講演概要富士通では,2004年よりParc(Palo Alto Research Center)との協働を通じて,エスノグラフィをITビジネスの中に組み込み,「お客様の現場業務・サービスをありのままに把握する」,「ITとIT以外ではなく,人・プロセス・そしてIT」をキーワードに,事実をもとにした,様々な施策や改善の起点につなげるべく,エスノグラフィの手法をサービスメニューとして確立している.今回は,特に“聞く”部分に焦点をあて,独自のインタビュー技法を開発し,その適用事例をご紹介する.現場で取り入れる際のインタビューの利点,限界,難しさも含めてお話させていただき,皆様からの意見やアドバイスもいただければ幸いである.