組込みシステムシンポジウム(ESS2017)

組込みシステムシンポジウム(ESS2017)

日   程  : 2017年8月24日(木)~25日(金)
会   場  : 下呂温泉水明館

Webサイト : http://www.sigemb.jp/ESS/2017/

主   催  : 情報処理学会 組込みシステム研究会
同時開催 : 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST)

協   賛  : 情報処理学会ソフトウェア工学研究会
       情報処理学会システム・アーキテクチャ研究会
       情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会
       情報処理学会システムLSI設計技術研究会
       情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会
       電子情報通信学会
       日本ソフトウェア科学会

協賛企業 : オスカーテクノロジー株式会社
      株式会社フィックスターズ
      株式会社ビート・クラフト

開催の趣旨

 組込みシステムは,産業機器・通信端末・家電機器・自動車など多種多様な製品として人々の社会生活を支える重要な構成要素となっています.近年の社会基盤のIT化・ユビキタス化、IoTの普及に伴い,組込みシステムには,高い信頼性を保ちつつ、更なる技術イノベーションが求められるようになってきています.このためには組込みシステムに関するソフトウェアからハードウェア,通信基盤からアプリケーションなど多次元で幅広い技術を,モノ作りの視点から経済性・市場性といった社会的側面なども考慮しながら融合していくことが求められてきました.
 このような様々な角度からシステムを検討する必要性はますます増大しており,多種多様な分野の力の集結とこれによるイノベーションの誘発が,我々を取り巻く種々の課題の克服に求められています.そこでESS2017では「つなぐ組込みシステム」をテーマとし,研究論文,実践経験報告,ポスター展示,パネルディスカッション,ワークショップ等を通じて,領域を超えた産学の技術者・実務者間の有益な情報交流の場を提供したいと考えています.
 組込みシステム研究会は,組込みシステム技術および組込みソフトウェア技術に関する研究の活性化を目的として,2006年4月に結成されました.既に,2016年12月までに43回の研究会を開催し,例年10月には組込みシステムシンポジウムを開催するなど,組込みシステム全般に関する幅広い領域の研究者・実務者に対して交流の場を提供してまいりました.
 これまでの組込みシステムシンポジウムでの経験と組込みシステム全体に対する社会的要望の高まりを踏まえ,2017年度も組込みシステム研究会として,組込みシステムシンポジウムを開催したいと考えております.
 

参加申込

参加費(税込)
参加種別 金額
EMB研究会登録会員
(協賛のIPSJ研究会登録会員を含む)
29,000円(宿泊・食事込)
IPSJ会員(協賛団体会員を含む)
30,000円(宿泊・食事込)
非会員
32,000円(宿泊・食事込)
学生会員
(協賛団体学生会員を含む)
18,000円(宿泊・食事込)
学生非会員
19,000円(宿泊・食事込)
(論文アクセスは不可)
ロボットチャレンジ参加学生
17,000円(宿泊・食事込)
ロボットチャレンジサテライト参加学生 3,000円

申込締切 
2017年7月31日(月)

申込方法
 :  以下の学会Webページ参加申込書にてお申込みください。 申込は締め切りました。
       https://www.ipsj.or.jp/02moshikomi/event/event-ess2017.html

(注1)今年度は宿泊込のイベントとなります。宿泊は4~6人1部屋の相部屋を予定しています。
    諸事情で個室を希望される方は、追加料金を払うことで個室に変更できます。
(注2)参加費には,食事(初日の昼食と夕食,2日目の朝食と昼食),宿泊費,予稿集代が含まれます。
(注3)特別な事情があり、宿泊なしでの参加を希望される場合には、ESS実行委員会にご連絡ください。
(注4)論文集は、情報処理学会の電子図書館(情報学広場)への掲載のみとなります。
    媒体の提供はございませんのでご注意ください。参加申込された方には公開後
    (公開日:2017年8月17日)にアクセス方法をメールにてご案内いたします。
(注5)ESS2017にお申込みいただいた方は、同時開催のSWESTの講演も聴講出来ます。

