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最終更新日:2006年2月24日

 

 
日本のコンピュータ生誕50周年記念シンポジウム 参加申込

開催日時:2006年3月7日(火) 13:00-17:15 [12:30開場]
 

開催会場:工学院大学 新宿キャンパス高層棟3F アーバンテックホール
(東京都新宿区西新宿1-24-2)
        [会場案内図] [アクセス


項  目 内     容

プログラム

 


−日本のIT産業の未来を創る−


12:00 開場 *個別展示 見学

13:00-13:10

開会の挨拶
安西 祐一郎(情報処理学会会長)
13:10-13:35 記念論文: 「50年後の情報科学技術をめざして」
受賞論文の発表と表彰
13:35-14:30
特別講演: 「情報学的転回とは何か」
西垣 通 (東京大学 大学院 情報学環 教授)
[講演概要]近年,生命現象の本質に情報があることが明らかになり,世界全体が情報でできているという,いわば情報一元論が登場しつつある.これを「情報学的転回」と呼ぶことができるだろう.かつて19世紀に物理学が世界を物質とエネルギーから眺めたように,そして20世紀に言語学が世界を言語から眺めたように,21世紀の情報学は世界の万物を情報という視座から眺めるのである.しかしながら,情報処理技術の急速な進歩発展にひきかえ,情報と生命・人間・社会との関係は,まだ学問的に十分な解明がなされているとは言い難い.文と理の知をへだてる壁は厚いのである.このことが,人間をロボットのようにみなす人間機械論につながり,情報化社会の混乱や過当競争をまねく原因の1つになっているのではないだろうか.我々にとって望ましい情報学的転回とはいかなるものか,衆知をあつめるための問題提起をこころみたい.
[略歴]1948年,東京に生まれる.東京大学工学部計数工学科卒.工学博士.(株)日立製作所主任研究員,米国スタンフォード大学客員研究員,明治大学教授,東京大学社会科学研究所教授をへて,2000年より現職.オペレーティ
ングシステムの研究者だったが(1979年度論文賞),のちに研究対象を広げ,現在の専攻は文理にわたる情報学・メディア論.著書に『情報学的転回』(春秋社),『基礎情報学』(NTT出版)など多数.
14:30-15:15 基調講演: 「ユニバーサル・コミュニケーションの時代 −充実した情報空間の建設に向けて−」
長尾 真 (独立行政法人 情報通信研究機構 理事長)
[講演概要]通信技術は距離と時間の壁を克服してきましたが,これからは言語や文化,身体能力などの壁をできるだけ低くし,世界中どこに居ても,自分の課題を解決し,人々と相互理解をし,心豊かに生活できる環境を作らねばなりません.そのためには,居ながらにして何でも楽しめる環境,居ながらにして何でもできる環境,各種の高度なセンシング技術によってあらゆる状況における不測の事態に対応できる環境,言語・文化を越えて五感通信をも可能とする環境,などを実現する充実した情報空間の建設に向けて努力することが大切と存じます.本講演では,情報通信技術(ICT)の将来像を展望するとともに,このような充実した情報空間(ユニバーサル・コミュニケーション)の実現に向けての課題,取り組みについて考えてゆきます.
[略歴]1936年10月4日生.1959年京都大学工学部卒.1966年京都大学工学博士.1961年京都大学工学部助手.1967年京都大学工学部講師.1968年京都大学工学部助教授.1969年フランス・グルノーブル大学客員助教授(1970年10月帰国)1973年京都大学工学部教授.1986年京都大学大型計算機センター長(1990年まで).1992年京都大学評議員(1994年まで).1995年京都大学附属図書館館長(1997年まで).1995年京都大学評議員(1997年まで).1996年京都大学総長特別補佐(1997年まで).1996年京都大学大学院工学研究科教授.1997年京都大学大学院工学研究科長・工学部長.1997年京都大学総長(2003年まで).2001年国立大学協会会長(2003年まで).2004年独立行政法人情報通信研究機構理事長.1997年紫綬褒章,2005年日本国際賞受賞.情報工学を専門分野とし,文字認識,画像処理の研究に従事し,世界的な業績をあげる.日・英語の自動翻訳の研究を中心とする自然言語の研究に従事し,機械翻訳技術の分野で世界をリードする.それらの業績により,国内外の関連学会の会長を歴任している.さらに,京都大学の学内要職に就き,総長を満期2期務める他,国立大学法人法策定過程における国立大学協会会長として同協会の運営を行うなど,組織マネージメントにも多大な業績をあげる.

15:15-15:45

休憩  *併設記念展示会/個別展示 見学
15:45-17:15

パネル討論: 「日本のIT産業の未来を創る」

[討論概要]情報処理学会は1960年設立し,発展する情報処理分野で指導的役割を果たすべく活動してきました.情報関連分野の急速な拡大と多様化に対応すべく, 21世紀に向けて新しい考え方を創出し活動してゆく必要があるとの認識に基づき,現在,学会として以下の3つの観点を重視し,どう活動すべきかを大いに議論しています.本パネル討論「日本のIT産業の未来を創る」では,各観点について専門家からご意見をいただき,皆様とともに議論を深めればと思います.
(1)IT研究者と産業界をいかに融合し,日本のITパワーを増大させるか
(2)中学・高校・大学の教育の中で「情報」をいかに扱い,教えていくか
(3)日本の将来を担う若手IT研究者をいかに育てるか
司   会:吉澤 康文(農工大)
パネリスト:日本のIT産業が生き残り、発展するためには  青山 幹雄(南山大学)
       中高大の教育の中で「情報」をどう扱っていくか 筧 捷彦(早稲田大学)
       工学系大学生・若手研究者への期待       大堀 淳(東北大学)
※シンポジウム会場前において個別展示を予定(12:00-13:00、15:15-15:45)。

参加費

無料

参加申込

日本のコンピュータ生誕50周年記念シンポジウムへの参加申込はこちらからお願い致します。
「申込書」に必要事項をご記入の上、送信してください。

 お申し込みは締め切らせて戴きました。多数のご登録、誠にありがとうございました。
申込締切:2006年2月20日(月)19:00

申込を完了されますと、申込受付確認のメールが届きます。
なお、このメールは参加章引換券となりますので、ご来場の際はこのメールをプリントアウトして
必ずご持参戴き、記念シンポジウム受付(高層棟3Fアーバンテックホール前)にてご提示下さい。

【当日参加申込受付のご案内】
当日参加申込の受付も行います。記念シンポジウム会場受付にてお申込をお願い致します。
但し、当日参加申込につきましては定員になり次第とさせて頂きますので予めご了承ください。

問合せ先 ご不明点などございましたら、こちらからお問い合わせください。