「人工知能の実践的活用」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

本特集では,実社会で役立つ場面が急速に広がっている人工知能の活用に関する,著者自身のプラクティスにもとづく論文を募集します.

近年のビッグデータの驚異的な増加と遍在化は,ディープラーニングをはじめとする機械学習手法の発展と呼応し,これまで人にしかできないと思われていた業務や,人手による作業に依存してスケールしないと思われていた業務のIT化への期待感を高めています.さらにセンサ装置やモバイル機器の一層の普及に伴い,個々のユーザの行動や履歴,位置や天候といった状況を考慮したInternet of Thingsを前提とする新たなサービス創出にもつながることから,いわゆる人工知能技術を利用した知的なシステムが多くの産業分野に浸透することが予見されています.

人工知能の応用や市場規模についてはいくつもの調査報告がありますが,今後5〜10年のうちに世界市場で1兆円規模に成長すると予測されています.その要素技術もロボット,エキスパートシステムや意思決定支援のためのシステム,音声・対話アシスタント,組込みシステム,ニューロコンピュータなど多様な分野に拡大しており,国内でも公共機関や民間企業において人工知能の研究開発拠点が開設され始めました.これからは,人工知能の研究および実践にデータサイエンティスト的な専門性だけでなく,学習するシステムに必要なデータの効果的な収集・構築や分野に適合した知的システムのアーキテクト的な専門性も重視されるようになるでしょう.消費者はより一層クールなサービスに敏感になり,企業はそういったサービスの市場提供を加速させるでしょう.

本特集号では,こういった人工知能の新しい展開を見据えて,これまでの人工知能技術の利活用から,最新の機械学習手法の実践まで,著者自身が実践された事例に加えて,そこから得られた知見や提案をプラクティス論文として募集したいと考えます.

  • 長期にわたって運用されているエキスパートシステムや推薦システムの事例
  • ビッグデータから学習するシステムの稼動に成功した事例
  • エッジ側とサーバ側との有効な連携を行う知的サービスの事例
  • 身体性・可動性を伴うロボットなどの機器と知的なシステムとの連携の事例

など興味のある事例は尽きません.人工知能が社会の役に立ち人間にはできない問題解決を可能にしている実践例や,人工知能の有用性を高めるポイントは何かなど,今後の日本の人工知能研究と,少子高齢化に直面する産業界のスマートな活性化に資するべく,多くの皆様からの投稿をお待ちしております.


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2016年2月5日(金)17:00

(3) 掲載特集号:2016年10月号(Vol.7 No.4)

(4) 特集エディタ:武田浩一(日本IBM),那須川哲哉(日本IBM),住田一男(東芝)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)
編集委員:赤津雅晴(日立製作所),伊藤 智(産業技術総合研究所),位野木万里(工学院大学),浦本直彦(日本IBM),海老原吉晶(オムロン),上條浩一(日本IBM),斎藤 忍(NTT),齋藤正史(金沢工業大学),颯々野学(ヤフー),澤谷由里子(早稲田大学),住田一男(東芝),中野美由紀(芝浦工業大学),那須川哲哉(日本IBM),平山雅之(日本大学),福島俊一(NEC),冨士 仁(NTT),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原陽子(日本IBM),峯松信明(東京大学)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)


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