参加費振込先 :
    こちらをご覧下さい。クレジットカード決済・コンビニ決済の場合はこちらをご覧ください。
    ※原則8月末までにご入金ください。9月以降になる場合は、その旨ご連絡ください。
    ※当日現金払いはお選びいただけません。
 

プログラム(案)

プログラムは変更の可能性があります。
最新情報はhttp://www.sigemb.jp/ESS/2017/でもご確認ください。

8月24日(木)

[10:30~11:45]●ロボット・その他
(Work-in-Progress論文)
(1) 複数台分散ロボットサービスのためのIoT/IoRプラットフォームの実現に向けて
  菅谷 みどり,小野 健也,寒竹 俊之,長島 聡志,小泉 亘平
(2) 組込みデバイスを活用したROSコンポーネントの軽量実行環境の初期検討
  森 智也,高瀬 英希,高木 一義,高木 直史
(3) 仮想マシンの実行に特化したセンサネットワークOS
  Tanabe Satoshi
(4) FPGAスイッチを用いたディープラーニングのパラメータ更新の検討
  竹本 一馬,松谷 宏紀
(5) 継続的なリハビリテーション促進システムの検討
  保科 篤志,武井 祐一,伊藤 哲平,菅谷 みどり

[13:00~13:20]○オープニング

[13:20~14:50]●基調講演

(6) Connected Vehicle Platformにおける北米技術動向と、日本の大学生・若手技術者への期待
  佐藤 洋介(DENSO International America,INC.,
     North America Research Center,Electronics Platform(e–PF) )

[15:00~16:30]●ポスター ※ポスター一覧は下部参照

[16:30~17:30]●招待講演

(7) チップ間誘導結合TCI(Through Chip Interface)を利用したビルディングブロック型計算
  システムのTwin Tower計画
  天野 英晴(慶應義塾大学 理工学部)

[17:30~18:00]●スポンサー講演 ※企業展示一覧は下部参照

[18:30~20:30]○懇親会
[21:00~22:30]○EmbLT



8月25日(金)

[9:00~10:20]●モデルベース,電力
((10)と(11)はWork-in-Progress論文)
(8) 複数台の移動ロボットのバッテリ残量を考慮した総電力削減手法
  寒竹 俊之,中野 美由紀,菅谷 みどり
(9) モデル駆動開発による消費電力自己適応型ソフトウェアの開発方法論
  田中 文也,久住 憲嗣,石田 繁巳,福田 晃
(10)共有資源を用いる制御システムのための SysML 2 に向けた解析モデルの検討
  田中 輝明,武内 良典,今井 正治
(11)Energy-Efficient Allocation of Periodic Real-Time Tasks for Heterogeneous System
  by Execution-Variance
  Yang Qin,Gang Zeng,Roy Kurachi,Yutaka Matsubara,Hiroaki Takada

[10:30~11:45]●ROS
(12)ContextROS: ロボットペレーティングシステムへのコンテキスト指向プログラミングの適用
  佐伯 優太,谷川 郁太,久住 憲嗣,福田 晃
(13)スケーラブルなROS環境に向けた資源管理機構
  福富大輔,安積卓也,加藤真平,西尾信彦
(14)ハードウェアTCP/IPスタックを使用したROS準拠FPGAコンポーネントの通信性能評価 
  Yuhei Sugata,Takeshi Ohkawa,Kanemitsu Ootsu,Takashi Yokota

[13:00~14:00]●通信,スケジューリング(Work-in-Progress論文)
(15)リアルタイム通信集約プロトコル向け輻輳制御手法
  金井 遵,大西 直哉,松山 拓紀
(16)組込みシステム向けのポータブルDoSテストツール
  長柄 啓悟,青木 克憲,松原 豊,高田 広章
(17)Priority Assignment of Wait-Lock Queuing for Mutual Exclusion in Multiprocessor
  Synchronization Protocol
  Zhongqi Ma,Ryo Kurachi,Gang Zeng,Hiroaki Takada
(18)IoT環境での利用を意識した「情報の符号化」教材の改良の試み
  大島亨貴,香山瑞恵,舘 伸幸,山根ゆりえ

