2014年04月07日版

白衣、着てますか」

鳥居 悟(財務担当理事)


 情報処理学会に対するイメージはどのようなものでしょうか。私が感じているイメージについてご紹介したいと思います。

 すこし前のことですが『白衣、着ていないのか!?』と驚かれたことがあります。古い友人らとの酒の席でのことです。彼ら曰く『テレビドラマの登場人物やSF漫画のキャラクターなど…,研究者と呼ばれる者はいつも白衣を着ていたぞ』と。
 企業系の研究所に所属しており研究員という役職なので,自分のことを研究者と呼んでも差し支えないと思われますが,残念ながら私は白衣を着て仕事をしていませんでした。それが彼らにとって意外だったようです。
 それからしばらくして,学会の行事に参加するための移動にタクシーを使用したときには運転手さんからお医者さんと間違われました。
運転手さん:『こちらには,お仕事で来られたのですか?』
私:『ええ,学会に参加するので…』
運転手さん:『お客さんは,お医者さんですか。』
私:『(白衣に関係する誤解が続くなぁ…)
   いやぁ違うのですよ,ごめんなさいね。』
 学会に参加するような方としてまずはお医者さんをイメージされたようです。「学会のため休診いたします」という掲示を病院などでよく見かけますから。

 では,「情報処理学会」に対してはどのようなイメージを持たれているのでしょう。私のイメージは「とっつきにくいけど付き合ってみたら良い人だった」です。噛めば噛むほど味が出てくるスルメのようなものと,例えられるでしょうか。

 学会のサービスは会員とその関係者の方々によるボランティアで提供されています。受身的だとサービスの質で失望することがあるかもしれませんが,一方で,さまざまなイベントに積極的に参加することでその魅力を感じることができるでしょう。見方をかえると,学会の魅力はイベントに参加される方々の自らの手で作られるのだと思います。
 たとえば,全国大会やシンポジウムなどでは,発表される講演者,質疑に参加される聴講者,それら進行を行っていただく座長が欠かせません。さまざまな組織からお集まりいただき,それぞれの方が活発に発言されることで有意義な議論が可能となります。
 さらにこのような場を通じて,将来有望な若者を見出したり,期待できる就職先が見つけられたり,日頃から言われているのと同じ指摘を改めて外部の方から受けたり,異なる観点からの価値ある指摘を受けたり,同じような境遇だなぁと自らの立ち位置が確認できたり…,さまざまな魅力を見出すことができることと思います。

 ぜひ,多くの方に学会のイベントを通じて,その魅力を発見していただきたいと思います。ひとつでも多くの魅力が発見できるよう,そのきっかけになれば幸いです。

 なお,情報処理学会はどなたでも会員になることができます。ひとりでも多くの方に会員になっていただき学会の活動を盛り上げていただきたい。また,会員でなくても学会のさまざまなイベントに参加することもできますので,お近くの方々にもご紹介いただければ嬉しいです。

 最後に,イベントを開催するにあたっては地元の方々からも多くのご支援を頂いております。そのひとつに,開催地の空港や駅などで看板やポスターなどの歓迎コンテンツの掲示があります。参加される機会がありましたら,ぜひ,探してみてください。
 このようなコンテンツを探すのも魅力のひとつです。昨年,鳥取で開催されたFIT2013では以下のようなステッカーを見つけました。

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