砂原 秀樹 君

sunahara[対象業績] 「日本におけるインターネットの発展およびセンサネットワーク分野の発展に対する貢献」

1960年兵庫県生まれ. 1988年慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程修了. 同年電気通信大学情報工学科助手, 1994年奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授を経て, 2001年から教授. 2008年より慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授. 計算機アーキテクチャ, 並列分散処理システム, インターネット, センサネットワークに関する研究に従事. IT Keys/SecCapを通して, 情報セキュリティ人材育成にも従事. 

[業績推薦理由]

 砂原秀樹君は, 1984年からのJUNET, 1988年からのWIDE Projectでの活動を通して日本におけるインターネットの発展・普及に貢献した. 特に, インターネット自動車プロジェクトInternetITS, 気象情報センサプロジェクトLive E!での研究を通して, センサ情報の定義や多数の情報収集機構の研究し, 現在のセンサネットワーク研究の礎を築いた. これらの成果は, モバイルインターネット環境の実現のみならず, 近年注目されているBigDataの研究分野に対しても大きな影響を与えており, 新しい情報処理の研究分野を確立した.