理工学部教授. 専門分野はデータベースとWebアプリケーション, コンピュータと社会 (医療・教育・環境・福祉) . 本会から山下記念研究賞, 学会活動貢献賞受賞, 主な著書:チューリングの計算理論入門, シャノンの情報理論入門 (講談社ブルーバックス) , 「計算事始め ('13) 」および「情報科学の基礎 ('07) 」.

[抱負] 大学4年の時にプログラミングシンポジウムに参加しました. その頃から教育に興味を持っていましたが, e-ラーニングなどはまだ浸透しておらず, コンピュータと教育をからめた研究はまだ難しいと言われていました. しかし, 段々研究会なども盛んになり, トランザクションも発行することができました. プロシン幹事, コンピュータと教育研究会幹事・運営委員, 論文誌特集号幹事, 初等中等教育委員会委員, 若手研究者の会幹事などを通して学会と密接に関わってきました. 特に会誌編集委員として6年間務め, その間, 教育コーナー「ぺた語義」を立ち上げました. また, eラーニングの研究や初等中等プログラミング言語の研究などに携わってきました. プログラミング教育がやっと初等中等教育にまで伝わってきていますが, 浸透させるのはまだまだこれからです. さらに, アクティブラーニングが大学では盛んになってきています. 大学のアクティブラーニングがスムーズに行われるためには, 初等中等教育段階から始める必要があるでしょう. こういった経験を活かして, 特にこの高度情報化社会の中で若い世代を育てていくために, 本会に貢献させていただければ幸いです

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■理事[新世代担当]

寺田 努

(TERADA, Tsutomu)(阪大1999卒) 
神戸大学大学院工学研究科 准教授
※理事会からの推薦

[略歴] 1999年阪大・工・修士修了. 博士(工学). 現在, 神戸大学大学院工学研究科准教授. NPO法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事・事務局長, NEC研, 三菱先端研, ATR, JSTさきがけ等の研究員を兼任. ウェアラブル・ユビキタスコンピューティングの研究を推進. 山下記念研究賞, 長尾真記念特別賞, 神戸大学学長表彰等59件の受賞.

[抱負] 情報技術はすでにインフラ化し, 我々の生活に深く浸透しています. このような状況では情報処理に関する研究も単純に効率や性能を追求するだけでなく, 情報技術と人間の心身の関係を含めて社会に与える影響を考慮する必要があり, そのためにさまざまな分野との連携をはかる必要があります. また, 情報技術の浸透は正負両面が見えるため, 情報技術は「いいもん」であることを積極的に発信する取り組みも必要であると考えます. 私はこの2年, 現後藤真孝理事率いる新世代企画委員会に参画し, 本会が新世代に向けて何をすべきかを議論してきました. そして, 新たな研究の魅せ方や会員サービス提供等の取り組みを引き継ぎ加速すべく, 新世代企画担当理事として推薦頂きました. これまで私は本会で10研究会において幹事・運営委員を務め, 新世代企画に関しても既に企画を進めており学会発展に向け迅速に活動できます. また, 私はショー形態での研究発表や有償体験イベントに研究成果を盛り込むなど新たな研究の魅せ方を多数切り拓いてきました. これまでの活動の経験を活かし, 情報処理学会の発展に貢献したいと考えております.

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■理事[調査研究担当]

徳永 健伸(TOKUNAGA, Takenobu)(東工大1983卒) 東京工業大学大学院情報理工学研究科 教授
※調査研究運営委員会からの推薦

[略歴] 1985年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了. 同年(株)三菱総合研究所入社. 1986年東京工業大学大学院博士課程入学. 現在, 同大学大学院情報理工学研究科教授. 博士 (工学). 本会, 会誌編集委員 (1988年-1991年), 自然言語処理研究会幹事 (1989年-1993年), 論文誌編集委員 (1994年-1998年), 自然言語処理研究会主査 (2010年-2013年), メディア知能領域委員会財務委員を歴任. 計算言語学, 自然言語処理などの研究に従事.

