「将来ビジョン検討委員会報告書」および 「研究会将来ビジョン調査委員会報告書」のWWWによる公開にあたって
「将来ビジョン検討委員会報告書」はこちらをご覧下さい。
「研究会将来ビジョン調査委員会報告書」はこちらをご覧下さい。
◎公開の目的(趣旨)
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- 情報処理学会の活動を支える会員は、平成8年度末現在、正会員27千人、学生会員17百名、賛助会員450社、購読員173機関となっている。このうち正会員の分布は、教育・研究65百名(23%)、メーカ146百名(53%)、ソフト会社13百名(5%)、その他54百名(19%)である。
- 学会も大規模になると、参加意識が高く活動的な会員と、学会誌が唯一のつながりという会員の極端な両者が学会を構成してゆく現象となる。このことは、情報処理に関する総合学会として、日本の顔を目指すには、むしろ大きな利であり、特性として生かしてゆくことが必要との認識を持つにいたった。
- そこで、平成8年度の理事会は野口会長のもとに、標記の2つの委員会を設けて課題の整理と解決策を取りまとめ提言した。これを受けて平成9年度理事会は戸田新会長を中心に重点実施施策として速やかに推進実行してゆくこととした。
- しかし課題の解決のためには、多くの会員の生の声をうかがうことが肝要であることから、学会のWWWホームページに2つの報告書を公開し、皆様方の意見と提言を反映しつつ改革を進めることといたしました。
- 是非、忌憚のない本音のご意見、ご提案をお送りください。
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◎2つの委員会の報告について
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- 平成8年度理事会は、21世紀へ向けた学会活動の活性化をはかるため、「学会将来ビジョン検討委員会 委員長 野口正一」と「研究会将来ビジョン調査委員会 委員長 富田真治」を設けた。前者は学会活動に経験が深く、熱意のある理事経験者と現理事により構成し、課題を広く取り上げ学会の将来の発展に資することを主要な目的として活動した。後者はこれからの情報処理と学会を進展させる中堅・若手ならびに類似分野の方によりメンバを構成し将来ビジョンを探り提言を行なうこととした。
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◎報告の要旨
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- 情報システムのダウンサイジングの進展、ネットワーク化の急速な発展など、学会を取り巻く社会環境が急激に大きく変化し、この間の学会活動の時代への対応の遅れなどから、結果として会員数が毎年減少し、収入減となり、学会経営に影響しつつある。
- また、会員の30%がアカデミア(研究教育)であり、70%が産業界てある。さらにアクティブメンバーはアカデミアの会員が中心である。今まで本学会はアクティブメンバー中心のサービスをしてきたように思われるが、今後は純粋アカデミアに閉じることなく、産業界や広い分野の潜在的な第三のユーザーにも積極的に関わり、アカデミアと産業界の融合を図り、拡大した会員各層へのバランスの取れたサービスを充実をさせ、日本の情報処理分野の根幹として、21世紀に向けて学会活動を活性化しつつ、会員をはじめ社会にとっても魅力ある学会としてゆくための実現可能な解決策を提言した。
- 両者の目指した目的は同じであったが、結果として一部、論文誌と研究会の協調等が、時間不足のため、未調整な部分もあるが、これらについては平成9年度理事会で調整しつつ、会員のメリットとなる方向で解決し実現してゆくこととした。
- 会員の皆様方におかれては、「日本をリードする責任ある学会にしてゆくためには」をキーワードにお読みいただき、重ねてご意見、ご提言をお願い申し上げます。
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◎平成7年度までの改善の経緯
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