「クラウドソーシング/ヒューマンコンピュテーション」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

本特集では、クラウドソーシングやヒューマンコンピュテーションの活用に関して、著者自身によるプラクティスに基づいた論文を募集します。

「インターネットを通じて不特定多数の人に仕事を依頼すること、もしくはその仕組み」を意味するクラウドソーシングの考え方は2000年代初頭に提唱され、以降、Amazon Mechanical Turkなどのプラットフォームの出現によってさまざまな分野での利用が拡大しました。依頼者にとっては必要に応じた労働力調達の手段として、働き手にとっては場所や時間にとらわれない新しい働き方として注目され、現在では労働力市場の一つの形として定着してきています。さらには近年、Uberに代表されるシェアリングエコノミーが注目されていますが、これらは物理的な世界におけるクラウドソーシングの一種と考えることもでき、今後もその流れは一層広まっていくと思われます。

一方、上記の流れと並行して、人工知能分野においては、コンピュータには困難であるが人間には比較的容易な課題を、後者の助けを借りて実施するというアプローチとしてヒューマンコンピュテーションの考え方が提唱され、盛んに研究が行われています。ヒューマンコンピュテーションの実施プラットフォームとしてクラウドソーシングプラットフォームが利用され、その発展を支えています。

このように密接なかかわりをもって発展してきた両者ですが、たとえば理論的な研究結果がクラウドソーシングのビジネスにおいて差別化要素として機能しているかというと、必ずしもそうとはいえません。一方で、産業界にもさまざまな先進的試みやビジネスモデルがありますが、これらが学術界で広く知られているともいえません。

そこで、本特集では、さまざまなビジネス/アプリケーションに活用が広がっているクラウドソーシングやヒューマンコンピュテーションの実践事例を募集します。実践事例から、その効果を高めたり、その活用を拡げたりするのに有用な知見の共有を目指します。

トピックとして、たとえば:

・クラウドソーシングプラットフォームの開発、運営事例
・クラウドソーシングを利用したビジネスの実施事例
・クラウドソーシングを利用したデータ収集事例
・研究開発(学習用データ作成、評価作業等)におけるクラウドソーシングの活用事例
・システム開発、デザイン分野等での実践事例
・データ分析コンペティションの実践事例
・教育への活用事例
・物理的なクラウドソーシングの実践事例

などを含みます。

多くの皆様からの投稿をお待ちしております。

投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読の上、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2018年2月5日(月)17:00

(3) 掲載特集号:2018年10月号(Vol.9 No.4)

(4) 特集エディタ:鹿島久嗣(京都大学),福島俊一(科学技術振興機構)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)
編集委員:荒木拓也(日本電気),飯村結香子(NTT),位野木万里(工学院大学),今原修一郎(東芝),大嶋嘉人(NTT),鬼塚 真(大阪大学),上條浩一(日本IBM),北村操代(三菱電機),齋藤正史(金沢工業大学),澤谷由里子(東京工科大学),澤邉知子(日本大学),柴崎辰彦(富士通),新田 清(ヤフー),濱崎雅弘(産業技術総合研究所),平井千秋(日立製作所),平林元明(日立製作所),福島俊一(科学技術振興機構),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原陽子(レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ),細野 繁(日本電気)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)


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