[抱負] 情報化社会という表現がもはや陳腐に聞こえるくらい, 様々な情報技術が社会に浸透し, 日常のあらゆるサービスを支えるようになっています. このような情報技術を支える学術・産業分野の役割はますます重要になってくると考えられます. 同時に情報技術の発展にともない情報発信・情報共有の手段が多様化したことにより, これまで学術と産業の交流の場を提供する上で重要な役割を果してきた本会の位置付けも再定義すべき時期に来ているように思います. 残すべきところは残し, 大胆な変革にも積極的に挑戦して, さらなる社会の情報化に向けて貢献できる学会作りに微力ながらお手伝いできるよう努力いたします.

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■理事[会誌担当]


鳥澤健太郎

(TORISAWA, Kentaro)(東大1992卒)
(国研)情報通信研究機構・ユニバーサルコミュニケーション研究所 室長

[略歴] 1992年東京大学理学部卒業. 同大学院助手, 北陸先端科学技術大学院大学助教授等を経て, 現在, 情報通信研究機構情報分析研究室室長. 博士(理学). Web等を対象とする大規模自然言語処理の研究に従事. 日本学術振興会賞, ドコモ・モバイル・サイエンス賞, Twitter Data Grants等受賞.

[抱負] 私が専門とする自然言語処理を含め, 人工知能が注目を集めていますが, 大規模な人工知能システム開発の実績は日本国内においてはごく少数です. そうした中で, 私の研究室では, 数百台規模の計算機クラスタを使い, Web40億ページを元に「人工知能が進化するとどうなる?」「東京オリンピックで何を心配すべきか?」など様々な質問に回答する大規模な質問応答システムWISDOM Xや, 災害時のTwitter情報をリアルタイムに解析し, 被災状況等に関する質問応答を行うシステムDISAANAを開発し, Web, スマホのサービスとして一般公開してきており, 現在, 民間への技術移転等を計画しております. こうしたシステムの開発や公開は, 最先端の言語処理研究だけでは終わらず, 言語学から, 機械学習, 並列処理までをカバーする研究チームの指導や, 著作権を含め法律問題等, 多岐に渡る経験を積んで参りました. そうした経験を生かしつつ, 情報処理学会においても全力を尽くさせていただければと考えております. どうぞよろしくお願い申し上げます.

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■理事[総務担当]

中川八穂子(NAKAGAWA, Yaoko)*(東大1981卒) (株)日立製作所研究開発グループデジタルテクノロジーイノベーションセンタ シニアプロジェクトマネージャ

[略歴] 1981年東京大学理学部卒業, 同年日立製作所神奈川工場入社, スパコンや大型計算機開発に従事. 2008年中央研究所組込みシステム基盤研究所長等を経て 2015年4月より現職. この間総務省情報通信審議会研究開発戦略委員会構成員やJST CREST 領域アドバイザー等にも従事.

[抱負] IT即技術の進歩は目覚しく, 計算機処理能力は30年で約10億倍, ブロードバンド通信性能も15年で1600倍となりました. それに反比例してハード価格は下がり, ソフトウエアもオープン化が進み, 現在はアイデア次第でIT技術者が世界を変えられる時代となりました.
私は企業で大型計算機装置設計や組込みソフト研究開発を担当してきた経験を生かし, 会員の皆さんがIT技術を通してやりたいことができるようになる為の学会活動に微力ながら貢献していく所存です.

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■理事[事業担当]

長谷川輝之

(HASEGAWA, Teruyuki)(京大1991卒)
KDDI(株)  運用システム開発部運用AI基盤グループ

[略歴] 1993年国際電信電話 (現KDDI) 入社, 以来KDDI研究所にて高速通信プロトコルならびに次世代インターネットに関する研究に従事. 博士 (情報理工学) . 本会モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事, デジタルコンテンツクリエーション研究会運営委員, DICOMO実行委員, 会誌編集委員, 論文誌運営委員会NWG主査等を歴任. 電波功績賞受賞 (2003年) .