[14:10~15:10]●教育(Work-in-Progress論文)
(19)組込みシステムの制御対象となる硬貨返却教材の開発
  澤田 直
(20)組込みシステム開発を題材とした学部生向けPBLの実施と学習経過に関する考察
  中村 啓之,内山 英昭,早志 英朗,島田 敬士,峯 恒憲
(21)タブレット端末を活用したアセンブリ言語プログラミング演習環境の開発
  古庄 裕貴
(22)教員が使いやすいプログラミング教育環境
  舘 伸幸,香山瑞恵

[15:20~16:20]●クロージングパネル
(23)IoT/CPS時代における組込みシステム分野の教育の展望
  渡辺晴美 東海大学(組込みシステム研究会主査)
  高田広章 名古屋大学(SWEST実行委員長)

[16:20~16:35]○クロージング

---------------------------

【ロボットチャレンジ】

(24)ESSロボットチャレンジ2017
(25)ESSロボットチャレンジ2017 チームポスター

【ポスター一覧】
(26)モデルベース開発におけるクロスレイヤ設計手法のマルチコア上モータ制御実装への適用
  竹松慎弥,鍾 兆前,井上雅理,横山静香,小島流石,近藤真己,
  中本幸一,安積卓也,道木慎二,本田晋也,枝廣正人
(27)惑星探査ローバのARLISS2017における動作ログの分析
  斎藤 卓也,秋山 実穂
(28)惑星探査ローバにおけるXBeeのGPS測位精度影響の研究
  斎藤 卓也,秋山 実穂
(29)複数台ロボットの総電力削減手法に向けたシミュレーション評価
  寒竹 俊之,中野 美由紀,菅谷 みどり
(30)分散ロボットサービスにおける IoT技術の応用に向けた課題
  長島 聡志,小泉 亘平,寒竹 俊之,菅谷 みどり
(31)リハビリロボットへの感情分析手法の応用の検討
  保科 篤志,Siriwat Limwattana,菅谷 みどり
(32)コンフィギュラブルLSIのためのソフトウェア志向のシステムレベル設計環境の初期検討
  高瀬 英希,玉野 浩二,西山 高浩
(33)コンテキスト指向ソフトウェア開発方法論RT-COM構想の概要
  渡辺 晴美,今村 誠,海老原 秀亮,小倉 信彦,久住 憲嗣,菅谷 みどり
(34)小規模組み込みシステム向けFRP言語とその自己反映機構
  渡部卓雄
(35)ROSシステム開発要件解析のためのFPGAコンポーネントを用いた評価用ロボット
  河村 まりや,佐藤 未来子,大川 猛,渡辺 晴美

【企業展示】
(36)Lens Free Imager
  竹本 正志(株式会社ビート・クラフト)
(37)ESS2017でのオスカーテクノロジーの展示概要
  シューマッハー クリストフ(オスカーテクノロジー株式会社)
(38)Olive故障予知プラットフォーム
  柳澤 一,上部 なほ子,近村 啓史(株式会社フィックスターズ)

    

運営組織

実行委員長  :   菅谷 みどり(芝浦工大)
実行副委員長  :   田中 清史(JAIST)
実行副委員長  :  大川 猛(宇都宮大)
運営委員長  :  松原 豊(名大)
運営副委員長  :  多和田 雅師(早大)
運営副委員長  :   細合 晋太郎(チェンジビジョン)
広報委員長  :  後藤 文康(アイシン・コムクルーズ)
総務委員長  :   木村 啓二(早大)
アドバイザ  :  岡野 浩三(信州大)
プログラム委員長  :   久住 憲嗣(九大)
プログラム副委員長  :   吉村健太郎(日立)
プログラム副委員長  :   松谷宏紀(慶大)
ESSRC 実行委員長  :   元木 誠(関東学院大)
ESSRC 顧問  :   二上 貴夫(東陽テクニカ)

問合先

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
一般社団法人 情報処理学会
調査研究 研究部門  E-mail:sig "at" ipsj.or.jp
TEL:(03)3518-8372 / FAX:(03)3518-8375