[抱負] 現在, 携帯電話・スマートフォンとインターネットサービスは日常生活になくてはならない重要なインフラとなっています. このような世界有数のICTインフラを支えるとともに, IoT・ビッグデータに代表される「実世界との融合」でより豊かな社会を実現するなど, 情報処理技術に対する期待は更に高まっています. 一方で, 個々の技術が複雑化・ブラックボックス化しており, 将来を担う学生や若手技術者がその仕組みを深く理解し自ら発展させていく機会はむしろ少なくなっているようにも感じます. これまでの学会活動経験を活かし, ハンズオン等の実践的な企画や主要国際会議との連携など, 情報処理分野の研究者・技術者のすそ野を広げ目線を高めていくためのお手伝いができればと考えております.

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■監事

岡田 謙一
(OKADA, Kenichi)(慶大1973卒) 
慶應義塾大学理工学部教授/大学院理工学研究科専攻長

[略歴] 1975年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程所定単位取得退学. 工学博士. 同大学助手, アーヘン工科大学訪問研究員を経て2002年より同大学理工学部教授. 専門はCSCW, HCI. 本会理事 (2010年度-2011年度) , 日本VR学会理事などを歴任. 本会論文賞 (1996年, 2001年, 2008年) , 40周年記念論文賞を受賞. 本会フェロー.

[抱負] 昨年の情報処理12月号「シニアコラム -- 仮想と現実の狭間で」にも書きましたが, これまで学会理事, 研究会主査及び幹事, 学会誌及び論文誌編集主査, ハンドブック幹事長, シンポジウムや国際会議の運営委員長など数多くの学会活動を経験し, 新研究会の立ち上げにも尽力しました. 現在は論文誌デジタルコンテンツの編集長を務めています. 私は監事の役割は重石のようなものだと思っています. それほど積極的に動くわけではありませんが, 学会の現状や将来の方向性をじっと見守り, 必要に応じて意見や助言をして学会を健全に発展させていく役割を担っているのではないでしょうか. そのためには学会の様々な活動に関する経験が豊富であることが望ましいと思います. 卒業論文を春の全国大会で発表してから40年間, 情報処理学会には本当にお世話になりました. 学会活動を通じて得られた貴重な経験や幅広い人脈は, なににも代えがたいものです. もし監事に選ばれましたなら, この貴重な経験や人脈を生かして情報処理学会のために働きたいと思います. どうぞよろしくお願いします.

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■監事

山本里枝子
(YAMAMOTO, Rieko)*(早大1983卒)
(株)富士通研究所システム技術研究所 所長

[略歴] 1983年早稲田大学理工学部電子通信学科卒業. 同年富士通研究所入社. ソフトウェア工学の研究開発に従事し, モデルベース開発, 要求工学等の成果を実用化. 山下記念研究賞受賞. 本会理事(2008年度-2009年度), ソフトウェア工学研究会連絡委員及び幹事, SES2008実行委員長, 会誌編集委員会委員(2007年度-10年度), 教科書編集委員会委員(2013年-), DICOMO2014実行副委員長等を歴任.

[抱負] 情報処理技術は今や企業活動から個人の生活まで深く浸透し, 社会に大きな影響を与える存在になっています. 各種のセンサー等を活用するIoTが進展し, 広い範囲で情報がつながることで, さらに新しい価値を生み出す時代になりました. 産業界には情報処理技術を核とした変革が求められており, より広い範囲の技術者が情報処理技術を必要としています. 本会は, 日本の情報処理技を先導する組織として, 大学や企業の技術者が様々に議論できる場や技術発信の場を提供することで, その進歩に貢献しています. 今後は, その役割を発揮する場面が増えていくはずだと考えます. 本会の価値や貢献度をさらに高め, また, より広い範囲の方々に知って頂くために, 本会の活動とその将来をしっかりと議論させて頂きたいと思います. これまで本会の様々な活動に携わらせて頂いた経験と, 企業で研究開発や産学連携等に携わってきた経験を活かし, 微力ながら学会事業の推進とさらなる発展にむけて尽力する所存です.

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